むしゃ‐ぶぎょう【武者奉行】
戦国時代、兵士を統率して軍の指揮をつかさどった役。
むしゃ‐ぶり【武者振り】
1 武士が鎧(よろい)・兜(かぶと)をつけた雄々しい姿。 2 武士にふさわしい態度や行動。
むしゃぶり‐つ・く
[動カ五(四)]《「むさぶりつく」の音変化》夢中でしがみつく。すがりついて、離れまいとする。「母親に—・いて泣く」...
むしゃ‐ぶるい【武者震い/武者振るい】
[名](スル)戦いや重大な場面に臨んで、興奮のためにからだが震えること。「スタートラインに立って、思わず—する」
む‐しゃべつ【無差別】
[名・形動]「むさべつ(無差別)」に同じ。「流石(さすが)に天道是非—といいがたけれど」〈一葉・やみ夜〉
むしゃ‐まど【武者窓】
武家屋敷で、表長屋の外壁に設けた、太い縦または横の格子の入った窓。武家窓。
むしゃ‐むしゃ
[副] 1 勢い込んで食べるさま。また、無作法に食べるさま。「手づかみで—(と)食べる」 2 毛などが乱れもつれて...
むしゃ‐りんどう【武佐竜胆】
シソ科の多年草。本州中部以北の草原に自生。高さ15〜40センチ。茎は四角柱で、葉は対生し、線形でつやがある。夏、紫...
むしゃ‐わらじ【武者草鞋】
⇒ごんず草鞋(わらじ)
むし‐やき【蒸(し)焼(き)】
材料を容器などに密閉し、間接的に熱を加えて焼くこと。またそのように焼いたもの。「魚を—にする」
むし‐やしない【虫養い】
《腹の虫に食物を与える意》空腹を一時的にしのぐこと。また、その食物。他の欲望についてもいう。虫押さえ。
む‐しゅ【無主】
所有者がないこと。また、主体となるものがないこと。
む‐しゅう【無臭】
においやくさみがないこと。「無味—の液体」
む‐しゅう【無執】
「無着(むじゃく)」に同じ。
む‐しゅう【無終】
《古くは「むじゅう」》終わりのないこと。果てしのないこと。「—無限の道程をたどり行く旅人として」〈寅彦・相対性原理...
む‐しゅうきょう【無宗教】
一定の信仰を持たないこと。また、宗教そのものに無関心なこと。
む‐しゅぎ【無主義】
主義主張を持たないこと。
む‐しゅく【無宿】
1 住む家がないこと。また、その人。やどなし。 2 江戸時代、百姓・町人が駆け落ち・勘当などにより人別帳から名前を...
むしゅく‐もの【無宿者】
無宿の人。やどなし。
むしゅく‐ろう【無宿牢】
江戸時代、無宿の罪人を入れた牢。二間牢(にけんろう)。
むしゅ‐ち【無主地】
所有者が定まっていない土地。また、どの国にも領有されていない土地。
む‐しゅび【無首尾】
「不首尾(ふしゅび)」に同じ。
むしゅ‐ふう【無主風】
世阿弥の能楽論で、似せているだけで、自分のものとして体得しきっていない芸の段階。⇔有主風(うしゅふう)。
むしゅ‐ぶつ【無主物】
所有者のない物。
むしゅぶつ‐せんせん【無主物先占】
⇒先占(せんせん)2
む‐しゅみ【無趣味】
[名・形動]趣味をもたないこと。風流心のないこと。また、そのさま。無風流。没趣味。「—な(の)人」「—な(の)花瓶」
む‐しょ
刑務所をいう俗語。「—帰り」 [補説]監獄をいう「虫寄場(むしよせば)」の略からか。俗に「刑務所」の略ともするが、...
む‐しょ【墓所】
「ぼしょ(墓所)」に同じ。「—へ参り候」〈謡・定家〉
む‐しょい【無所畏】
「無畏(むい)」に同じ。
む‐しょう【無生】
仏語。生じることがないこと。生滅変化しないこと。また、生じたり変化したりする迷いを超えた絶対の真理、または悟り。
む‐しょう【無性】
[名]仏語。 1 《「無自性」の略》実体のないこと。 2 《「無仏性」の略》仏性のないもの。悟りを開く素質のないも...
む‐しょう【無償】
1 報酬のないこと。また、報酬を求めないこと。「—の奉仕」 2 代金を払わないでいいこと。ただ。無料。「—で貸与す...
む‐しょう【霧消】
[名](スル)霧が晴れるように消えてなくなること。「不安が—する」「雲散—」
む‐しょう【霧鐘】
濃霧のとき、船の遭難を防ぐために打ち鳴らす警鐘。
む‐しょう【無床】
(患者用の)ベッドがないこと。ベッドを置かないこと。「—診療所」→有床
むしょう‐けいやく【無償契約】
贈与・使用貸借などのように、当事者の一方だけが給付(出捐(しゅつえん))をする契約。⇔有償契約。
むしょう‐こう【無称光】
1 阿弥陀仏の発する十二光の一。言葉で言い表せないほどすばらしい光明。 2 無称光仏、すなわち阿弥陀仏のこと。
むしょう‐こうい【無償行為】
対価を得ないで給付(出捐(しゅつえん))をすることを内容とする法律行為。贈与・遺贈など。⇔有償行為。
むしょうこう‐せい【無症候性】
痛みや違和感などの自覚症状を伴わない病態。
むしょうこうせい‐キャリア【無症候性キャリア】
疾患の原因となるウイルスや細菌に感染しているのに、症状が現れていない人をいう。→キャリア4
むしょうこうせい‐けつにょう【無症候性血尿】
尿に赤血球がみられるだけで、それ以外の症状を伴わない血尿。
むしょうこうせい‐しんきんきょけつ【無症候性心筋虚血】
胸痛などの自覚症状を伴わない心筋虚血。無痛性心筋虚血。
むしょう‐こうふ【無償交付】
1 無料で引き渡すこと。 2 新株を発行し、無償で株主に交付すること。
むしょうしゃ‐せんい【無放射遷移】
⇒非放射遷移
むしょう‐しんりょうじょ【無床診療所】
入院施設のない診療所。→有床診療所
むしょうじょう‐かんせん【無症状感染】
⇒不顕性感染
むしょう‐に【無性に】
[副] 1 ある感情が激しく起こるさま。むやみに。やたらに。「—腹が立つ」「—故郷が恋しい」 2 あとさきを考えず...
むしょう‐にん【無生忍】
《「無生法忍」の略。忍は認知の意》仏語。生じることも滅することもないという真理を認識すること。また、その真理を悟っ...
む‐しょく【無色】
1 色がついていないこと。「—透明」⇔有色。 2 特定の主義・党派にかたよらないこと。「—の立場」
む‐しょく【無職】
定まった職がないこと。