モロ‐じょう【モロ城】
《Castillo del Morro》キューバにあるサンペドロ‐デ‐ラ‐ロカ城の通称。
もろ‐ずね【諸脛】
左右のすね。「—を薙(な)いで、こけた所を」〈虎明狂・乳切木〉
もろ‐そで【諸袖】
左右の袖。「打ち伏して、—に顔を掩うた」〈木下尚江・良人の自白〉
モロタイ‐とう【モロタイ島】
《Pulau Morotai》インドネシア北東部、モルッカ諸島北端の島。ハルマヘラ島の北東岸沖に浮かぶ。密林に覆わ...
もろた‐ぶね【諸手船】
1 多くの櫓(ろ)のついた早船。また、2挺櫓の早船。 2 島根県松江市にある美保神社の諸手船神事に用いるくり舟。《...
もろたぶね‐しんじ【諸手船神事】
美保神社で12月3日(古くは陰暦11月中の午の日)に行われる祭礼。事代主神(ことしろぬしのかみ)が父大国主命に国譲...
モロッカン
多く複合語の形で用い、モロッコ人の、モロッコ風の、の意を表す。モロカン。「—サラダ」
モロック‐とかげ【モロック蜥蜴】
アガマ科のトカゲ。全身大きなとげ状のうろこで覆われ、恐ろしげな姿をしているが、性質はおとなしい。オーストラリアの内...
モロッコ
アフリカ北西部の国。正称、モロッコ王国。大西洋および地中海に面し、アトラス山脈が走る。首都ラバト。燐(りん)鉱石の...
モロッコ
米国の映画。1930年作。監督はスタンバーグ。主演はゲイリー=クーパー、マレーネ=ディートリヒ。北アフリカのモロッ...
モロッコ‐がわ【モロッコ革】
モロッコ産のなめし革。ヤギの皮をなめした良質のもので、婦人靴、書物の装丁、家具の上張りなどに用いる。
モロッコ‐じけん【モロッコ事件】
モロッコの支配をめぐって起こったフランスとドイツの2回にわたる紛争。第一次は1905年、フランスのモロッコ進出に反...
モロッコのユダヤじんのけっこんしき【モロッコのユダヤ人の結婚式】
《原題、(フランス)Noce juive au Maroc》ドラクロワの絵画。カンバスに油彩。北アフリカ滞在中、通...
もろ‐て【諸手/双手/両手】
《「もろで」とも》 1 左右の手。両手。「—突き」 2 (諸手)もろもろの軍隊。また、隊伍。「—にすぐれたりとの御...
もろて‐のし【諸手伸し】
日本泳法の一。横泳ぎの姿勢で、両手をそろえて胸の付近から体に沿ってかくと同時に足をあおる泳ぎ方。
諸手(もろて)を挙(あ)げて
⇒諸手を挙げる
諸手(もろて)を挙(あ)・げる
無条件に、また積極的に歓迎する。「—・げて賛成する」
もろ‐てん【諸点】
1 歌の評点で、左右の肩に打つ点。 2 漢文に訓点をつけるとき、送り仮名と返り点との両方をつけること。→片点
モロトフ
ロシア連邦の都市ペルミの旧称。
モロトフ
[1890〜1986]ソ連の政治家。1930年ソ連邦人民委員会議議長に就任、1939年外務人民委員として独ソ不可侵...
もろ‐とも【諸共】
[副]行動を共にするさま。あいともに。ともども。「戦車—自爆する」「死なば—」
もろ‐なみだ【諸涙】
ともに涙を流して泣くこと。「錦祥女はすがりつく母の袂(たもと)の—」〈浄・国性爺〉
もろ‐なり【諸成/胡頽子】
グミの古名。〈和名抄〉
モロニ
コモロ共和国の首都。グランドコモロ島の西岸に位置する。フランス領時代の1962年に、マヨット島のザウジから首都が移...
