あさ‐がえり【朝帰り】
[名](スル) 1 よそで夜を過ごし、朝になって家に帰ること。 2 遊郭や妾宅(しょうたく)に泊まって、翌朝、家に...
あさ‐がお【朝顔】
1 ヒルガオ科の蔓性(つるせい)の一年草。茎は左巻き。葉は大きな切れ込みがある。夏の朝、らっぱ状の花を開く。種子...
あさがお【槿】
古井由吉の小説。昭和58年(1983)刊。第19回谷崎潤一郎賞受賞。
あさがお‐あわせ【朝顔合(わ)せ】
朝顔の品評会。種々の朝顔を持ち寄り、花や葉の優劣を競う遊び。江戸時代に流行。
あさがお‐いち【朝顔市】
鉢植えの朝顔を売る市。東京入谷(いりや)の鬼子母神(きしもじん)で7月上旬に開かれるものが有名。《季 夏》「おしめ...
あさがお‐がい【朝顔貝】
アサガオガイ科の巻き貝。殻高約2センチ。貝殻はカタツムリ形でごく薄く、紫色。足から粘液を分泌して泡状の浮き袋とし、...
あさがお‐ざる【朝顔笊】
上部が開き下部がすぼまった、朝顔の花の形をしたざる。
あさがお‐せんべい【朝顔煎餅】
元禄(1688〜1704)のころの江戸の名物で、朝顔の花の形をしたせんべい。
あさがお‐ぞめ【朝顔染(め)】
朝顔の花の模様を、紺または紫色で所々ぼかし染めにした染め模様。元禄ごろに流行。
あさがお‐な【朝顔菜】
ヒルガオ科の多年草ヨウサイの別名。
あさがお‐なり【朝顔形】
茶碗・かごなどの形が朝顔の花に似ているもの。
あさがおにっき【朝顔日記】
浄瑠璃「生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)」の通称。
あさがお‐にんぎょう【朝顔人形】
朝顔の花や蔓(つる)で作った人形。
あさがお‐の【朝顔の】
[枕]朝顔の花は「穂(ほ)に咲き出(い)づ(=目立つように咲き出る)」意から、「穂」にかかる。「—穂には咲き出(で...
朝顔(あさがお)の花(はな)一時(ひととき)
物事の衰えやすいことのたとえ。槿花(きんか)一日(いちじつ)の栄(えい)。
あさがお‐ひめ【朝顔姫】
織女星(しょくじょせい)の異称。
あさ‐がけ【朝駆け/朝駈け】
[名](スル) 1 朝早く馬を走らせること。 2 朝早く不意に敵陣を襲うこと。⇔夜討ち。 3 新聞記者などが、朝早...
朝駆(あさが)けの駄賃(だちん)
朝早く走らせる馬は元気よく、少しくらいの荷物はなんとも思わないということ。たやすいことのたとえ。
あさ‐がすみ【朝霞】
[名]朝に立つ霞。《季 春》「茶を呑めと鳴子引なり—/一茶」 [枕] 1 八重に立ちこめ物がはっきり見えない意、ま...
あさ‐がた【朝方】
朝のうち。朝のあいだ。早朝のころ。「—の雨」「—地震があった」
あさ‐がた【朝型】
朝早く起きて、午前中から活動し、夜は早く寝る生活習慣をいう。→夜型
あさ‐がみしも【麻上下】
麻布で作った単(ひとえ)の裃(かみしも)。江戸時代の武士の、出仕用の通常の礼装。
あさ‐がゆ【朝粥】
朝、食べる粥。
あさ‐がら【麻幹/麻殻】
「おがら(麻幹)」に同じ。
あさ‐がら【麻殻/白辛樹】
エゴノキ科の落葉高木。本州中部以西の山地に自生。葉は広楕円形。初夏、白い花が多数垂れて咲く。実から油をとる。材は軽...
あさ‐がれい【朝餉】
1 天皇の日常の食事。儀式的な大床子(だいしょうじ)の御膳(おもの)に対していう。朝夕2回あった。朝餉の御膳(おも...
あさがれい‐の‐ま【朝餉の間】
清涼殿の西庇(にしびさし)にある、天皇が食事をする部屋の名。