こ‐ぎ【古義】
古い意味。また、昔の解釈。
こ‐ぎ【古儀】
古い時代の儀式。旧儀。
こ‐ぎ【狐疑】
[名](スル)《狐(きつね)は疑い深い性質であるというところから》相手のことを疑うこと。「こせこせとした其の態度と...
こ‐ぎ【胡鬼】
「胡鬼の子1」に同じ。「羽根を抜いて取らせうぞ、—にせよや」〈虎明狂・鶉舞〉
こ‐ぎ【虚偽】
「きょぎ(虚偽)」に同じ。「今までの—、本心にかへって、仏の道に入れ」〈浮・一代女・六〉
こぎ‐あみ【漕ぎ網】
船を漕ぎ進めながら、底網などを引いて魚介を捕獲する小規模な引き網。
こぎ‐あり・く【漕ぎ歩く】
[動カ四]あちらこちらと、舟を漕いで回る。「いみじう小さきに乗りて—・く」〈枕・三〇六〉
こぎ‐い・ず【漕ぎ出づ】
[動ダ下二]舟で漕ぎ出る。「熟田津(にきたつ)に舟乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は—・でな」〈万・八〉
こぎ‐いた【胡鬼板】
羽子板。こぎた。《季 新年》
こぎ・える【凍える】
[動ア下一]「こごえる」の音変化。「踏石の上なる引下駄を枕に—・えて、いつとなく夢を結びぬ」〈浮・一代男・七〉
こぎ‐かえ・る【漕ぎ帰る】
[動ラ四]舟を漕いでもとの所にもどる。「沖つ波辺波な越しそ君が舟—・り来て津に泊(は)つるまで」〈万・四二四六〉
こぎ‐かく・る【漕ぎ隠る】
[動ラ四]漕ぎ進む舟が物陰に入って見えなくなる。「四極山(しはつやま)うち越え見れば笠縫(かさぬひ)の島—・る棚な...
こぎ‐がく【古義学】
江戸時代、伊藤仁斎によって唱えられた儒学の一派。朱子学や陽明学の注釈に飽き足らず、直接「論語」や「孟子」の原典に当...
こ‐ぎく【小菊】
1 観賞用に栽培される花の小さい菊。《季 秋》 2 薄手で小判の和紙。懐紙としてのほか、茶の湯の釜敷(かましき)や...
コギ‐さん【コギ山】
《Mont Koghi》ニューカレドニア島南東部の山。首都ヌーメアの北東約10キロメートルに位置する。標高1061...
こぎ‐しゅんじゅん【狐疑逡巡】
[名](スル)疑いためらってぐずぐずすること。「—してチャンスを逃がす」
こぎ‐しんごんしゅう【古義真言宗】
新義真言宗に対して、高野山を中心に伝わった大日如来の本地身説をとる真言宗諸派の総称。古義派。
こぎ・ず【漕ぎ出】
[動ダ下二]「こぎいず」の音変化。「大舟に真楫(まかぢ)しじ貫き海原を—・でて渡る月人をとこ」〈万・三六一一〉
こぎ‐そ・く【漕ぎ退く】
[動カ下二]舟を漕いで押しのける。「いつしかといぶせかりつる難波潟(なにはがた)葦—・けて御船来にけり」〈土佐〉
こ‐ぎたな・い【小汚い】
[形][文]こぎたな・し[ク]どことなくきたない。うすよごれている。転じて、卑劣である。薄汚い。「—・いかっこう」...
こぎ‐た・む【漕ぎ回む】
[動マ上二]舟を漕いでまわる。「いづくにか舟泊(は)てすらむ安礼(あれ)の崎—・み行きし棚なし小舟」〈万・五八〉
こぎ‐たもとお・る【漕ぎ徘徊る】
[動ラ四]あちこちと舟を漕いでまわる。「をふの崎—・りひねもすに見とも飽くべき浦にあらなくに」〈万・四〇三七〉
こぎ‐だ・す【漕ぎ出す】
[動サ五(四)] 1 舟を漕いで出る。「大海原へ—・す」 2 漕ぎ始める。
こ‐ぎって【小切手】
銀行に当座預金をしている者が、支払人である銀行にあてて、一定の金額の支払いを委託する一覧払いの有価証券。現金に代わ...
