しゃくし‐な【杓子菜】
タイサイの別名。葉の形が杓子状をしている。
杓子(しゃくし)は耳掻(みみか)きにならず
大きいものが、必ずしも小さいものの代わりにはならないたとえ。
シャクシャイン‐の‐たたかい【シャクシャインの戦い】
寛文9年(1669)松前氏の収奪に対して、アイヌの首長シャクシャインが全蝦夷(えぞ)地のアイヌを糾合して起こした蜂...
しゃく‐しゃく【灼灼/爍爍】
[ト・タル][文][形動タリ]明るく照り輝くさま。「—たる少年の笑顔」
しゃく‐しゃく【綽綽】
[ト・タル][文][形動タリ]落ち着いてゆとりがあるさま。ゆったりとしてこせつかないさま。「余裕—たる態度」「手も...
しゃく‐しょ【借書】
借用の証書。借用証。
しゃくし‐わたし【杓子渡し】
⇒篦渡(へらわた)し
杓子(しゃくし)を渡(わた)・す
《「杓子」は主婦権の象徴とみなされるところから》姑(しゅうとめ)が嫁に家政を譲る。
しゃくしんみょう【惜身命】
上田三四二の小説。昭和59年(1984)刊行。翌年、第35回芸術選奨文部大臣賞を受賞。
しゃく‐じ【借字】
漢字のもつ意義にかかわらず、その音や訓を借用して書き表す方法。万葉仮名や梵語(ぼんご)の音訳など。
しゃく‐じめ【尺〆】
尺貫法の木材の体積の単位。1尺角で長さが2間のものの体積。地域によって差異があるが、ふつう約0.33立方メートル。
しゃく‐じゅ【積聚】
さしこみ。また、癇癪(かんしゃく)。癪(しゃく)。「腫物、—ははりをさす」〈仮・尤の双紙〉
しゃくじゅう‐せつ【積聚説】
インド哲学の宇宙論の一。無数に存在する地性・水性・火性・風性の4種の原子が結合・集績して世界が成立するとする多元論...
しゃく‐じょ【錫紵】
天皇が二親等以内の親族の服喪の際に着用する浅黒色の闕腋(けってき)の袍(ほう)。しゃくちょ。
しゃく‐じょう【借状】
借用の証文。借用証書。「—も持って参った」〈虎寛狂・胸突〉
しゃく‐じょう【錫杖】
1 僧侶・修験者が持ち歩くつえ。頭部は塔婆形で数個の環がかけてあり、振ったり地面を強く突いたりして鳴らす。 2 四...
しゃくじょう‐そう【錫杖草】
ツツジ科の多年生の菌従属栄養植物。山地の陰湿地に生え、高さ約20センチ。全体が淡黄褐色で、葉は鱗片(りんぺん)状。...
しゃく‐じん【石神】
「いしがみ」に同じ。
しゃく・する【釈する】
[動サ変][文]しゃく・す[サ変]意味を解き明かす。「般若心経を—・する」
しゃく‐すん【尺寸】
《1尺と1寸の意から》わずかばかりのこと。せきすん。
しゃくせき‐し【赤石脂】
酸化鉄を含む陶土。漢方で止血・止瀉(ししゃ)薬などに用いる。
しゃく‐せん【借銭】
借りた金銭。借金。借財。「家屋敷を—のかたにおく」
しゃくせん‐こい【借銭乞ひ】
借金取り。「—山のごとし」〈浮・胸算用・一〉
しゃくぜつ‐じん【赤舌神】
陰陽道(おんようどう)で、太歳西門の番神、または第三の羅刹(らせつ)のこと。
しゃくぜつ‐にち【赤舌日】
陰陽道(おんようどう)で、6日ごとにめぐってくるという凶日。
しゃく‐ぜん【積善】
⇒せきぜん(積善)
しゃく‐ぜん【灼然】
[ト・タル][文][形動タリ]輝くさま。また、明らかなさま。著しいさま。「人情をば—として見えしむるを我が小説家の...
しゃく‐ぜん【釈然】
[ト・タル][文][形動タリ]疑いや迷いが解けてすっきりするさま。せきぜん。しゃくねん。「説明を聞いてもまだ—としない」
しゃく‐ぜん【綽然】
[ト・タル][文][形動タリ]ゆったりとして余裕のあるさま。綽々。悠然。「許多(あまた)の著作を成就して—として余...
しゃく‐そう【錫僧】
法会のとき、偈(げ)を唱え、錫杖(しゃくじょう)を振る役の僧。
しゃく‐そん【釈尊】
釈迦の尊称。
しゃく‐たい【借貸】
1 かしかり。貸借。 2 奈良・平安時代、官稲を無利息で貸与したこと。窮民救済や勧農のために行った。賑貸(しんたい...
しゃく‐たいげ【赤帯下】
月経が不規則に長期間にわたってあるもの。長血(ながち)。
しゃく‐たく【借宅】
家を借りること。また、借りた家。借家。
しゃく‐たて【杓立て】
茶の湯で、柄杓(ひしゃく)を立てる道具。柄杓立て。
しゃく‐だい【釈台】
講談師の前に置く台。
しゃく‐ち【尺地】
⇒せきち(尺地)
しゃく‐ち【借地】
[名](スル)土地を借りること。また、借りた土地。「—して家を建てる」
しゃくち‐けん【借地権】
建物の所有を目的とする地上権または土地の貸借権。
しゃくちしゃくや‐ちょうていほう【借地借家調停法】
借地・借家関係の紛争について、裁判所または調停委員会の調停で解決することを目的として大正11年(1922)に制定さ...
しゃくちしゃくや‐ほう【借地借家法】
借地権および建物の賃貸借契約の更新などについて規定するとともに、借地条件の変更などの裁判手続きに関する事項を定める...
しゃくちしゃっか‐ほう【借地借家法】
⇒しゃくちしゃくやほう(借地借家法)
しゃくち‐ほう【借地法】
借地関係について借地人の権利の保護を目的とした法律。大正10年(1921)制定。平成3年(1991)借地借家法に吸...
しゃく‐ちょ【錫紵】
⇒しゃくじょ(錫紵)
しゃく‐ちょうくう【釈迢空】
折口信夫(おりくちしのぶ)の号。
しゃく‐ちん【借賃】
物を借りるために支払う金銭。借り賃。
しゃく‐づえ【尺杖】
建築の際などに用いる大形の物差し。長さ1〜2間ほどの角材に、1尺ごとの目盛りをつけたもの。間竿(けんざお)などの類。
しゃく‐てつ【尺鉄】
⇒せきてつ(尺鉄)
しゃく‐てん【釈典】
《「釈氏の経典」の意》仏典。
しゃく‐てん【釈奠】
⇒せきてん(釈奠)