あらし‐こ【荒し子】
武家で主に力仕事を受け持つ身分の低い男子。雑兵・中間(ちゅうげん)・小者など。また、農家の使用人などをもいった。「...
あら‐しこ【荒仕子/粗仕子/粗鉋】
木材を粗く削るためのかんな。→中仕子(ちゅうしこ) →上仕子(じょうしこ)
あら‐しごと【荒仕事】
1 骨の折れる力仕事。激しい肉体労働。 2 強盗や殺人などの、荒っぽい犯罪。
あらし‐さんえもん【嵐三右衛門】
歌舞伎俳優。初世[1635〜1690]は摂津国西宮の人。やつし事と六方の名人。11世を数え、代々上方を中心に活躍。
あらしのまえ【嵐の前】
《原題、(ドイツ)Vor dem Sturm》フォンターネの長編歴史小説。1878年刊。著者が59歳のときに刊行さ...
嵐(あらし)の前(まえ)の静(しず)けさ
暴風雨が襲来する前に辺りが一時静まり返るところから、変事が起こる前の不気味な静けさをいう。
あら‐しほんストック【粗資本ストック】
資本ストックの概念の一つ。現存する固定資産を評価時点で新品として調達した場合の価格で評価した価値。
あらしま‐だけ【荒島岳】
福井県東部にある山。標高1523メートル。大野盆地南東部の火山岩からなる円錐状の火山で、山容の美しさから大野富士と...
あら◦しめる【有らしめる】
[連語]あるようにさせる。存在を示すようにさせる。「不屈の努力が彼の今日を—◦しめた」
あらし‐やま【嵐山】
京都市西部にある山。大堰(おおい)川南岸に位置し、標高381メートル。桜・紅葉の名所。 謡曲。脇能物。金春禅鳳(こ...
あらし‐やま【嵐山】
桜の一品種。サトザクラの仲間で、花弁が大きく丸みを帯び、周縁部の色が濃い。
あら‐しょうりょう【新精霊】
死後、新盆に祭られる死者の霊。あらぼとけ。
あら‐しろ【荒代/粗代】
田植えのために行う最初の代掻(しろか)き。植え代の前に行うもの。
あらしをよぶおとこ【嵐を呼ぶ男】
井上梅次監督・原作・脚本による映画の題名。昭和32年(1957)公開。出演、石原裕次郎、北原三枝ほか。荒くれ者の青...
アラジャ‐しゅうどういん【アラジャ修道院】
《Aladzha manastir/Аладжа манастир》ブルガリア北東部にある洞窟修道院。バルナの北東...
アラジャネス‐こくりつこうえん【アラジャネス国立公園】
《Parque nacional Los Arrayanes》アルゼンチン中西部、ネウケン州にある国立公園。同州北...
アラジャホユック
トルコの首都アンカラの東約150キロメートルに位置する村アラジャにある遺跡。青銅器時代、ヒッタイト帝国時代など、何...
あら‐じょたい【新所帯/新世帯】
結婚して新しく構えた家庭。しんじょたい。あらぜたい。
あら‐じる【粗汁】
魚のあらを入れて作った汁。
アラジン
「アラビアンナイト」中の「アラジンと魔法のランプ」に登場する、中国の貧しい少年。魔物を意のままにあやつるランプと指...
あら・す【荒らす】
[動サ五(四)] 1 乱雑な状態にする。「子供に机の中を—・される」 2 建物・土地などを手入れせずにほうっておく...
あら‐すいぎょう【荒水行】
修行者が寒中に水を浴びてする、激しい修行。
アラスカ
北アメリカ大陸北西端にある米国の州。州都ジュノー。もとロシア領で、1867年に買収、1959年に49番目の州となる...
アラスカ‐さんみゃく【アラスカ山脈】
《 Alaska Range》米国アラスカ州南部の山脈。アラスカ湾の海岸線と平行し、長さ約1000キロメートルにわ...
アラスカ‐じしん【アラスカ地震】
アラスカ周辺で多発する地震。この地域では太平洋プレートが北アメリカプレートの下に潜り込むことによって地震が多く発生...
