こ‐けみ【小検見】
江戸時代、大検見(おおけみ)の前に代官の手代が行った検見。しょうけんみ。
こけ‐むし【苔虫】
コケムシ綱の触手動物の総称。微小な個体が集まってコケ状・樹枝状・塊状の群体をなし、岩石・海藻などに着生する。海水中...
こけ‐むしろ【苔筵】
[名] 1 苔が一面に生えているさまを、むしろに見立てていう語。こけのむしろ。「み吉野の青根が峰(みね)の—誰か織...
こけ‐む・す【苔生す】
[動サ五(四)]苔が生える。また、年月を経て古びる。「—・した石畳」
虚仮(こけ)も一心(いっしん)
愚かな者でも物事を一心にすれば、りっぱなことができるということ。
こけ‐もも【苔桃】
ツツジ科の常緑小低木。高山に生え、高さ約10センチ。茎の下部は地をはい、葉は長楕円形で密につく。初夏、紅色がかった...
こけら【杮/木屑】
1 材木を削るときに出る細片。けずりくず。こっぱ。 2 「杮板(こけらいた)」の略。
こけ‐ら【苔ら】
苔のこと。
こけら【鱗】
魚・蛇などの、うろこ。こけ。
こけら‐いた【杮板】
杉・檜(ひのき)・槙(まき)などを薄くはいだ板。屋根を葺(ふ)くのに用いる。木羽板(こばいた)。こけら。
こけら‐おとし【杮落(と)し】
新築または改築した劇場の初興行。また、開場行事。 [補説]本来は劇場の初興行をいう語だが、運動施設などの開場行事に...
こけら‐ずし【杮鮨】
魚肉やシイタケなどを薄く切って飯の上に並べ、押して四角に切ったすし。《季 夏》
こけら‐ぶき【杮葺き】
杮板で屋根を葺くこと。また、その屋根。杮板葺き。木羽板(こばいた)葺き。小田原葺き。
こけ‐りんどう【苔竜胆】
リンドウ科の越年草。草地に自生。高さ3〜8センチほどで、葉は広卵形。春、淡紫色の小花を上向きにつける。《季 春》
こ・ける【転ける/倒ける】
[動カ下一][文]こ・く[カ下二] 1 たおれる。ころぶ。「石につまずいて—・ける」 2 映画や芝居などの興行が当...
こ・ける【痩ける】
[動カ下一][文]こ・く[カ下二]肉が落ちてやせ細る。「ほおが—・ける」
こ・ける
[接尾]《動詞下一段型活用》動詞の連用形に付いて、その動作がはなはだしく続くことを表す。「笑い—・ける」「眠り—・ける」
こけ‐るい【苔類】
⇒苔植物(こけしょくぶつ)
こ‐けん【古検】
太閤検地のこと。慶長・元和(1596〜1624)以降の検地を新検というのに対する語。享保11年(1726)に新検地...
こ‐けん【古賢】
昔の賢人。「—の格言に学ぶ」
こ‐けん【沽券/估券】
《「沽」は売る意》 1 土地・山林・家屋などの売り渡しの証文。沽却状。沽券状。 2 人の値うち。体面。品位。 3 ...
こ‐けん【孤剣】
ひとふりの剣。また、1本の剣だけで、他の武器を持たないこと。 [補説]書名別項。→孤剣
こ‐けん【古硯】
つくられてから長い年月を経た硯(すずり)。古墨(こぼく)と同様に古いほど珍重される。
こけん【孤剣】
藤沢周平による時代小説シリーズ「用心棒日月抄」の第2作。昭和53年(1978)から昭和55年(1980)、おもに「...
こ‐けんせい【顧憲成】
[1550〜1612]中国、明の政治家・学者。無錫(むしゃく)(江蘇省)の人。字(あざな)は叔時。神宗に仕えたが、...
沽券(こけん)に関(かか)わ・る
品位や体面にさしつかえる。「あいつに頭を下げるなんて—・る」