しのじかくのれきし【詩の自覚の歴史】
山本健吉による文芸評論。古代日本人の、詩の表現の歴史を論じる。昭和36年(1961)新潮社版刊行。昭和54年(19...
しの‐すがき【篠簀掻き】
篠竹を編んで作った簀子(すのこ)。たかすがき。
しの‐すすき【篠薄】
1 篠や薄(すすき)。また、篠竹の群がり生えたもの。「妹(いも)らがり我が行く道の—我し通はばなびけ篠原」〈万・一...
しの‐すだれ【篠簾】
篠竹を編んで作った簾。
しの‐すねあて【篠脛当て】
鎧(よろい)の脛当ての一。篠金物(しのがなもの)を取り付けたもの。しのたてすねあて。
し‐の‐せんじ【使の宣旨】
検非違使(けびいし)または奉幣使の任命の際に下された宣旨。使の宣。使宣旨。
し‐の‐ぜん【四の膳】
⇒よのぜん
しのそうぐ【死の葬具】
《原題Death Kit》米国の作家ソンタグの長編小説。1967年刊。
しの‐そうしん【志野宗信】
室町中期の香道家。志野流の祖。磐城(いわき)の人。通称、三郎右衛門。三条西実隆に香道を学び、足利義政(あしかがよし...
し‐の‐たいふ【史の大夫】
大史(だいし)で、特に従五位下に叙せられた者。大夫の史。
しのたて‐すねあて【篠立て脛当て】
⇒篠脛当(しのすねあ)て
しのだ【信太/信田】
大阪府泉北郡にあった地名。現在は和泉市に含まれる。信太の森がある。
しのだ【篠田】
姓氏の一。 [補説]「篠田」姓の人物篠田節子(しのだせつこ)篠田正浩(しのだまさひろ)
しの‐だけ【篠竹】
根笹の仲間の総称。細くて、群がって生える竹。篠(しの)。篠笹。
しのだ‐ずし【信太鮨】
《狐の好物という油揚げを使うところから信太の森の狐伝説に結びつけていう》いなりずし。
しのだ‐せつこ【篠田節子】
[1955〜 ]小説家。東京の生まれ。恋愛もの、ホラー、ミステリー、SFなどのジャンルを超えた多彩なストーリー展開...
しのだ‐づま【信太妻】
浄瑠璃・歌舞伎・歌謡などの一系統で、信太の森の白狐(しろぎつね)が葛の葉姫に化けて安部保名(あべのやすな)と契り一...
しの‐だな【志野棚】
香道具を置く棚の一。左側に地袋がある。志野流で用いられたことからの名。後に茶の湯でも使われるようになった。
しのだ‐の‐もり【信太の森】
大阪府和泉市の信太山にある森。葛(くず)の葉稲荷があり、信太の狐の伝説地。[歌枕]「時鳥いまや都へいづみなる—の明...
しのだ‐まき【信太巻(き)】
《狐の好物という油揚げを使うところから信太の森の狐伝説に結びつけていう》油揚げを袋状にして野菜・魚介類などの具を詰...
しのだ‐まさひろ【篠田正浩】
[1931〜 ]映画監督。岐阜の生まれ。「恋の片道切符」で監督デビュー。「心中天網島(てんのあみじま)」の成功で高...
しのだ‐やま【信太山】
大阪府南西部、和泉(いずみ)市東部にある丘陵。標高50〜80メートルの台地状の丘。北西麓にある葛(くず)の葉稲荷(...
しの‐だれ【篠垂/鎬垂】
兜(かぶと)の八幡座(はちまんざ)から、前後または左右に垂れた筋金。古くは剣形、近世では銀杏形(いちょうがた)・蜥...
し‐の‐ちょう【使の庁】
検非違使庁(けびいしちょう)のこと。
シノプ
トルコ北部、黒海沿岸の港湾都市。天然の良港を擁し、ヒッタイト人が築いた港に起源し、紀元前7世紀に古代ギリシャ人の植...