アラスカ‐はんとう【アラスカ半島】
アラスカ州南西部の半島。アリューシャン列島に続く。火山が多い。
アラスカ‐ひょうじゅんじ【アラスカ標準時】
標準時の一。米国アラスカで使われる。協定世界時より9時間遅く、日本標準時より18時間(夏時間の場合は17時間)遅い...
あら‐すさ【粗苆】
わらを3センチほどの長さに切ったもの。壁土にまぜてつなぎとする。→苆(すさ)
あら‐すじ【粗筋/荒筋】
およその筋道。あらまし。概略。特に、小説・演劇・映画などのだいたいの内容。梗概(こうがい)。「前号までの物語の—」
あら◦ず【非ず】
[連語] 1 そうではない。違う。「さに—◦ず」「それとも言ひ、—◦ずとも口々申せば」〈枕・九〉 2 打ち消す意で...
あらず‐もがな
[連語]《「もがな」は願望の終助詞》むしろ、ないほうがよい。なくもがな。「—の発言」
あらせ
平成28年(2016)12月に、イプシロンロケットで打ち上げられた小型観測衛星ERG(エルグ)の名称。地球近傍のバ...
あらせいとう
アブラナ科の多年草ストックの別名。《季 春》
あらせ◦られる【有らせられる】
[連語]《動詞「ある」の未然形に尊敬の助動詞「せる」と「られる」が付いたもの》 1 「ある」「いる」「おる」の尊敬...
あら‐ぜに【荒銭】
劇場で、毎日の収入金。また、一般に毎日の収入。日銭(ひぜに)。あらせん。
あら‐そ【粗麻】
精製してない麻糸。
あらそい【争い】
争うこと。いさかい。闘争。けんか。競争。「源平の—」「首位—」
あらそい‐ご【争い碁】
対局者が地位・名誉を懸けて勝負を争う碁。
あらそい‐ごと【争い事】
相手に勝とうとして争うこと。また、その争いのもとになっている事柄。「—を避ける」
争(あらそ)い果(は)ててのちぎり木(ぎ)
《けんかが終わったあとになってそれに用いる棒を持ってくる意から》時機に遅れて役立たないことのたとえ。
あらそ・う【争う】
[動ワ五(ハ四)] 1 相手にまさろうとして、また、何かを得ようとして張り合う。競争する。「優勝を—・う」「先を—...
あらそう◦べからざる【争うべからざる】
[連語]《「べから」は可能の助動詞「べし」の未然形》議論する余地がない。否定することができない。明らかな。「—◦べ...
あらそえ◦ない【争えない】
[連語]《「あらそう」の可能動詞「あらそえる」の未然形+打消しの助動詞「ない」》ある事実がはっきり現れていて、隠す...
あらそわれ◦ない【争われない】
[連語]「あらそえない」に同じ。「—◦ない証拠」
あら‐ぞめ【荒染(め)/退紅】
1 紅花(べにばな)で染めた薄紅色。あらいぞめ。 2 薄紅に染めた短い布狩衣(ぬのかりぎぬ)。仕丁(じちょう)が着...
あら‐た【荒田】
長い間耕されないので荒れている田。あれた。「ますげ生ふる—に水をまかすれば嬉し顔にも鳴く蛙(かはづ)かな」〈風雅・春下〉
あら‐た【新田】
新しく切り開かれた田。新開墾の田。しんでん。「昔の道人、あるいは種を蒔き、—をすきしがごとし」〈沙石集・五〉
あらた【灼た】
[形動ナリ]《「新た」と同語源》 1 はっきりと見えるさま。鮮やか。「すべらぎの跡もつぎつぎ隠れなく—に見ゆるふる...
あらた【新た】
[形動][文][ナリ] 1 新しいさま。今までなかったさま。「—な局面を迎える」「—な感動を呼ぶ」「—な力がわく」...
あら‐たえ【荒妙/粗栲】
1 上代、木の皮の繊維で織った、織り目の粗い布の総称。→和妙(にきたえ) 2 平安時代以降、麻織物のこと。 [補説...