むげん‐げき【夢幻劇】
1 夢における人間生活を描いた戯曲。ストリンドベリの「ダマスクスへ」など。 2 夢幻的な世界を題材とし、観客を夢幻...
むげん‐こうたい【無限後退】
ある事柄を成立させている原因や条件を求めて、その原因の原因、また、その条件の条件というように限りなくさかのぼってい...
むげんざいのおんやどり【無原罪の御宿り】
《原題、(スペイン)La Inmaculada Concepción》エル=グレコの絵画。カンバスに油彩。縦348...
むげん‐しゅうごう【無限集合】
数学で、元の数が無限である集合。
むげん‐しょう【無限小】
1 限りなく小さいこと。 2 数学で、変数が限りなく零に近づくこと。また、その変数。⇔無限大。
むげんしょうかいせき【無限小解析】
《原題、(フランス)Analyse des Infiniment Petits pour l'Intelligen...
むげんしょうかいせきにゅうもん【無限小解析入門】
《(ラテン)Introductio in analysin infinitorum》スイスの数学者、オイラーの著作...
むげん‐しょうすう【無限小数】
数学で、小数点以下の桁(けた)数が限りなく続く小数。循環小数と循環しない小数とがあり、前者は有理数を、後者は無理数...
むげん‐すうれつ【無限数列】
数学で、項の数が無限に多くある数列。
むげん‐スクロール【無限スクロール】
《infinite scroll》ウェブサイトのページ構成の一で、閲覧者がコンテンツをスクロールすると、ページの切...
むげん‐せきにん【無限責任】
債務者の全財産で債務を支払うべき責任。⇔有限責任。
むげんせきにん‐しゃいん【無限責任社員】
会社の債務について、会社債権者に対し、直接に無限責任を負う社員。合名会社は無限責任社員だけで構成され、合資会社は無...
むげんせきにん‐ちゅうかんほうじん【無限責任中間法人】
旧中間法人法に基づく法人形態で、中間法人の一種。法人の債務について、法人の社員が無限連帯責任を負う点に特徴がある。...
む‐げんそく【無原則】
[名・形動]原則がないこと。基本方針がはっきりしていないこと。また、そのさま。「—なやり方」
むげん‐だい【無限大】
[名・形動] 1 限りなく大きいこと。「—な(の)宇宙」 2 数学で、変数xの絶対値がどんな正の数よりも大きくなり...
むげんていてきせい‐いけん【無限定適正意見】
企業の財務諸表や内部統制報告書を監査した会計監査人が、監査報告書の中で表明する監査意見の一つ。すべての重要な点にお...
むげん‐てき【夢幻的】
[形動]夢や幻のような感じのするさま。「ライトアップした—な夜景」
むげんとれんぞく【無限と連続】
数学者、遠山啓の著作。副題「現代数学の展望」。昭和27年(1952)刊。現代数学の根本概念を解説する。
むげん‐のう【夢幻能】
能で、主人公(シテ)が、神・霊・精など超自然的存在のもの。全体がワキの見た夢か幻であるという構成になっているところ...
むげん‐ほうよう【夢幻泡影】
仏語。夢と幻と泡と影。人生のはかないことのたとえ。
むげんほうよう【無限抱擁】
滝井孝作の私小説。「新小説」「改造」などに掲載された四つの短編作品を、一つの長編作品としてまとめたもの。昭和2年(...
むげん‐ループ【無限ループ】
1 コンピューターのプログラムで、ある処理が無限に繰り返されること。プログラムの欠陥で起こるほか、意図的に設けられ...
むげんれんさ‐こう【無限連鎖講】
⇒鼠講(ねずみこう)
むげんれんさこう‐ぼうしほう【無限連鎖講防止法】
⇒鼠講(ねずみこう)防止法
むげん‐わ【無限和】
無限級数の和。数列anに対し、第n項までの和をSnと定義する。もし、nが無限大のとき、SnがSに収束した場合、無限...
むこ【婿/聟/壻】
1 結婚して妻の家系に入った男性。「—を取る」⇔嫁。 2 娘の夫。娘むこ。女婿(じょせい)。⇔嫁。 3 結婚したば...
む‐こ【無辜】
《「辜」は罪の意》罪のないこと。また、その人。「家臣を擅(ほしいまま)に手刃するばかりでなく、—の良民を捕えて」〈...
むこ‐いり【婿入り】
[名](スル) 1 結婚して妻の家の一員となること。また、その儀式。「ひとり娘の所へ—する」⇔嫁入り。 2 結婚後...
むこいり‐こん【婿入り婚】
婚姻成立祝いを妻方であげ、以後、夫は妻方に住み込むか妻訪いの形で婚姻生活が営まれるもの。一定期間ののち夫方に移るの...
むこう【向こう】
1 正面。前方。また、前方の比較的離れた場所。「—に見える山」「—にいる人を手招きする」 2 ㋐物を隔てた、あちら...
むこう【向日】
京都府南部の市。丘陵は竹の子の産地。長岡京跡がある。人口5.4万(2010)。
む‐こう【無功】
《「むごう」とも》功績がないこと。手がらがないこと。
む‐こう【無効】
[名・形動] 1 ききめのないこと。効力を持たないこと。また、そのさま。「今回の投票では—な票が多い」「途中下車前...
むこう‐あわせ【向こう合(わ)せ】
1 「向かい合わせ」に同じ。「三つ宛(ずつ)—に並んでいる小型な浴槽の外に」〈漱石・明暗〉 2 釣りで、魚が餌に食...
むこう‐いき【向こう意気】
相手に対抗して張り合う気持ち。向こう気。「—が強い」
むこう‐うけ【向こう受け】
芝居で、向こう桟敷の観客の人気を得ること。転じて、広く一般の人気を得ること。「—をねらう」
むこう‐かぜ【向こう風】
「向かい風」に同じ。
むこう‐からもん【向こう唐門】
⇒向かい唐門
むこうがい‐しゃ【無公害車】
⇒ゼブ(ZEV)
むこう‐がし【向こう河岸】
川の対岸。
むこう‐がみ【向こう髪】
「前髪(まえがみ)2」に同じ。
むこう‐がわ【向こう側】
1 物を隔てたあちらの側。向かい側。「道路の—へ渡る」 2 交渉・競争の相手。先方。「—と交渉する」
むこう‐きず【向こう傷/向こう疵】
敵と戦って、からだの前面に受けた傷。⇔後ろ傷。
むこう‐ぎ【向こう気】
「向こう意気」に同じ。
むこう‐ぎし【向こう岸】
川・海峡・湾などの反対側の岸。対岸。向かい岸。
むこう‐ぎり【向こう切り】
茶室で、炉を点前畳(てまえだたみ)の客畳寄りの隅に切ること。また、その炉。
むこう‐こ【無口湖】
流出する河川をもたない湖。カスピ海・死海など。内陸湖。
むこう‐さじき【向こう桟敷】
江戸時代から明治時代の劇場で、舞台から見て正面2階の桟敷。
むこう‐ざま【向こう様】
[名・形動]《「むこうさま」とも》面と向かうこと。また、そのさま。向かい様。「—に褒めたてる」
むこうさんげん‐りょうどなり【向こう三軒両隣】
自分の家の向かい側の3軒と左右の2軒の家。親しく交際する近くの家。