えぞ‐さんしょううお【蝦夷山椒魚】
サンショウウオの一種。北海道の固有種で、森林と止水のある所に生息。全長14〜19センチ。繁殖期は4〜6月ごろ。幼形...
えぞし【蝦夷志】
江戸中期の地誌。1巻。新井白石著。享保5年(1720)自序。日本初の本格的な北海道方面の地誌で、のちの蝦夷地研究の...
えぞ‐しか【蝦夷鹿】
シカの一種。北海道の森林や原野に生息し、やや大形で、体高約1メートル。ニホンジカの亜種とされることもある。
えぞ‐しろちょう【蝦夷白蝶】
シロチョウ科の一種。翅(はね)は白色で、黒いすじがある。日本では北海道に分布。
えぞ‐すみれ【蝦夷菫】
エイザンスミレの別名。
えぞ‐せんにゅう【蝦夷潜入】
スズメ目センニュウ科センニュウ属の鳥。全長18センチくらいで背面は赤褐色。鳴き声はホトトギスに似る。北海道では夏鳥...
えぞ‐ぜみ【蝦夷蝉】
セミの一種。体長は翅(はね)の先まで約6.5センチ。体は黒色の地に黄緑色と赤褐色の斑紋があり、翅は透明。本州以南で...
えぞ‐たんぽぽ【蝦夷蒲公英】
キク科タンポポ属の多年草。中部地方から東北・北海道に分布する、日本在来のタンポポ。外側の総苞片(そうほうへん)は幅...
えぞ‐だいかん【蝦夷代官】
⇒蝦夷管領(えぞかんれい)
えぞ‐ち【蝦夷地】
明治以前の北海道・千島・樺太(からふと)の総称。また、特に北海道のこと。
えぞ‐つゆ【蝦夷梅雨】
梅雨のころ、北海道の太平洋側で雨が多く降る現象。オホーツク海高気圧から冷たく湿った風が吹くことによって起こる。→梅...
えぞ‐にしき【蝦夷錦】
《蝦夷地を経て伝えられたところから》中国産の錦。赤地・紺地または緑地に金糸・銀糸などで、雲竜(うんりょう)の文様を...
えぞ‐ふじ【蝦夷富士】
羊蹄山(ようていざん)の別名。
えぞ‐ぶぎょう【蝦夷奉行】
江戸幕府の遠国(おんごく)奉行の一。蝦夷地の行政を管掌。享和2年(1802)に設置、まもなく箱館奉行となり、文化4...
えぞ‐ぼん【蝦夷盆】
アイヌによる手作りの盆。トドマツ・ブナなどの材に、小刀で巧みに彫刻する。
えぞ‐まつ【蝦夷松】
マツ科の常緑高木。北海道以北の山野に自生し、高さは40メートルになる。枝はすべすべし、小さい線形の葉を密生。葉は表...
えぞ‐らいちょう【蝦夷雷鳥】
キジ科エゾライチョウ属の鳥。全長36センチくらい。全体に灰褐色で、冬季に白変しない。ユーラシア北部に広く分布。日本...
えぞ‐りす【蝦夷栗鼠】
キタリスの亜種。冬毛では耳の先端に総状の長毛が生える。北海道の森林に生息。
えぞ‐わかめ【蝦夷若布】
チガイソの別名。
えた
中世および近世における賤民(せんみん)身分の一。江戸時代には非人(ひにん)とよばれた人々とともに士農工商の下におか...
エタ
《(バスク)Euzkadi ta Azktasuna》バスク祖国と自由。バスク地方の分離独立をめざし、スペイン政府...
え‐たい【得体】
正体。本性。「—の知れない生き物」
えた‐じま【江田島】
広島湾東部の島。能美島(のうみじま)と地峡で連なる。もと海軍兵学校の所在地。現在は海上自衛隊第1術科学校などがある...
えたじま‐し【江田島市】
⇒江田島
エタチスム
国家管理主義。
エタップ
《Expanded Technical Assistance Program》⇒エプタ(EPTA)
エタナール
アセトアルデヒドの別名。
エタニティー‐リング
宝石をすき間なくちりばめた指輪。永遠の愛を象徴するとされる。
エタニティー
《「エターニティー」とも》永久。永遠。永劫(えいごう)。
エタノール
「エチルアルコール」に同じ。
エタノールアミン
アミノアルコールの一。酸化エチレンとアンモニアから製し、アミンとアルコールの両方の性質をもつ。硫化水素・炭酸ガスの...
えたふなやま‐こふん【江田船山古墳】
熊本県玉名郡和水(なごみ)町にある5世紀の前方後円墳。銀象眼の銘文のある鉄製太刀が出土した。
エタミーン
目をやや粗く織った、薄い織物。ドレスのほか、旗やカーテンなどに用いる。
え‐たり【得たり】
[連語]《動詞「う(得)」の連用形+完了の助動詞「たり」。感動詞的に用いる》事がうまく運んだときや、事をうまくしと...
えたり‐おう【得たりおう】
[連語]「得たりやおう」に同じ。「打たれてちっとひるむところに、太刀を捨てて、—とて組んだりけり」〈平家・五〉
えたり‐かしこし【得たり賢し】
[連語](多く「と」を伴って副詞的に用いる)物事が自分の思いどおりになったときの喜びの気持ちを表す語。しめた。うま...
えたり‐がお【得たり顔】
得意そうな顔つき。得意顔。したり顔。「隆方つかうまつりて侍らんなど、—に言ひけるを」〈今鏡・一〉
えたり‐や‐おう【得たりやおう】
[連語]《「や」は間投助詞、「おう」は感動詞》うまく仕留めたとき、また、それ来たと応戦するときに発する語。えたりお...
エタル
ブルガリア中部の都市ガブロボの南約8キロメートルにある村。民族復興期の街並みを再現したエタル野外博物館があることで有名。
エタン
飽和炭化水素の一。無色無臭の気体。天然ガスや石油分解ガスに含まれる。燃料やエチレン製造に用いる。分子式C2H6 示...
エタンブトール
結核の化学療法に用いられる薬剤の一つ。リファンピシンやイソニアジドなど他の抗結核薬と併用される。化学式C10H24...
エターナル
[形動]永遠の。
エターニティー
⇒エタニティー
えだ【枝】
[名] 1 茎や幹から分かれて出た部分。葉をつけたり、さらに小枝を出したりする。「—もたわわに実がなる」 2 本(...
え‐だいこ【柄太鼓】
打楽器の一。両面に皮を張った扁平な太鼓に柄をつけたもの。片手で持って、桴(ばち)で打ち鳴らす。手鼓(しゅこ)。
えだ‐うち【枝打ち】
[名](スル)下枝や枯れ枝を切り落とすこと。植林してある杉などで、節のない良質の材を得るために行う。えだおろし。《...
えだ‐うつり【枝移り】
[名](スル)鳥などが木の枝から枝へと渡り移ること。
えだ‐おうぎ【枝扇】
扇のように使う、葉のついた枝。「もとよりうち切りて、定澄僧都(ぢゃうちょうそうづ)の—にせばや」〈枕・一二〉
えだ‐おろし【枝下ろし】
[名](スル)「枝打ち」に同じ。
えだ‐かん【枝管】
分岐された管のこと。特に建物などの配管で、主管から枝分かれするもの。