やま‐ぶか・い【山深い】
[形]山の奥深くにある。「—・い里の温泉宿」
やま‐ぶき【山吹】
1 バラ科の落葉低木。山間の湿地に多く、群生する。葉は互生し、卵形で先がとがり、縁に二重のぎざぎざがある。晩春、黄...
やま‐ぶき【山蕗】
1 山間に生えるフキ。 2 ツワブキの別名。
やまぶき‐いろ【山吹色】
1 ヤマブキの花のような色。黄色。こがねいろ。 2 黄金。大判・小判のこと。「—の重宝に事欠き給ふ御身ではなし」〈...
やまぶき‐おり【山吹織(り)】
縦糸に絹糸、横糸にガス糸または木綿糸を用いて織った織物。紋繻子(もんじゅす)の一種。女性用の帯地にする。
やまぶき‐がさね【山吹襲】
⇒山吹4
やまぶき‐しょうま【山吹升麻】
バラ科の多年草。山地に生え、高さ約1メートル。葉は9枚の小葉からなる複葉で、ヤマブキに似る。雌雄異株。夏、黄白色の...
やまぶき‐そう【山吹草】
ケシ科の多年草。山野の樹下に生え、高さ約30センチ。茎などに黄色い汁を含む。葉は卵形の小葉からなる羽状複葉。4、5...
やまぶき‐でっぽう【山吹鉄砲】
紙鉄砲に似た玩具で、細い竹筒の両端に山吹の髄を詰め、一方から棒で突くと、先端から音をたてて飛び出すもの。
やまぶき‐におい【山吹匂】
女房の装束、または懐紙などの襲(かさね)の色目の名。上を濃い山吹色に、しだいに下を薄い色にしたもの。女房の装束では...
やまぶきのはな【山吹の花】
豊島与志雄の短編小説。昭和28年(1953)、「群像」誌に発表。同作を表題作とする小説集は、昭和29年(1954)...
やま‐ぶし【山伏/山臥】
1 山野に住んで修行する僧。 2 修験者(しゅげんじゃ)のこと。 3 山野に野宿すること。また、その人。「—も野伏...
やまぶし‐かぐら【山伏神楽】
東北地方の山伏が伝えた神楽。御神体の獅子を舞わす権現舞(ごんげんまい)のほか、多くの演目があり、地方によって能舞・...
やまぶし‐たけ【山伏茸】
サンゴハリタケ科のキノコ。秋にナラ・カシ・ブナなどの幹に生える。白く球状で、表面を柔らかい針状の突起が垂れ下がって...
やま‐ぶどう【山葡萄】
ブドウ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。四国以北の山地に自生。葉と対生して巻きひげが出る。葉は五角形状をし、裏面に褐...
やま‐ぶみ【山踏み】
山中を歩くこと。特に、霊験のある山々の社寺を巡拝すること。また、その人。「ところどころ—し給ひて、行ひ給ひけり」〈...