こぎって‐ちょう【小切手帳】
小切手用紙をつづり合わせた帳面。
こぎ‐つ・く【漕ぎ着く】
[動カ五(四)]舟を漕いで目的の場所に到着する。「やっとの思いで岸まで—・く」 [動カ下二]「こぎつける」の文語形。
こぎ‐つ・ける【漕ぎ着ける】
[動カ下一][文]こぎつ・く[カ下二] 1 舟を漕いで目的の場所に到着させる。「島に—・ける」 2 努力してやっと...
こ‐ぎつね【小狐/子狐】
小さいキツネ。また、キツネの子。
こぎつね‐ざ【小狐座】
北天の小星座。白鳥座の南にあり、9月下旬の午後8時ごろ南中する。学名 (ラテン)Vulpecula
こぎつね‐まる【小狐丸】
三条小鍛冶宗近が、一条天皇の命で作ったとされる、伝説上の名刀。伏見稲荷の神霊が助力し「小狐」の銘を打ったという。小...
こぎつねれいざ【小狐礼三】
歌舞伎狂言「小春穏沖津白浪(こはるなぎおきつしらなみ)」の通称。
こぎ‐づり【漕ぎ釣(り)】
舟をゆっくりと漕ぎ進めながら釣りをすること。また、その釣り方。
こぎ‐て【漕ぎ手】
舟を漕ぐ人。
こ‐ぎてん【小機転/小気転】
《「こきてん」とも》ちょっとした機転。目先の機転。「容貌も醜からず—も利きそうな女」〈露伴・いさなとり〉
コギト
文芸同人誌。昭和7年(1932)、保田与重郎、田中克己、肥下恒夫らが創刊。昭和19年(1944)終刊。同人はほかに...
コギト‐エルゴ‐スム
「我思う、ゆえに我あり」と訳される。すべての仮構的権威を排したあとで、絶対に疑いえない確実な真理として、考える我と...
こぎ‐どう【古義堂】
寛文2年(1662)伊藤仁斎が京都堀川の私宅に開いた学塾。堀川塾。堀川学校。
こぎ‐ぬ・ける【漕ぎ抜ける】
[動カ下一][文]こぎぬ・く[カ下二] 1 舟を漕いで障害物などの間を通り抜ける。「岩礁を避けて巧みに—・ける」 ...
こぎ‐の‐こ【胡鬼の子】
1 羽根突きに用いる羽根。羽子(はご)。《季 新年》 2 ツクバネの別名。また、その実。《季 秋》
こぎ‐は【古義派】
古義真言宗の異称。
こ‐ぎみ【小君/子君】
平安時代、貴族の年少者に対する愛称。「—召したれば、参る、とて」〈源・帚木〉
こ‐ぎみ【故君】
死んだ貴人を敬っていう語。「—の御為に…多宝の塔造らせ給ひて」〈宇津保・忠こそ〉
こぎ・みる【漕ぎ回る】
[動マ上一]舟を漕いでまわる。こぎめぐる。「島伝ひ敏馬(みぬめ)の崎を—・みれば大和恋しく鶴(たづ)さはに鳴く」〈...
こぎ‐もど・す【漕ぎ戻す】
[動サ五(四)]舟を漕いでもとの所に戻す。「船を—・す」
こ‐ギャル
《ギャルは、gal。多く「コギャル」と書く》女子高校生や若い女性をさす呼称。特に、髪を茶色に染め、制服のスカートの...
こ‐ぎよう【小器用】
[形動][文][ナリ]《「こきよう」とも》 1 なんでも一応はじょうずにできるさま。小手先がきくさま。「—な文章を...
こぎ‐よ・せる【漕ぎ寄せる】
[動サ下一][文]こぎよ・す[サ下二]舟を漕いで、ある物や場所の近くに寄せる。「小舟を岸に—・せる」
こ‐ぎり【小切り】
1 物を小さく切ること。また、そのように切ったもの。 2 少しずつ値切ること。多く「値切り小切り」の形で用いる。
こぎり‐め【小切り目】
[名・形動ナリ]技などが細かいこと。器用なこと。また、そのさま。「—に仕立つる男ならば、髪短かるべし」〈色道大鏡・二〉
こ‐ぎ・る【小切る】
[動ラ五(四)] 1 小さく区切る。「彼の体を心配して…お豊が酒を—・るのも」〈里見弴・多情仏心〉 2 値切る。「...