もろ‐に
[副]《「もろ」は諸の意か》まともに。直接に。完全に。「—ぶつかる」「—影響を受ける」
もろ‐ぬきで【諸抜(き)手】
日本泳法の一。足をあおりながら、両手を同時に背後から抜き、前方の水をかいて進むもの。
もろのぶ【師宣】
⇒菱川師宣(ひしかわもろのぶ)
もろ‐は【諸刃/両刃】
刀剣などで、鎬(しのぎ)を境に両方に刃がついていること。また、その刃物。りょうば。⇔片刃。
もろ‐はく【諸白】
麹(こうじ)用の米と蒸し米のどちらも、よく精白したもので造った上等の酒。
もろは‐ぐさ【両葉草】
フタバアオイの別名。
もろはし‐てつじ【諸橋轍次】
[1883〜1982]漢学者。新潟の生まれ。東京文理科大教授・静嘉堂文庫長などを歴任。昭和2年(1927)から同3...
もろ‐はず【双筈/諸筈/両筈】
相撲で、両手の親指と他の指を広げて矢筈(やはず)の形にし、相手のわきや胸などを押すこと。
もろ‐はだ【諸肌/両肌】
左右両方の肌。上半身の肌。両肌。⇔片肌。
諸肌(もろはだ)を脱(ぬ)・ぐ
1 衣の上半身全部を脱いで、両肌を現す。 2 全力を尽くし、事に当たる。
もろは‐づくり【諸刃造(り)】
日本刀の造り込みの一。鎬(しのぎ)を境に両方に刃があるが、左右対称でないもの。
諸刃(もろは)の剣(つるぎ)
《両辺に刃のついた剣は、相手を切ろうとして振り上げると、自分をも傷つける恐れのあることから》一方では非常に役に立つ...
もろ‐ばち【諸撥】
三味線の奏法で、撥で弦を上から弾いて、すぐ下から返すこと。→片撥(かたばち)
もろ‐ひざ【諸膝/両膝】
左右の膝。りょうひざ。「—をつく」
もろ‐びと【諸人】
《古くは「もろひと」》多くの人々。たくさんの人。衆人。
モロ‐ブランコ
ブラジル北東部、セアラー州の町ベベリベの郊外にある海岸。州都フォルタレザの南東約90キロメートルに位置する。波の浸...
モロヘイヤ
アオイ科の一年草。葉はシソに似て、花は黄色でオクラに似る。東地中海地方の原産で、アジア・アフリカの熱帯地方で野菜と...
もろ‐ほ【諸穂】
穂がたくさん出そろうこと。また、その穂。一説に、両茎の穂とも。「稲の穂の—に垂(し)でよこれちほもなし」〈神楽・木...
もろほし‐だいじろう【諸星大二郎】
[1949〜 ]漫画家。長野の生まれ。古代に題材をとった伝奇的な作品やSF作品などを手がける。代表作「妖怪ハンター...
もろ‐まい【諸舞】
東遊(あずまあそ)びを構成する駿河(するが)舞と求子(もとめご)舞の両方とも舞うこと。→片舞
もろ‐まゆ【諸眉】
「諸眉烏帽子(もろまゆえぼし)」の略。
もろまゆ‐えぼし【諸眉烏帽子】
立(たて)烏帽子。風折(かざおり)烏帽子の眉が左右両側にあるもの。
もろ‐み【諸味/醪】
酒・醤油などの醸造で、原料の混合したもの。また、それを熟成させたもの。まだ粕(かす)を絞ってないものをいう。
もろみ‐みそ【諸味味噌】
醤油(しょうゆ)のもろみを調味したり、塩漬け野菜などを刻んで漬け込んだりしたもの。醤(ひしお)味噌。
もろ‐むき【諸向き】
1 ウラジロの別名。 2 どちらにも向くこと。一説に、すべてが同方向を向くこと。「武蔵野の草は—かもかくも君がまに...
もろ‐め【諸目】
左右の目。両眼。両目。「—にてよく見んためにて候」〈就弓馬儀大概聞書〉