ぐびじんそう【虞美人草】
夏目漱石の小説。明治40年(1907)発表。自我の強い高慢な女藤尾を通して、利己と道義の相克を描く。
ぐびり‐ぐびり
[副]のどを鳴らしながら酒などをたくさん飲むさま。「—と大杯を傾ける」
ぐ‐ふ【愚夫】
おろかな男。無知な夫。また、自分の夫をへりくだっていう語。
ぐ‐ふ【愚父】
自分の父をへりくだっていう語。
ぐ‐ふ【愚婦】
おろかな女。また、自分の妻をへりくだっていう語。
ぐ‐ふう【颶風】
1 強く激しい風。「砲車雲(もとくも)は拡がる、今にも一大—が吹起りそうに見える」〈二葉亭・浮雲〉 2 熱帯低気圧...
ぐふく‐じ【弘福寺】
⇒川原寺(かわらでら)
ぐ‐ふたいてん【倶不戴天】
「不倶戴天(ふぐたいてん)」に同じ。「—の敵を」〈浄・会稽山〉
ぐふとく‐く【求不得苦】
仏語。八苦の一。求めているものが得られないことから生じる苦しみ。
ぐ‐ぶ【弘布】
[名](スル)仏語。仏法を世間に広めること。弘法(ぐほう)。
ぐ‐ぶ【供奉】
[名](スル) 1 行幸や祭礼などのときにお供の行列に加わること。また、その人。おとも。「鳳輦(ほうれん)の前後を...
ぐぶ‐そう【供奉僧】
本尊に仕える僧。また、神社に奉仕する社僧。供僧。
く‐ぶつ【供仏】
《「ぐぶつ」とも》仏に物を供えて供養すること。「—施僧のいとなみも」〈平家・九〉
ぐ‐ぶつ【愚物】
ばかな人。おろか者。愚人。
グプタ‐ちょう【グプタ朝】
《Gupta》ガンジス川中流域のマガダ地方から興り、北インドを支配した王朝。320年、チャンドラグプタ1世がパータ...
ぐ‐ほう【弘法】
[名](スル)仏語。仏の教えを世間に広めること。弘布(ぐぶ)。
ぐ‐ほう【求法】
[名](スル)仏語。仏の教えや悟りの道を求めること。
ぐほう‐じ【弘法寺】
千葉県市川市真間にある日蓮宗の寺。山号は真間山。天平9年(737)行基の開創と伝える。13世紀中ごろ、日頂が入って改宗。
ぐ‐ぼ【愚母】
自分の母をへりくだっていう語。
ぐ‐まい【愚妹】
自分の妹をへりくだっていう語。
ぐ‐まい【愚昧】
[名・形動]《「昧」は暗い意》おろかで道理に暗いこと。また、そのさま。愚蒙。「—な人」「—なる通人よりも山出しの大...
ぐみ【茱萸/胡頽子】
グミ科グミ属の植物の総称。ナワシログミ・ナツグミ・アキグミ・トウグミ・ツルグミなど。全体に星状の鱗片(りんぺん)ま...
グミ
《ゴムの意》ゼラチン・砂糖・水飴(みずあめ)を材料とし、果汁などの味をつけ、ゴムのように弾力のある形に固めた菓子。...
グミ‐キャンデー
《(和)Gummi(ドイツ)+candy》⇒グミ
ぐみ‐ざけ【茱萸酒/胡頽子酒】
熟したグミの実を干し、汁を搾り取ってつくった果実酒。《季 秋》
ぐみ‐ぶくろ【茱萸袋/胡頽子袋】
グミを入れた袋。昔、重陽(ちょうよう)の節句に、邪気を払うために身につけたり御帳にかけたりした。茱萸嚢(しゅゆのう...
ぐみょう‐じ【弘明寺】
横浜市南区にある高野山真言宗の寺。山号は瑞応山。創建は、天平年間(729〜749)行基、弘仁年間(810〜824)...
ぐ‐みん【愚民】
おろかで無知な民衆。「斯(かか)る—を支配するには」〈福沢・学問のすゝめ〉
ぐみん‐かん【愚民観】
(国の支配層が)国民は無能でばかだとする見方。「—に基づく政策」
ぐみん‐せいさく【愚民政策】
為政者がその権力を保つため、人民を政治的に無知な状態にしておこうとする政策。
ぐ・む
[接尾]《動詞五(四)段型活用》名詞に付いて動詞をつくり、そのものが現れはじめる、現れる直前になるなどの意を表す。...
グムンデン
オーストリア中部、ザルツカンマーグート地方の町。トラウン湖の北端に面する観光保養地。陶器(グムンデン焼)の産地とし...
グメリン
[1788〜1853]ドイツの化学者。赤血塩(フェリシアン化カリウム)を発見。世界的な叢書「無機化学ハンドブック」...
く‐めん【工面】
[名](スル)《「ぐめん」とも》 1 いろいろ手段・方法を考えて手はずを整えること。特に、なんとか工夫して金銭を用...
ぐ‐もう【愚蒙】
[名・形動]おろかで道理がわからないこと。また、そのさま。愚昧(ぐまい)。「小児の隊伍に入るの分際なるを知らず、以...
く‐もつ【供物】
《「ぐもつ」とも》神仏に供える物。供養物。お供え。おそなえもの。
ぐ‐もん【愚問】
愚かな質問。また、自分の質問をへりくだっていう語。「—を発する」
ぐもん‐ぐとう【愚問愚答】
愚かな問答。無意味な問答。
ぐもんけんちゅう【愚問賢注】
南北朝時代の歌論書。1巻。頓阿(とんあ)・二条良基(よしもと)著。正平18=貞治2年(1363)成立。良基の問いに...
ぐもんじ‐ほう【求聞持法】
仏語。密教で、虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)を本尊として行う、記憶力増進のための修法。虚空蔵求聞法。
グヤーシュ
パプリカで味つけをした肉シチュー。グーラシュ。グーラッシュ。
ぐ‐ゆう【具有】
[名](スル)才能や性質、または資格などを備え持つこと。「生来—する能力」
くらい【位】
[副助]《名詞「くらい(位)」から。中世以降の語。「ぐらい」とも》名詞、および活用語の連体形に付く。 1 おおよそ...
ぐらい
[副助]⇒くらい(位)[副助]
グライビッツ
ポーランド南部の都市グリビツェのドイツ語名。グライウィツ。
グラ‐イコ
「グラフィックイコライザー」の略。
グライ‐そう【グライ層】
《gley》低湿地などの地下にみられる、青灰色の土の層。地下水に浸されて酸素が欠乏するために鉄分が還元されて生じる...
グライダー
エンジン・プロペラをもたずに滑空する航空機。ウインチや飛行機に引っ張られて離陸し、上昇気流を利用して飛ぶ。滑空機。
グライディング
滑空。「ハンググライダーがみごとな—を見せる」
グライド‐スロープ
⇒グライドパス