あか‐かぶ【赤蕪】
根が赤色または赤紫色のカブ。あかかぶら。《季 冬》
あかかぶけんじ【赤かぶ検事】
和久峻三による推理小説のシリーズ名。赤かぶ検事こと柊茂が活躍する法廷ミステリー。第1作「疑わしきは罰せよ」は昭和5...
あかかみ‐あり【赤噛蟻】
アリ科の昆虫。体長は働きアリで約3〜5ミリ。体は赤褐色、頭部は褐色。攻撃性が強く、腹部の毒針で刺されると激しい痛み...
あか‐かんじょう【閼伽灌頂】
密教で、仏教修行者の頭上に香水(こうずい)を注いでその修行の功を証明する儀式。
あか‐がい【赤貝】
1 フネガイ科の二枚貝。内湾の泥底にすむ。貝殻は厚く膨らみ、殻長12センチくらい。殻表には42本ほどの放射肋(ほう...
あか‐がえる【赤蛙】
1 アカガエル科の両生類。体長4〜7センチ。背面は赤褐色で、目の後方からのびて体側を走る一対の背側線はほとんど曲が...
あかがえる【赤蛙】
島木健作の短編小説。昭和21年(1946)「人間」誌の創刊号に掲載。前年に結核で没した著者の遺作。自らの時代への抵...
あかがき‐げんぞう【赤垣源蔵】
赤穂義士の赤埴(あかばね)源蔵の、講談・浪曲・歌舞伎などにおける名。
あか‐がさ【赤瘡】
麻疹(はしか)の古名。あかもがさ。「日頃—よりして…いみじう弱らせ給へるに」〈栄花・楚王の夢〉
あか‐がし【赤樫】
ブナ科の常緑高木。本州中部以南の山地に生える。葉は楕円形。材は赤色で堅く、船具・農具に用いる。かたぎ。おおがし。お...
あか‐がしら【赤頭】
1 能楽や歌舞伎で使うかつらの一。赤毛で長く、獅子(しし)・猩々(しょうじょう)などに使う。→黒頭(くろがしら) ...
あかがしら‐からすばと【赤頭烏鳩】
ハト科の鳥。全長約40センチ。全身黒色で緑色の光沢があり、頭部は赤褐色。小笠原諸島にのみ分布するが、しだいに数が減...
あか‐がしわ【赤柏】
1 アカメガシワの別名。 2 《もと、柏の葉に飯を盛ったところから、柏が飯の異称となった》陰暦11月1日に炊いて祝...
あか‐ガッパ【赤ガッパ】
柿渋(かきしぶ)で赤く染めた桐油紙(とうゆがみ)製のカッパ。江戸時代、下級の武士などが雨や雪のときに用いた。
垢(あか)が抜(ぬ)・ける
1 「あかぬける」に同じ。 2 汚名が晴れる。「祝言させねば、娘の—・けぬ」〈浄・万年草〉
あか‐がね【銅】
《赤金の意》銅。あか。→こがね →くろがね →しろがね
あかがね‐いろ【銅色】
銅のように、赤黒くつやのある色。赤銅色(しゃくどういろ)。「—に焼けた肌」
あかがね‐かいどう【銅街道】
江戸時代、足尾銅山から産出した銅を運び出した街道。足尾から沢入(そうり)・花輪・大間々(おおまま)・大原を経て平塚...
あかがね‐ごてん【銅御殿】
東京都文京区小石川にある木造建築物。明治末から大正元年(1912)にかけて、実業家磯野敬の邸宅として建てられたもの...
あか‐がみ【赤紙】
《紙の色が赤いところから》 1 展示中の商品の売約済みを示す札。 2 差し押さえの貼り紙の俗称。 3 もと、軍の召...
あ‐かがり【皸/皹】
《「あ」は足、「かがり」は、ひびが切れる意の「かかる」の連用形から。元来は足についていったか》あかぎれ。《季 冬》...
あか‐がり【赤狩(り)】
国家権力が共産主義者や社会主義者を弾圧したり検挙したりすること。
あか‐がれ【赤枯れ】
草木の葉や小枝が、赤茶けてきて枯れること。
あか‐がわ【赤革】
赤く染めたなめし革。
あか‐がわ【赤川】
山形県北西部を流れる川。新潟県との県境にある以東(いとう)岳(標高1771メートル)北西麓の大鳥池に源を発し、庄内...
