たたみ【畳】
1 和室の床に敷くもの。わらを重ねて麻糸で締めた床(とこ)に、藺草(いぐさ)で編んだ表をつけ、ふつう、両縁に布でへ...
たたみ‐あ・げる【畳み上げる】
[動ガ下一][文]たたみあ・ぐ[ガ下二] 1 すべてをたたんでしまう。たたみ終える。「全員の布団を—・げる」 2 ...
たたみ‐いす【畳み椅子】
たたんで持ち運びができるように作った椅子。
たたみ‐いと【畳糸】
畳表や縁(へり)などを縫うのに用いる、青麻で作った太い糸。
たたみ‐いわし【畳鰯】
カタクチイワシの稚魚を板海苔状に平らに干し固めた食品。軽く火であぶって食する。
たたみ‐おび【畳み帯】
帯芯を入れないで、1枚の布を折りたたんだだけの略式の帯。
たたみ‐おもて【畳表】
藺草(いぐさ)の茎などと麻糸とで織ったござ。畳の表につける。産地により備後(びんご)表・琉球表などがある。
たたみ‐か・ける【畳み掛ける】
[動カ下一][文]たたみか・く[カ下二] 1 相手に余裕を与えないように、立て続けに行う。「—・けて質問する」 2...
たたみ‐がえ【畳替え】
[名](スル)畳表を取り替えて新しくすること。《季 冬》「青桐は柱のごとし—/青畝」
たたみ‐がみ【畳み紙】
⇒たとうがみ(畳紙)
たたみこみ‐ニューラルネットワーク【畳み込みニューラルネットワーク】
ディープラーニングなどの機械学習で、情報量の圧縮や要約の手続きを繰り返し行うもの。画像認識をはじめ、ディープラーニ...
たたみ‐こ・む【畳み込む】
[動マ五(四)] 1 折りたたんで中に入れる。「新聞にちらしを—・む」「テーブルの脚を内側に—・む」 2 心の中に...
たたみ‐こも【畳薦】
[名]畳にする薦。「—隔て編む数かよはさば道の芝草生ひざらましを」〈万・二七七七〉 [枕]薦を幾重にも重ねるところ...
たたみ‐さし【畳刺(し)】
畳をさして作ること。また、その職人。
たたみ‐ざわり【畳触り】
1 畳に触れた感じ。畳の感触。 2 畳への触れ方。立ち居振る舞いのこと。「座配万事がしっとりとしてざわつかず、—の...
たたみ‐ざん【畳算】
占いの一種。簪(かんざし)やキセルを畳の上に投げ、その向き、または落ちた所から畳の端までの編み目の数をかぞえ、その...
たたみ‐しょく【畳職】
畳を作る職人。
たたみ‐じき【畳敷(き)】
床に畳が敷いてあること。また、その場所。
たたみ‐じゃく【畳み尺】
折り畳むことができるものさし。折り尺。畳み物差し。
たたみ‐じわ【畳み皺】
衣服や紙などをたたんでおくことによってできるしわ。
たたみ‐すいれん【畳水練】
《畳の上で行う水泳の訓練の意》理屈ばかりで実地の訓練が欠けているため、実際には役に立たないこと。畳の上の水練。畑水練。
タタミゼ
生活に畳(たたみ)を取り入れるなど、日本風の室内装飾や様式を取り入れること。
たたみ‐つき【畳付き】
1 表面に畳表をつけたもの。下駄・草履などにいう。 2 陶磁器、特に茶碗・茶入れなどの底の、畳にじかに触れる部分。
たたみ‐とこ【畳床】
畳の芯となる部分。わらを重ねて麻糸で締めたもの。
たたみ‐どこ【畳床】
畳(床畳)を敷いた床の間。
たたみ‐な・す【畳みなす】
[動サ四]幾重にも重ねる。「すくよかならぬ山の気色、木深く世離れて—・し」〈源・帚木〉
畳(たたみ)の上(うえ)で死(し)・ぬ
事故死や変死ではなく、あたりまえの死に方をする。
畳(たたみ)の上(うえ)の水練(すいれん)
「畳水練」に同じ。
畳(たたみ)の塵(ちり)を毟(むし)・る
恥ずかしがって顔を上げないようすや、手持ちぶさたで退屈しているようすにいう。畳の縁(へり)を毟る。
たたみ‐ばしご【畳み梯子】
携帯などに便利なように、折りたためるように作った梯子。
たたみ‐ばり【畳針】
畳の床(とこ)に畳表や縁(へり)を縫いつけるのに用いる太い針。
たたみ‐ぶね【畳み船】
近世、折りたたんで陸上を持ち運び、必要なときに組み立てて使った軍用船。
たたみ‐べり【畳縁】
畳のふち。また、そこにつける布。
たたみ‐ぼうちょう【畳包丁】
畳を作るときに使う包丁。畳床や畳表を裁断する刃物。
たたみ‐め【畳(み)目】
1 紙・布などをたたんだときにできる折り目。「—のしわをのばす」 2 畳表の編み目。畳の目。
たたみ‐ものさし【畳み物差(し)/畳み尺】
携帯に便利なように、折りたためるように作ったものさし。
たたみ‐やたい【畳み屋台】
折りたたんで運搬できるようにつくった小型の屋台。