む‐しゅう【無臭】
においやくさみがないこと。「無味—の液体」
む‐しゅう【無執】
「無着(むじゃく)」に同じ。
む‐しゅう【無終】
《古くは「むじゅう」》終わりのないこと。果てしのないこと。「—無限の道程をたどり行く旅人として」〈寅彦・相対性原理...
む‐しゅうきょう【無宗教】
一定の信仰を持たないこと。また、宗教そのものに無関心なこと。
む‐しゅぎ【無主義】
主義主張を持たないこと。
む‐しゅく【無宿】
1 住む家がないこと。また、その人。やどなし。 2 江戸時代、百姓・町人が駆け落ち・勘当などにより人別帳から名前を...
むしゅく‐もの【無宿者】
無宿の人。やどなし。
むしゅく‐ろう【無宿牢】
江戸時代、無宿の罪人を入れた牢。二間牢(にけんろう)。
むしゅ‐ち【無主地】
所有者が定まっていない土地。また、どの国にも領有されていない土地。
む‐しゅび【無首尾】
「不首尾(ふしゅび)」に同じ。
むしゅ‐ふう【無主風】
世阿弥の能楽論で、似せているだけで、自分のものとして体得しきっていない芸の段階。⇔有主風(うしゅふう)。
むしゅ‐ぶつ【無主物】
所有者のない物。
むしゅぶつ‐せんせん【無主物先占】
⇒先占(せんせん)2
む‐しゅみ【無趣味】
[名・形動]趣味をもたないこと。風流心のないこと。また、そのさま。無風流。没趣味。「—な(の)人」「—な(の)花瓶」
む‐しょ
刑務所をいう俗語。「—帰り」 [補説]監獄をいう「虫寄場(むしよせば)」の略からか。俗に「刑務所」の略ともするが、...
む‐しょ【墓所】
「ぼしょ(墓所)」に同じ。「—へ参り候」〈謡・定家〉
む‐しょい【無所畏】
「無畏(むい)」に同じ。
む‐しょう【無生】
仏語。生じることがないこと。生滅変化しないこと。また、生じたり変化したりする迷いを超えた絶対の真理、または悟り。
む‐しょう【無性】
[名]仏語。 1 《「無自性」の略》実体のないこと。 2 《「無仏性」の略》仏性のないもの。悟りを開く素質のないも...
む‐しょう【無償】
1 報酬のないこと。また、報酬を求めないこと。「—の奉仕」 2 代金を払わないでいいこと。ただ。無料。「—で貸与す...
む‐しょう【霧消】
[名](スル)霧が晴れるように消えてなくなること。「不安が—する」「雲散—」
む‐しょう【霧鐘】
濃霧のとき、船の遭難を防ぐために打ち鳴らす警鐘。
む‐しょう【無床】
(患者用の)ベッドがないこと。ベッドを置かないこと。「—診療所」→有床
むしょう‐けいやく【無償契約】
贈与・使用貸借などのように、当事者の一方だけが給付(出捐(しゅつえん))をする契約。⇔有償契約。
むしょう‐こう【無称光】
1 阿弥陀仏の発する十二光の一。言葉で言い表せないほどすばらしい光明。 2 無称光仏、すなわち阿弥陀仏のこと。
むしょう‐こうい【無償行為】
対価を得ないで給付(出捐(しゅつえん))をすることを内容とする法律行為。贈与・遺贈など。⇔有償行為。
むしょうこう‐せい【無症候性】
痛みや違和感などの自覚症状を伴わない病態。
むしょうこうせい‐キャリア【無症候性キャリア】
疾患の原因となるウイルスや細菌に感染しているのに、症状が現れていない人をいう。→キャリア4
むしょうこうせい‐けつにょう【無症候性血尿】
尿に赤血球がみられるだけで、それ以外の症状を伴わない血尿。
むしょうこうせい‐しんきんきょけつ【無症候性心筋虚血】
胸痛などの自覚症状を伴わない心筋虚血。無痛性心筋虚血。
むしょう‐こうふ【無償交付】
1 無料で引き渡すこと。 2 新株を発行し、無償で株主に交付すること。
むしょうしゃ‐せんい【無放射遷移】
⇒非放射遷移
むしょう‐しんりょうじょ【無床診療所】
入院施設のない診療所。→有床診療所
むしょうじょう‐かんせん【無症状感染】
⇒不顕性感染
むしょう‐に【無性に】
[副] 1 ある感情が激しく起こるさま。むやみに。やたらに。「—腹が立つ」「—故郷が恋しい」 2 あとさきを考えず...
むしょう‐にん【無生忍】
《「無生法忍」の略。忍は認知の意》仏語。生じることも滅することもないという真理を認識すること。また、その真理を悟っ...
む‐しょく【無色】
1 色がついていないこと。「—透明」⇔有色。 2 特定の主義・党派にかたよらないこと。「—の立場」
む‐しょく【無職】
定まった職がないこと。
むしょく‐こうぶつ【無色鉱物】
鉄やマグネシウムを含まず、無色か白色をしている造岩鉱物。石英・長石など。珪長(けいちょう)質鉱物。⇔有色鉱物。
む‐しょぞく【無所属】
特定の団体や党派に所属していないこと。また、その人。「—の候補者」
む‐しょとく【無所得】
1 収入がないこと。所得税では、収入金額から必要経費および諸控除を差し引いた金額がゼロ以下であること。 2 仏語。...
むし‐ようかん【蒸(し)羊羹】
小豆あんに砂糖・小麦粉などを加え、型に入れて蒸し上げた羊羹。
むし‐よけ【虫除け】
1 害虫が植物・紙・衣類などにつかないようにすること。また、その装置・薬品。 2 害虫や毒蛇などの害を防ぐという神...
むしり‐ざかな【毟り魚】
1 焼くなどした魚の身を細かにむしったもの。 2 祝いの席などで、大きな魚を煮てそのまま大皿で出し、皆で取って食うもの。
むしり‐と・る【毟り取る】
[動ラ五(四)]引きちぎるようにして取る。また、強引に取る。「羽を—・る」「有り金を全部—・られる」
むし‐りょうり【蒸(し)料理】
⇒蒸し物
む‐しりょく【無資力】
資力がないこと。運用できる財産を持たないこと。
むし・る【毟る/挘る】
[動ラ五(四)] 1 つかんだりつまんだりして引き抜く。「草を—・る」「羽を—・る」「毛を—・る」 2 肉や魚など...
むしろ【筵/莚/蓆/席】
1 藺(い)・わらなどを編んで作った敷物。 2 風流な会合などの席。えん。「うたげの—」
むしろ【寧ろ】
[副]二つを比べて、あれよりもこれを選ぶ、また、これのほうがよりよいという気持ちを表す。どちらかといえば。「休日は...