あかがわ‐おどし【赤革威】
鎧(よろい)の威の一。茜(あかね)または蘇芳(すおう)で染めた革を用いた威。あかおどし。
あかがわ‐じろう【赤川次郎】
[1948〜 ]推理作家。福岡の生まれ。「幽霊列車」で作家デビュー。軽妙でユーモラスなライトミステリーを数多く手が...
あか‐ぎっぷ【赤切符】
《赤い色をしているところから。「あかきっぷ」とも》 1 もと、国鉄の三等乗車券。また、その乗客。 2 ⇒交通切符
あか‐ぎぬ【赤衣】
《古くは「あかきぬ」とも》 1 赤色に染めた衣服。 2 緋色(あけいろ)の袍(ほう)。五位の官人の服装。あけごろも...
赤(あか)きは酒(さけ)のとが
《「とが」は罪の意。顔の赤いのは酒のせいで自分の罪ではない、ということから》責任逃れをすること。
あか‐きん【赤金】
赤みを帯びた金の合金。主に、銅を25〜50パーセント含むものをいう。装飾品に使用。
あか‐ぎ【赤木】
1 皮をはぎ取ったままの木。→黒木 2 材が赤い木。梅・紫檀(したん)・蘇芳(すおう)・花梨(かりん)など。 3 ...
あかぎ【赤城】
群馬県中部、渋川市の地名。旧村名。赤城山の西斜面にある。→渋川
あかぎ‐こ【赤城湖】
赤城山の地蔵岳の北側にある大沼(おの)のこと。地蔵岳の南にもう一つの火口湖、小沼(この)がある。
あかぎ‐やま【赤城山】
群馬県中東部にある二重式火山。最高峰は外輪山の黒檜山(くろびやま)で標高1828メートル。中央火口丘の地蔵岳がある...
あか‐ぎれ【皸/皹】
《「あかがり」の「あか」を「赤」と意識してできたものか》冬、寒さなどのため手足の皮膚が乾燥して裂ける状態。あかがり...
アカクス‐さんみゃく【アカクス山脈】
《Tadrart Acacus》⇒タドラットアカクス
あか‐くちば【赤朽葉】
1 染め色の名。赤みの多い朽葉色。 2 襲(かさね)の色目の名。表は赤みを帯びた朽葉、裏は黄色。秋に着用する。
あかくちばけのでんせつ【赤朽葉家の伝説】
桜庭一樹の長編小説。鳥取県の旧家に住む祖母・母・娘の女3代の人生を通じて日本の戦後史を描く。平成18年(2006)...
赤(あか)くな・る
顔を赤らめる。赤面する。「好きな人を前にして—・る」
あか‐くみ【淦汲み】
船底にたまった水をくみ取ること。また、それに用いるひしゃく・手桶(ておけ)など。あかとり。
あかくら‐おんせん【赤倉温泉】
新潟県妙高山東麓(とうろく)にある温泉。文化12年(1815)高田藩主榊原(さかきばら)氏の開湯に始まるといわれる...
あか‐くらげ【赤水母】
オキクラゲ科のクラゲ。傘は直径12センチくらい。触手の刺細胞が乾燥して粉になったものが鼻に入るとくしゃみが出るので...
あか‐くりげ【赤栗毛】
馬の毛色の名。赤みを帯びた茶色。
あか‐ぐされ【赤腐れ】
1 養殖中のノリが病原菌に冒され、淡赤色に変色する病害。暖冬に多く発生。 2 木材が濃い茶色に変色し、ぼろぼろに腐...
あか‐ぐそく【赤具足】
小札(こざね)を赤漆で塗り、赤糸または赤革で威(おど)した具足。
あか‐ぐつ【赤靴/赤苦津】
アンコウ目アカグツ科の海水魚。全長約30センチ。体形はアンコウに似て頭は大きく円形で平たく、体表にとげが密生し、全...
あか‐ぐま【赤熊】
ヒグマの別名。
あか‐ぐろ・い【赤黒い】
[形][文]あかぐろ・し[ク]赤みを帯びた黒色である。「日に焼けた—・い肌」
あか‐げ【赤毛】
1 赤みがかった髪の毛。 2 動物の毛色の名。赤みがかった茶色。