ツチ‐ぞく【ツチ族】
アフリカのルワンダおよびブルンジに住む牧畜民族。両国の人口の1〜2割を占める。多数派民族フツ族とは長年抗争状態にあ...
つち‐たら【独活】
ウドの古名。〈和名抄〉
つちだ【土田】
姓氏の一。 [補説]「土田」姓の人物土田杏村(つちだきょうそん)土田麦僊(つちだばくせん)
つちだ‐きょうそん【土田杏村】
[1891〜1934]思想家・評論家。新潟の生まれ。本名、茂(つとむ)。麦僊(ばくせん)の弟。西田幾多郎に師事。雑...
つちだ‐ばくせん【土田麦僊】
[1887〜1936]日本画家。新潟の生まれ。本名、金二。杏村(きょうそん)の兄。京都に出て竹内栖鳳(たけうちせい...
つちだ‐よしこ【土田よしこ】
[1948〜2023]漫画家。東京の生まれ。本名、芳子(よしこ)。赤塚不二夫のアシスタントを経てデビュー。ギャグ漫...
つち‐だんご【土団子】
土を丸めて団子のようにしたもの。特に明和・安永(1764〜1781)のころ、江戸谷中の笠森稲荷(かさもりいなり)で...
つち‐つかず【土付かず】
1 相撲で、その場所中にまだ負けていないこと。「—で千秋楽をむかえる」 2 勝負事などで、その時まで連続して勝ちつ...
土(つち)とな・る
⇒土になる
つち‐とりもち【土鳥黐】
ツチトリモチ科の多年草。暖地にみられ、ハイノキなどの根に寄生。高さ約10センチ。根茎は黄茶色の不規則な塊状をし、鳥...
つち‐ど【土戸】
土または漆喰(しっくい)を塗った引き戸。
つち‐どの【土殿】
喪に服す間こもる粗末な仮屋。板敷を取り除き、土間にしておく。「殿に皆集まり給ひて、—して男君たちもおはし」〈宇津保...
つち‐どめ【土留(め)】
1 瓦屋根の葺(ふ)き土が滑り落ちるのを防ぐために、土居(どい)または裏板に横に打ちつける幅の狭い木。土留め桟(ざ...
つち‐なぶり【土弄り】
「つちいじり」に同じ。「花に心を移し居れば鬱気もせず。けっく—は身の養生」〈浄・先代萩〉
つち‐なべ【土鍋】
素焼きの鍋。どなべ。
つち‐ならし【土均し】
田畑などの土くれを砕き、高低をならして平らにすること。また、それに用いる農具。「苗代(なわしろ)の—をする」
土(つち)にな・る
《「土となる」とも》土に変わる。死ぬ。「客死して異国の—・る」
つち‐にんぎょう【土人形】
土を材料とした人形。伏見人形・今戸人形などが有名。
つちのうつわ【土の器】
阪田寛夫の短編小説。がんに侵された母の闘病と死を描く。昭和49年(1974)発表。同年、第72回芥川賞受賞。
つち‐の‐え【戊】
《「土の兄(え)」の意》十干の5番目。ぼ。
つち‐の‐かみ【土の神】
1 土をつかさどり守る神。埴安(はにやす)の神の類。 2 「土公神(どくじん)」に同じ。
つち‐の‐こ【槌の子】
1 小槌(こづち)。 2 額(ひたい)と後頭部が突き出た頭。さいづちあたま。 3 胴の太い、蛇の一種という想像上の...
つち‐の‐と【己】
《「土の弟(と)」の意》十干の6番目。き。
つちのなかのこども【土の中の子供】
中村文則の短編小説。平成17年(2005)発表。同年、第133回芥川賞受賞。
つち‐はじかみ【土薑】
ショウガの別名。
つち‐はらい【土払い】
牛車の簾(すだれ)の下にかける布帛(ふはく)。
つち‐はり【土針】
植物の名。メハジキとも、ツクバネソウとも、エンレイソウともいわれる。「我がやどに生ふる—心ゆも思はぬ人の衣(きぬ)...
