よの【与野】
埼玉県南東部にあった市。大宮・浦和市と合併してさいたま市となり、区制施行で中央区となった。→さいたま
よ‐の【四幅/四布】
1 布の幅が並幅4枚分あること。また、その布。よはば。 2 「四幅(よの)布団」の略。
よ‐の【世の】
[連語]《天下周知の、の意から、程度のはなはだしいさまを表す》たいへんな。この上ない。「—痴(し)れ者かな」〈徒然...
よのあけるまで【夜の明けるまで】
北原亜以子の短編時代小説。また、同作を表題作とする短編小説集。江戸深川の木戸番夫婦を中心とするシリーズものの一作。...
よ‐のう【予納】
[名](スル)前もって納めること。前納。「手数料を—する」
よ‐のう
[連語]《終助詞「よ」+終助詞「のう」》感動・詠嘆の気持ちを込めて、念を押す意を表す。…(だ)ねえ。「まして母(は...
よ‐の‐おぼえ【世の覚え】
世間の評判。世の中の信用。「—がめでたい」
よ‐の‐おもし【世の重し】
「世の固め」に同じ。「—とものし給へる大臣の」〈源・賢木〉
よ‐の‐かぎり【世の限り】
1 命のあるかぎり。死ぬまで。一生涯。「立ちしなふ君が姿を忘れずは—にや恋ひ渡りなむ」〈万・四四四一〉 2 この世...
よ‐の‐かため【世の固め】
世の中をしっかりと治めること。また、その地位・人。「つひには—となるべき人なれば」〈源・若菜上〉
よ‐の‐きこえ【世の聞こえ】
世間の評判やうわさ。「—をはばかる」「二条の后(きさき)に忍びて参りけるを、—ありければ」〈伊勢・五〉
よ‐の‐ぎ【余の儀】
「余の儀にあらず」などと否定表現を伴って用い、次に述べる事柄を強調する。別の理由。「君を呼んだのは—ではない」
よ‐の‐ことごと【世の悉/世の尽】
命あるかぎり。世のかぎり。「妹(いも)は忘れじ—に」〈記・上・歌謡〉
よ‐の‐さが【世の性】
世の常のこと。世間のならい。「おくれ先だつほどの定めなさは—と見給へ知りながら」〈源・葵〉
よの‐し【与野市】
⇒与野
よのすけ【世之介】
井原西鶴の浮世草子「好色一代男」の主人公。色男、また好色な男の代表とされる。
よのすけのはなし【世之助の話】
芥川竜之介の短編小説。大正7年(1918)4月、雑誌「新小説」に発表。井原西鶴の「好色一代男」の主人公世之助(原作...
よ‐の‐ぜん【四の膳】
本膳料理で、4番目に出て本膳の右向こう側に置かれる膳。「し」の音を忌んで「よ」といい、多くは字も「与」と書かれる。
よ‐の‐たとい【世の譬ひ】
世間で言いならわしているたとえ。世間での言いぐさ。「もて離れてうとうとしく侍れば、—にてむつび侍らず」〈源・帚木〉
よ‐の‐ためし【世の例】
1 世の習い。世の常。「会えば必ず別れのあるのが—だ」 2 世間に語り継がれている事柄。また語り継がれるであろう事...
よ‐の‐つね【世の常】
1 世間によくあること。「二度あることは三度あるのが—だ」 2 ごく普通であること。「大きさは先(まず)、—の猫ほ...
よ‐の‐とおびと【世の遠人】
長寿の人。「汝(な)こそは—汝こそは国の長人」〈仁徳紀・歌謡〉
よ‐の‐なか【世の中】
1 人々が互いにかかわり合って生きて暮らしていく場。世間。社会。「—が騒がしくなる」「暮らしにくい—になる」 2 ...
よのなか‐ごこち【世の中心地】
世の中の人が多くかかる病気。流行病。疫病。よごこち。「—を病むと見えたり」〈今昔・一二・三五〉
世(よ)の中(なか)は相(あい)持(も)ち
世の中は互いに助け合うことによって成り立つものである。
世(よ)の中(なか)は広(ひろ)いようで狭(せま)い
思いがけず知人に会うことや、意外なつながりがあることなどのたとえにいう。
世(よ)の中(なか)は三日(みっか)見(み)ぬ間(ま)に桜(さくら)かな
⇒世の中は三日見ぬ間の桜かな
世(よ)の中(なか)は三日(みっか)見(み)ぬ間(ま)の桜(さくら)かな
《大島蓼太の俳句から》世の中は、3日見ないうちに散ってしまう桜の花のようなものだ。世の中の移り変わりが激しいことの...
よのなかへ【世の中へ】
加能作次郎の中編小説。大正7年(1918)、読売新聞に連載。著者自身の少年期の回想に基づく私小説で、著者の代表作。
よ‐の‐ながひと【世の長人】
「世の遠人(とおびと)」に同じ。「汝(な)こそは—」〈記・下・歌謡〉
よ‐の‐ならい【世の習い】
世間のならわし。世間にありがちなこと。「栄えている者もいつかは滅びるのが—だ」 [補説]作品名別項。→世の習い
よのならい【世の習い】
《原題The Way of the World》コングリーブの戯曲。1700年初演。ロンドンの社交界を舞台とする風...
よの‐ばかま【四幅袴/四布袴】
前後各二幅(ふたの)で仕立てた、ひざ丈くらいの袴。裾が少し狭く、革の菊綴(きくとじ)が2か所つけてある。中間(ちゅ...
よ‐の‐ひと【世の人】
1 この世に生きている人間。世間の人。せじん。よひと。「—に似ず物づつみをし給ひて」〈源・夕顔〉 2 人並みの人。...
よの‐ぶとん【四幅布団/四布布団】
表裏ともに四幅(よの)の布で仕立てた布団。よの。
夜(よ)の目(め)も寝(ね)ない
夜も寝ない。夜も休まない。「—で看病する」