べっ‐こ【別戸】
別に一家を構えること。また、その家。「独立して—を構える」
べっ‐こ【別個/別箇】
[名・形動] 1 別のものであること。また、そのさま。「—な(の)立場で検討する」 2 一つ一つ切り離されているこ...
べっ‐こう【別項】
別の条項。別の項目。「細目については—に記載する」
べっ‐こう【鼈甲】
1 海ガメの一種タイマイの甲を加工して作った装飾品の材料。半透明で、黒と黄のまだらの模様がある。櫛(くし)・ブロー...
べっこう‐あめ【鼈甲飴】
黒砂糖や赤ざらめなどを煮て溶かし、型に流して固めた飴。色が鼈甲に似る。
べっこう‐いろ【鼈甲色】
鼈甲1のような色。やや黒みを帯びた黄色や透明な黄褐色など。
べっこう‐づけ【鼈甲漬(け)】
野菜や魚肉を、醤油・みりんなどを混ぜた汁に漬けたもの。色が鼈甲(べっこう)に似ることから。
べっこう‐とんぼ【鼈甲蜻蛉】
トンボ科の昆虫。体長4センチくらい。体色は、羽化後は黄褐色、ついでオリーブ色に変じ、老熟すると茶褐色になる。4枚の...
べっこう‐ばえ【鼈甲蠅】
双翅(そうし)目ベッコウバエ科の昆虫。体長2センチくらいで、全体に黄褐色。翅(はね)に数個の黒褐色の紋がある。森林...
べっこう‐ばち【鼈甲蜂】
1 膜翅(まくし)目ベッコウバチ科の昆虫。体長約2.5センチ、体は黒色で頭と胸に黄褐色の紋があり、翅は黄褐色。雌は...
べっ‐こん【別懇】
[名・形動]特に懇意なこと。また、そのさま。昵懇(じっこん)。「貴方とは親御の時分から—にした事だから」〈円朝・怪...
べっ‐さい【別才】
特別の才能。また、別の才能。
べっ‐さつ【別冊】
1 雑誌・双書・全書などの付録として別にまとめられた本。「—として索引をつける」「—付録」 2 定期刊行物とは別に...
ベッサラビア
東ヨーロッパ、黒海に注ぐドニエストル川とプルート川との間の地域の旧称。トルコ領からロシア領となり、一時ルーマニア領...
べっ‐し【別使】
別の使いの者。また、特別の使者。特使。
べっ‐し【別紙】
1 別の紙。ほかの紙。「—に清書する」 2 書類などで、本書に添えた別の紙、または文書。「詳細は—を参照のこと」
べっ‐し【蔑視】
[名](スル)相手をあなどって見くだすこと。「—に耐えられない」
べっ‐しつ【別室】
1 別のへや。ほかのへや。「—にさがる」 2 特別に設けられた部屋。「ホテルの—を予約する」 3 「側室(そくしつ...
べっ‐して【別して】
[副]格別であるさま。特に。とりわけ。「扱いは—慎重さを必要とする」
べっし‐どうざん【別子銅山】
愛媛県東部、新居浜(にいはま)市にあった銅山。元禄3年(1690)に発見され、以来、住友家が経営。少量の金・銀も産...
べっし‐はいたつ【別使配達】
電報で、直接配達区域外にあてたものを、特別の配達人を仕立てて配達すること。
べっ‐しゅ【別種】
別の種類。ほかの種類。
べっ‐しゅう【別集】
漢籍で、個人別の詩文集。→総集
べっ‐しゅく【別宿】
宿を別にすること。別々に宿泊すること。また、その宿。
べっ‐しょ【別所/別処】
1 別の場所。 2 新しく開墾した土地。 3 仏語。 ㋐本寺から離れた一定の区域内の、僧が修行のためにとどまる場所...
べっ‐しょ【別書】
別に書くこと。また、別に書いたもの。別の文書・書状。
べっ‐しょ【別墅】
別荘。別邸。「大なる—を構え」〈鴎外訳・即興詩人〉
べっしょ【別所】
姓氏の一。 [補説]「別所」姓の人物別所毅彦(べっしょたけひこ)別所長治(べっしょながはる)
べっ‐しょう【別称】
別の呼び名。別の名称。
べっ‐しょう【蔑称】
相手や第三者、またはその動作や状態をさげすんでいう言い方。
べっしょ‐おんせん【別所温泉】
長野県上田市別所にある温泉。泉質は硫黄泉。付近に八角三重塔で知られる安楽寺がある。
べっしょ‐たけひこ【別所毅彦】
[1922〜1999]プロ野球選手・監督。兵庫の生まれ。昭和17年(1942)南海(福岡ソフトバンクの前身)に投手...
べっしょ‐ながはる【別所長治】
[1558〜1580]戦国時代の武将。播磨三木城城主。織田信長の命による羽柴秀吉の中国攻めに抗戦、2年の籠城ののち...
べっ‐しん【別心】
そむこうとする気持ち。ふたごころ。「頼朝—を存ぜずといへども」〈盛衰記・一三〉
べっ‐せい【別製】
特に念を入れてつくること。また、そのもの。特製。「引出物の—の和菓子」
べっ‐せかい【別世界】
1 地球以外の世界。 2 現実とはかけ離れた環境。別天地。「冬のアルプスは下界とは—だ」 3 全く異なった生活環境...
べっせかいつうしん【別世界通信】
荒俣宏の著作。昭和52年(1977)刊。トールキン、ウェルズなど、英米の主要なファンタジー文学を紹介。平成14年(...
べっ‐せき【別席】
1 別に設けられた宴席や座敷。「会議のあと—を設ける」 2 席が別々であること。
ベッセマー
[1813〜1898]英国の冶金技術者。酸性転炉を発明、銑鉄から鋼鉄を安価に大量生産して製鉄業に革新をもたらした。...
ベッセル
[1784〜1846]ドイツの天文学者。ケーニヒスベルク天文台初代台長。白鳥座61番星の、年周視差の測定に成功した...
ベッセル
米国ニューヨーク市マンハッタン南西部のハドソンヤードにある建物。英国のデザイナー、トーマス=ヘザーウィックによる設...
ベッセル‐かんすう【ベッセル関数】
ベッセルの微分方程式の解となる関数。円柱座標または極座標で惑星軌道の時間変化を解く際などに現れる二階の微分方程式の...
ベッセル‐だえんたい【ベッセル楕円体】
1841年にドイツの天文学者ベッセルが導いた準拠楕円体。日本では近代測量が始まった明治時代以来、同楕円体が採用され...
ベッセル‐ねん【ベッセル年】
《Besselian year》平均太陽の赤経が18時40分に達した瞬間を年初とする回帰年。長さは1太陽年に等しい...
べっ‐せん【別選】
別に選ぶこと。特別に選ぶこと。
べっ‐そう【別荘】
ふだん生活している家とは別に、避暑・避寒・休養などの目的で気候や風景のよい土地につくられた家。
べっ‐そう【別送】
[名](スル)別途に送ること。「本は明日—します」
べっ‐そく【別足】
雉(きじ)の股(もも)などを焼いて足先を紙で包んだ料理。大饗(たいきょう)のときに正客に供した。「—の食ひやう見習...
べっ‐そん【別尊】
1 寺院で、本尊とは別に供養する尊像。 2 密教で、修法のために特別に勧請(かんじょう)される一尊。
べっそん‐ほう【別尊法】
密教で、ある一尊を本尊として行う修法。