つち‐はんみょう【土斑猫/地胆】
甲虫目ツチハンミョウ科の昆虫の総称。体長1〜2センチ。体は青黒くてつやがある。腹は平たく、雌では特に大きい。前翅(...
つち‐ばし【土橋】
「どばし(土橋)」に同じ。
つち‐ばち【土蜂】
1 膜翅(まくし)目ツチバチ科の昆虫の総称。体は大形で黒色、腹部は長く大きく、金色の毛が密生し、横縞のあるものが多...
つち‐び【犯土日/椎日】
「土(つち)5」に同じ。
つち‐びさし【土庇/土廂】
数寄屋造りなどで、地面に柱を立て、深く張り出させた庇。どびさし。
つち‐ふまず【土踏まず】
足の裏のくぼんだところ。立ったとき、床に触れない部分。
つち‐ふ・る【土降る/霾る】
[動ラ四]風に吹き上げられた土や砂が降る。《季 春》「真円(まんまる)き夕日—・るなかに落つ/汀女」「雲端に—・る...
つち‐ふるい【土篩】
土を入れてふるい分ける、目の粗いふるい。多く竹を編んで作る。
つち‐ぶた【土豚】
管歯目ツチブタ科の哺乳類。体重50〜70キロ。背が丸く太った体つきや鼻先の形などは豚に似るが、耳と尾は長い。歯は管...
つち‐ぶね【土船/土舟】
1 土砂を運ぶ船。「引汐の堀割に繋(つな)いだ—」〈荷風・すみだ川〉 2 土でつくった船。昔話「かちかち山」に出て...
つち‐へん【土偏】
漢字の偏の一。「地」「城」などの「土」の部分の称。
つち‐ぼこり【土埃】
風に吹かれて舞い上がる細かい土砂。すなぼこり。「—が立つ」「—を上げる」
つち‐ぼたる【土蛍/地蛍/蛍蛆】
1 蛍の幼虫。淡黒色の蛆(うじ)状で、水辺におり、尾部が発光する。みぞぼたる。 2 双翅(そうし)目キノコバエ科の...
つち‐ぼとけ【土仏】
土でつくった仏像。どぶつ。
土仏(つちぼとけ)の水遊(みずあそ)び
《土仏が水に溶けて崩れていくところから》身の破滅を招くようなことをみずからすることのたとえ。土仏の水狂い。土仏の水...
土仏(つちぼとけ)の夕立(ゆうだち)に逢(お)うたよう
《土仏が大雨で崩れるようすから》しょんぼりしたさまのたとえ。
つちみかど【土御門】
姓氏の一。平安時代以来、天文道・陰陽道(おんようどう)をもって朝廷に仕えた家系。阿倍倉梯麻呂(くらはしまろ)の子孫...
つち‐みかど【土御門】
平安京大内裏外郭東面の上東門の異称。また、西面の上西門を西の土御門と称した。築地(ついじ)を切り抜いただけで、屋根...
つちみかど‐しんとう【土御門神道】
近世神道の一派。江戸初期、土御門泰福(やすとみ)が垂加(すいか)神道説を説く山崎闇斎(やまざきあんさい)の教えを受...
つちみかど‐だいり【土御門内裏】
京都土御門大路の南、烏丸の西にあった里内裏。 土御門大路の北、東洞院大路の東にあった里内裏。元弘元年(1331)光...
つちみかど‐てんのう【土御門天皇】
[1195〜1231]第83代の天皇。在位1198〜1210。後鳥羽天皇の第1皇子。名は為仁(ためひと)。承久の乱...
つちみかど‐どの【土御門殿】
京都土御門大路の南、京極の西にあった藤原道長の邸。しばしば里内裏となった。上東門第。京極殿(きょうごくどの)。御堂...
つちみかど‐みちちか【土御門通親】
[1149〜1202]鎌倉初期の廷臣。村上源氏の出。内大臣兼右近衛大将。源頼朝と手を結ぶ関白九条兼実(くじょうかね...