ざん‐こう【讒口】
「讒言(ざんげん)」に同じ。
ざん‐こう【讒構】
無い事をこしらえた告げ口をして、人をおとしいれること。「必定何者かの—と存じ」〈逍遥・桐一葉〉
ざん‐こく【残酷/惨酷/残刻】
[名・形動]無慈悲でむごたらしいこと。まともに見ていられないようなひどいやり方のさま。「—な刑罰」「—にも子供の夢...
ざんこくものがたり【残酷物語】
《原題、(フランス)Contes cruels》リラダンの短編小説集。1883年刊。雑誌等に発表した短編小説と詩作...
ざん‐こん【残痕】
残っている跡。痕跡。
ざん‐コン【残コン】
「残コンクリート」の略。
ざん‐コンクリート【残コンクリート】
工事現場でミキサー車から荷下ろししたが使用されず、余ってしまった生コンクリート。通常、再利用されることなく、産業廃...
ざん‐ごう【塹壕】
1 戦場で、歩兵が敵弾を避けるために作る防御施設。溝を掘り、前方に掘った土や土嚢(どのう)を積み上げたもの。 2 ...
ざんごう‐ねつ【塹壕熱】
五日熱(いつかねつ)のこと。第一次大戦中ヨーロッパ戦線で流行した。
ざん‐さ【残渣】
濾過(ろか)したあとなどに残ったかす。
ざん‐さい【残滓】
「ざんし(残滓)」の慣用読み。
ざん‐さい【残債】
住宅ローンなどの借入金のうち、まだ返済していない金額。
ざん‐さつ【惨殺】
[名](スル)むごたらしい方法で殺すこと。「凶悪犯に—される」
ざん‐さつ【斬殺】
[名](スル)人をきり殺すこと。「一刀のもとに—する」
ざん‐ざい【斬罪】
首をきる刑罰。うちくび。
さんざ‐め・く
[動カ五(四)]《「さざめく」の音変化。「ざんざめく」とも》ひどく浮き浮きと騒ぎ立てる。にぎやかに騒ぐ。「弦歌—・...
ざんざら‐がさ【ざんざら笠】
編み上げた菅(すげ)の末端を切りそろえずに笠の頂部に出す菅笠。江戸時代、宿駅の馬子や駕籠(かご)かきなどが用いた。...
ざん‐ざん
[副]雨が激しい勢いで降るさま。「朝から—降り続く」
ざんざん‐じょうすい【残山剰水】
1 戦乱のあとに残された山水。 2 山水画の一様式。自然の一角を小さく描き、画面に大きな余白を残して詩的情趣を表す...
ざん‐し【残滓】
《慣用読みで「ざんさい」とも》残りかす。「封建思想の—」
ざん‐し【惨死】
[名](スル)むごたらしく死ぬこと。さんし。
ざん‐し【慙死/慚死】
[名](スル)恥じて死ぬこと。また、死ぬほど深く恥じること。「僕が平生(ふだん)の耳でいたら—するほどの大言壮語を...
ざん‐しつ【残疾】
律令制で規定された身体障害・疾病者。廃疾・篤疾より程度の軽い病気や故障のある者。一目盲・両耳聾など。正丁の年齢でも...
ざん‐しゃ【讒者】
讒言をする者。人をおとしいれようとして、事実に反する悪口を言う者。
ざん‐しゅ【斬首】
[名](スル)首をきること。首をきる刑。また、きったその首。「首謀者が—された」
ざん‐しゅう【残秋】
秋の末。なごりの秋。晩秋。
ざん‐しゅん【残春】
残り少なくなった春。春のなごり。春の末。
ざん‐しょ【残暑】
立秋を過ぎてもなお残る暑さ。《季 秋》「草の戸の—といふもきのふけふ/虚子」
ざん‐しょう【残照】
日が沈んでからも雲などに照り映えて残っている光。夕日の光。残光。 [補説]作品名別項。→残照
ざんしょう【残照】
日本画家、東山魁夷の作品。昭和22年(1947)、第3回日展に出品して特選を受賞。東山の出世作となった。東京国立近...
ざん‐しょく【残燭】
消え残りの灯火。明け方になっても消えずにいる灯火。
ざんしょ‐みまい【残暑見舞(い)】
残暑の時節に、親戚・知人などへ安否を尋ねること。また、その手紙。残暑伺い。→暑中見舞い
ざん‐しん【残心】
1 心をあとに残すこと。心残り。未練。 2 武芸で、一つの動作を終えたあとでも緊張を持続する心構えをいう語。剣道で...
ざん‐しん【讒心】
讒言して人をおとしいれようとする心。
ざん‐しん【讒臣】
讒言して主君におもねる臣下。
ざん‐しん【斬新】
[形動][文][ナリ]趣向や発想などがきわだって新しいさま。「—な技法」「—奇抜なアイデア」 [派生]ざんしんさ[名]
ざん‐じ【暫時】
少しの間。しばらく。副詞的にも用いる。「—の暇(いとま)をいただきたい」「—休憩する」
ザンジバル
アフリカ東部、タンザニアの一地域。ザンジバル島とペンバ島を主島とするザンジバル諸島から成り、1963年に英国から独...
ザンジバル‐シティー
タンザニア東部、インド洋にあるザンジバル島の都市。同島西部に位置し、港湾をもつ。中世よりアラブ人によるインド洋交易...
ザンジバル‐とう【ザンジバル島】
《Zanzibar Island》タンザニア東部、インド洋上にある島。正式名称ウングジャ島。サンゴ石灰岩からなる島...
ザンジャーン
イラン北西部の都市。ザンジャーン州の州都。テヘランとタブリーズを結ぶ幹線道路沿いに位置する。銀細工、絨毯(じゅうた...
ざんじんざんばけん【斬人斬馬剣】
伊藤大輔監督による映画の題名。昭和4年(1929)公開。白黒無声の剣戟(けんげき)もので、日本における傾向映画の先...
ざん・す
[動サ特活]《近世後期、江戸の遊里語》 1 「ある」の意の丁寧語。ございます。あります。「ちょっと話が—・すから、...
ざんす
[助動][ざんせ|ざんし|ざんす|ざんす|ざんすれ|○]体言および体言に準ずる語に付く。「だ」「である」の意の丁寧...
ざん・する【竄する】
[動サ変][文]ざん・す[サ変] 1 流罪にする。「遠島に—・する」 2 文章の字句を改めなおす。改竄(かいざん)...
ざん・する【讒する】
[動サ変][文]ざん・す[サ変]讒言する。「同僚を—・する」
ざん‐せい【残生】
年をとって、残り少なくなった人生。余生。
ざん‐せい【残星】
夜明けの空に残っている星。有明の星。明けの明星。
ざん‐せき【残席】
まだ予約や申し込みがされずに、残っている座席。「—の有無を確認する」「—わずかのセミナー」
ざんせき‐ど【残積土】
⇒原積土(げんせきど)