うこう【禹貢】
古代中国の政治・地理書。書経の中の一編。著者・成立年代未詳。伝説上の聖王禹が、全国を九つの州に分け、各地の山脈・水...
う‐こう【烏江】
中国貴州省を流れる川。貴州高原に源を発し、重慶市の東で揚子江に注ぐ。長さ1018キロ。ウーチアン。 中国安徽(あん...
うこう‐こつ【烏口骨】
脊椎動物の肩帯にある骨。両生類・爬虫(はちゅう)類・鳥類に発達し、哺乳類では退化。烏喙(うかい)骨。烏啄(うたく)骨。
うこう‐しゅんすう【禹行舜趨】
《「荀子」非十二子から》うわべだけ夏(か)の禹王や舜帝などの聖人の動作をまねるだけで実質をもたないこと。
うこう‐とっき【烏口突起】
烏口骨が退化縮小し、肩甲骨に付着する小突起に変化したもの。単孔類以外の哺乳類にみられる。烏喙(うかい)突起。
うこう‐れんらくせん【宇高連絡船】
岡山県玉野市宇野と香川県高松市とを結んだ旧国鉄連絡船。昭和63年(1988)、瀬戸大橋線の開通で廃止。
うこぎ【五加/五加木】
ウコギ科の落葉低木。幹には鋭いとげがあり、葉は5枚の小葉からなる手のひら状の複葉。雌雄異株。初夏、黄緑色の小花が散...
ウコク‐こうげん【ウコク高原】
《Ukok/Укок》ロシア連邦南部、アルタイ共和国のアルタイ山脈にあるステップの高原。ユキヒョウ、ソウゲンワシ、...
うこ‐さべん【右顧左眄】
[名](スル)《右を見たり左を見たりする意から》周囲の状況ばかり気にして、自分の態度をなかなか決断しないこと。人の...
ウコック‐こうげん【ウコック高原】
《Ukok/Укок》⇒ウコク高原
うこっ‐けい【烏骨鶏】
鶏の一品種。小形で、絹糸のような羽毛で覆われ、羽色は白と黒があるが、皮膚・肉・骨は黒紫色。東アジアの原産。天然記念物。
うご‐つ・く【驟く】
[動カ四]《「うこづく」とも》動き揺れる。うごめく。「小升(こます)、横槌を枕として、目ばかり—・き」〈浮・二十不...
う‐こん【右近】
1 「右近衛府(うこんえふ)」の略。⇔左近。 2 「右近の橘(たちばな)」の略。 [補説]曲名別項。→右近
うこん【右近】
謡曲。脇能物。観世・宝生流。世阿弥作、観世小次郎信光加筆。鹿島の神職が、京都右近の馬場で桜葉明神と会い、共に花を賞する。
う‐こん【雨痕】
柔らかい堆積(たいせき)物の上に生じた雨滴の跡。石化して古い地層中に残るものもある。
う‐こん【鬱金】
1 ショウガ科の多年草。高さ約50センチ。根茎は黄色で多肉。バショウに似た長い葉を4、5枚出す。秋、大きな穂を出し...
うこん‐いろ【鬱金色】
ウコンの根茎で染めた濃い黄色。また、そのような鮮黄色。
うこん‐うつぎ【鬱金空木】
スイカズラ科の落葉低木。北海道、本州北部の深山に自生。葉は卵円形で縁に細かいぎざぎざがある。夏、黄緑色の花が咲く。...
う‐こんえ【右近衛】
「右近衛府」の略。
うこんえ‐の‐しょうげん【右近衛将監】
右近衛府の第三等官。従六位上相当。うこんのじょう。
うこんえ‐の‐しょうしょう【右近衛少将】
令外(りょうげ)の官。右近衛府の次官。正五位下相当。右近少将(うこんのしょうしょう)。
うこんえ‐の‐しょうそう【右近衛将曹】
右近衛府の第四等官。従七位下相当。
うこんえ‐の‐だいしょう【右近衛大将】
令外(りょうげ)の官。右近衛府の長官。従三位相当。多くは大臣・納言などが兼任。右近大将(うこんのだいしょう)。右大...
うこんえ‐の‐ちゅうじょう【右近衛中将】
令外(りょうげ)の官。右近衛府の次官。従四位下相当。右近中将(うこんのちゅうじょう)。右中将(うちゅうじょう)。
うこんえ‐ふ【右近衛府】
令外(りょうげ)の官。左近衛府とともに、武器を持って宮中の警護、行幸の供奉(ぐぶ)などをつかさどった役所。大同2年...
ウコングサンバ
⇒ンコングサンバ
うこん‐こ【鬱金粉】
ウコンの根茎を乾燥し粉末にした黄色染料。
うこん‐こう【鬱金香】
チューリップの別名。うっこんこう。
うこん‐ぞめ【鬱金染(め)】
鬱金色に染めること。また、染めたもの。
うこん‐にんぎょう【右近人形】
木または紙で作り、黄色の袱紗(ふくさ)をかぶった人形。江戸初期の女形、右近源左衛門の舞台姿に似せたもの。
うこん‐の‐くろうど【右近蔵人】
右近衛府の官人で、蔵人を兼ねる者。
うこん‐の‐じょう【右近将監】
⇒右近衛将監(うこんえのしょうげん)
うこん‐の‐じん【右近の陣】
月華門内、紫宸殿(ししんでん)の西向かいにあった陣座。儀式のとき、右近衛府の武官が詰めて警護に当たった。右近衛の陣...
うこん‐の‐たいふ【右近大夫】
従六位上相当の右近衛将監(うこんえのしょうげん)で、五位に昇進した者。
うこん‐の‐たちばな【右近の橘】
紫宸殿(ししんでん)の南階下の西方に植えた橘。平安時代、右近衛府がこの橘から南を陣としたところからいう。→左近の桜
うこん‐の‐つかさ【右近司】
⇒右近衛府(うこんえふ)
うこん‐の‐ばば【右近の馬場】
右近衛府に属した馬場。平安京一条大宮の北にあって、近衛(このえ)の役人の競(くら)べ馬の行事などが行われた。→左近の馬場
うこん‐ばな【鬱金花】
ダンコウバイの別名。
うこん‐もめん【鬱金木綿】
鬱金色に染めた木綿。