しの‐つ・く【篠突く】
[動カ五(四)]篠竹を束ねたものが落ちてくるように、細いものが密に激しく飛んでくる。雨の激しく降るさまにいう。「—...
し‐の‐つづみ【四の鼓】
古代の打楽器の一。雅楽で使われたもので、三の鼓より大型の細腰鼓(さいようこ)。
しのづか‐りゅう【篠塚流】
日本舞踊の流派の一。文政(1818〜1830)のころ、京都の篠塚文三郎が志賀山流・幸若舞(こうわかまい)などを取り...
しの‐づけ【篠漬(け)/罧】
「柴漬(しばづ)け2」に同じ。
しのとげ【死の棘】
島尾敏雄の長編私小説。昭和35年(1960)「群像」誌に冒頭部分を発表。以後、「文学界」「新潮」などに断続的に連載...
し‐の‐に【四の二】
1 二つのさいころを振って、四と二とが同時に出ること。 2 「六」をしゃれていう語。「新井の宿の馬方、本名は六蔵、...
しの‐に
[副] 1 草木がぬれてなびくさま。また、心がしおれるさま。「秋の穂を—押しなべ置く露の消えかもしなまし恋ひつつあ...
シノニム
1 同義語。同意語。類義語。⇔アントニム。 2 異名。 3 リレーショナルデータベースにおいて、あるデータ項目に対...
し‐の‐ね【羊蹄】
ギシギシの古名。〈新撰字鏡〉
しののい【篠ノ井】
長野市の地名。昭和34年(1959)市制。同41年長野市に合併。信越本線と篠ノ井線の分岐点として発達。
しののい‐せん【篠ノ井線】
中央本線塩尻(しおじり)から松本を経て信越本線篠ノ井に至るJR線。明治33〜35年(1900〜1902)開業。全長...
しのの‐に
[副]びっしょりぬれているさま。しとどに。「聞きつやと君が問はせるほととぎす—濡れて此(こ)ゆ鳴き渡る」〈万・一九七七〉
しののめ【東雲】
夜が明けようとして東の空が明るくなってきたころ。あけがた。あけぼの。「—の空」
しののめ‐ぐさ【東雲草】
アサガオの別名。
しののめ‐しんぶん【東雲新聞】
明治21年(1888)大阪で創刊された自由民権派の新聞。中江兆民を主筆として人気を博した。同24年廃刊。
しののめ‐ぶし【東雲節】
明治後期の流行歌。名古屋の娼妓(しょうぎ)東雲の脱走事件を風刺したものとも、名古屋旭新地の東雲楼の娼妓のストライキ...
し‐の‐はい【死の灰】
核爆弾の爆発や原子炉内の核分裂によって生じた、放射性微粒子の俗称。特に、ストロンチウム90やセシウム137は永く残...
し‐の‐はこ【尿の箱/清器】
便器。おまる。〈和名抄〉
しのは◦ゆ【偲はゆ】
[連語]《動詞「しの(偲)ふ」の未然形+自発の助動詞「ゆ」》しのばれる。自然に思い出される。しぬはゆ。「大伴(おほ...
しの‐はら【篠原】
篠竹の生えている原。ささはら。
しのはら【篠原】
石川県加賀市の地名。寿永2年(1183)平家の軍勢が源義仲に敗れた篠原合戦の地。 滋賀県野洲(やす)市の地名。壇ノ...
しのはら‐てつお【篠原哲雄】
[1962〜 ]映画監督。東京の生まれ。「月とキャベツ」で劇場映画監督デビュー。代表作「昭和歌謡大全集」「天国の本...
しのば・し【偲ばし】
[形シク]《動詞「しの(偲)ぶ」の形容詞化》したわしい。忘れがたい。「言の葉のもし世にちらば—・しき昔の名こそとめ...
しのばず‐の‐いけ【不忍池】
東京都台東区、上野公園内の南西部にある池。周囲約2キロ。寛永寺建立の際に琵琶湖になぞらえて築いた弁天島がある。
しのばず‐どおり【不忍通り】
東京都文京区目白台から台東区上野までの道路の呼び名。沿線に護国寺・不忍池などがある。