もくざい‐ふきゅうきん【木材腐朽菌】
木材に含まれるリグニンやセルロースなどの難分解性の成分を腐朽し、栄養源とする菌類の総称。リグニンを分解する白色腐朽...
もくざいりようポイント‐じぎょう【木材利用ポイント事業】
国産木材の活用推進を図るために林野庁が実施する事業。地域産の木材を活用して住宅の新築や内外装の施工をしたり、木材製...
もく‐し【目眦】
まなじり。めじり。
もく‐し【目視】
[名](スル)目で見ること。「—しうる距離」
もく‐し【黙止】
[名](スル)黙ったままでいること。「其次を言わんとして忽ち—し」〈織田訳・花柳春話〉
もく‐し【黙示】
[名](スル)《「もくじ」とも》 1 暗黙のうちに意思や考えを表すこと。「—の意思表示」 2 隠された真理を示すこ...
もく‐し【黙思】
[名](スル)だまって思いにふけること。黙考。「野外を歩き歩き—していた」〈蘆花・思出の記〉
もく‐し【黙視】
[名](スル)だまって見ていること。関係せずに見守ること。「惨状を—するに忍びない」
もく‐し【黙識】
[名](スル)「もくしき(黙識)」に同じ。
もくし【黙示】
日本の文芸同人誌。辻亮一、八木義徳らが、早稲田大学在学中の昭和9年(1934)に創刊。同人には他に多田裕計、中村八...
もく‐しき【黙識】
[名](スル)だまって、心の中で会得すること。もくし。「これを暗記—する者は他日必ず思い半に過ることあらん」〈新聞...
もくし‐しんつう【黙識心通】
言葉に出さないで事柄の道理を悟ること。
もく‐しつ【木質】
1 木の性質。木のたち。 2 「木質部」に同じ。 3 木材に似た性質。
もくしつ‐か【木質化】
[名](スル)植物の細胞壁にリグニンが沈着して、組織が堅くなること。木化。
もくしつ‐せんい【木質繊維】
⇒木部繊維
もくしつ‐チップ【木質チップ】
⇒木材チップ
もくしつ‐バイオマス【木質バイオマス】
木材に由来するバイオマス(生物資源)。パルプ・紙・木質ボードの原料やバイオマス燃料などに利用される。
もくしつバイオマス‐はつでん【木質バイオマス発電】
木質バイオマスを燃料として利用するバイオマス発電。木材チップなどを直接燃焼させて発電する蒸気タービン発電方式や、化...
もくしつバイオマス‐ペレット【木質バイオマスペレット】
⇒木質ペレット
もくしつ‐ぶ【木質部】
樹木の幹の内部の、木質化して堅い部分。
もくしつ‐ペレット【木質ペレット】
燃料にするために廃材・間伐材・おがくずなどを固めたもの。木質バイオマスペレット。
もくしつ‐ボード【木質ボード】
木材チップを原料とした板状の製品の総称。原料を繊維状にしてから成型する繊維板、小片にしてから圧縮成型する削片板(パ...
もくし‐ぶんがく【黙示文学】
後期ユダヤ教や初期キリスト教で発達した宗教文学。象徴的言語・表現で神の啓示を述べている。旧約聖書の「ダニエル書」、...
もく‐しゅく【苜蓿】
ウマゴヤシの別名。《季 春》「—の焼跡蔽ふことをせず/波郷」
もく‐しょう【木匠】
大工。木工(もく)。こだくみ。
もく‐しょう【目笑】
[名](スル)目と目を見合わせて笑うこと。目くばせして笑うこと。「—を交わす」
もく‐しょう【目睫】
目とまつげ。転じて、きわめて近いところ。目前。「—に迫った九月十日」〈広津和郎・風雨強かるべし〉
もくしょう‐ぜん【黙照禅】
もっぱら座禅し、無念無想となることを修行する禅。曹洞宗系の禅風で、臨済宗の看話(かんな)禅に対する。
もくしょう‐の‐かん【目睫の間】
距離や時間がきわめて近いこと。「—に迫る」
もく‐しょく【黙食】
[名](スル)会話をせず、無言で食事をすること。 [補説]新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大防止...
もくしろく【黙示録】
1 新約聖書の最後の一書。95年ごろローマの迫害下にある小アジアの諸教会のキリスト教徒に激励と警告を与えるために書...
もくしろく‐の‐どうくつ【黙示録の洞窟】
《Spilaio Apokalipsis/Σπήλαιο Αποκάλυψης》ギリシャ東部、エーゲ海に浮かぶパト...
もくしろくのよんきし【黙示録の四騎士】
《原題、(スペイン)Los cuatro jinetes del Apocalipsis》ブラスコ=イバニェスの小...
もくしん‐かんしつ【木心乾漆】
乾漆の一。→乾漆2
もく‐じ【目次】
1 書物の内容を示した見出しを順序立てて書いたもの。 2 項目・題目などの順序。
もく‐じき【木食/木喰】
木の実や草だけを食べて修行すること。また、その人。
もくじき‐おうご【木食応其/木喰応其】
[1536〜1608]安土桃山時代の真言宗の僧。近江(おうみ)の人。字(あざな)は順良。初め武士であったが、高野山...
もくじき‐ぶつ【木喰仏】
木喰明満作の一木造の仏像。形式にとらわれない自由な作風で彫られ、全体に丸みを帯び、円満な相を持つ。温和な微笑み浮か...
もくじき‐みょうまん【木食明満/木喰明満】
[1718〜1810]江戸後期の僧。甲斐の人。45歳で木食戒を受けて守った。千体仏造像を発願して全国を遊行、素朴で...
もくじのせかい【杢二の世界】
笠原淳の短編小説。昭和58年(1983)発表。同年、第90回芥川賞受賞。
もく‐じゅう【黙従】
[名](スル)異議を言わずに服従すること。「己が意志を奴隷となし、偏えに—する者と」〈永峰秀樹訳・代議政体〉
もく‐じん【木人】
木で作った人の像。「立て置きたる—に向って、剣をとりひしぎ」〈太平記・三八〉
もく‐す【木酢】
⇒もくさく(木酢)
もく・す【目す】
[動サ五]「もく(目)する」(サ変)の五段化。「本物とは—・さない」 [動サ変]「もく(目)する」の文語形。
もく・する【目する】
[動サ変][文]もく・す[サ変] 1 目をつける。みなす。「首謀者と—・される」 2 認める。評価する。「だれから...
もく・する【沐する】
[動サ変][文]もく・す[サ変] 1 水や湯を頭からかぶる。髪やからだを洗う。「雨に—・し風に櫛ずり」〈織田訳・花...
もく・する【黙する】
[動サ変][文]もく・す[サ変]物を言うことをやめる。だまる。「—・して語らず」
も‐くず【藻屑】
海の中の藻などのくず。また、そのように取るに足らないもの。「海の—となる」
もくず‐がに【藻屑蟹】
イワガニ科のカニ。甲は丸みのある四角形で、甲幅6センチくらい。全体に緑褐色。はさみ脚に長い毛が密に生えている。内湾...
藻屑(もくず)と消(き)・える
海に沈んで死ぬたとえ。「海戦で多くの兵士が—・えた」