ろうどうきじゅん‐きょく【労働基準局】
厚生労働省の内局の一。労働基準法およびその関連する法令の施行に関する事項を担当する中央機関。地方に都道府県労働局、...
ろうどうきじゅん‐ほう【労働基準法】
労働者の生存権を保障するために、労働契約・賃金・労働時間・休日および年次有給休暇・災害補償・就業規則など、労働条件...
ろうどう‐きせい【労働寄生】
寄生種が宿主から直接栄養などを取らず、宿主が取った餌を横取りすること。カッコウ類の托卵や社会性昆虫に見られる社会寄...
ろうどう‐きぞく【労働貴族】
一般の労働者よりも特別に高い賃金や社会的地位を得ている特権的な労働者層。また、大企業の労使協調的な労働組合幹部をさ...
ろうどう‐きほんけん【労働基本権】
労働者の生存の確保のために認められる基本的権利。憲法の保障する労働権・団結権・団体交渉権・争議権の総称。
ろうどう‐きょうやく【労働協約】
労働組合または労働者団体と、使用者またはその団体との間で、労働条件などについて締結する協定。労働基準法に基づいて労...
ろうどう‐きょく【労働局】
⇒都道府県労働局
ろうどう‐きんこ【労働金庫】
昭和28年(1953)制定の労働金庫法に基づき、労働組合・消費生活協同組合その他の労働者団体が協同して組織・運営す...
ろうどうきんこ‐れんごうかい【労働金庫連合会】
労働金庫の系統中央機関。全国各地の労働金庫を会員とし、会員間の資金需給調整、余裕資金の運用、確定拠出年金商品の提供...
ろうどう‐くみあい【労働組合】
労働者が労働条件の維持・改善や社会的地位の向上などを目ざして、自主的に組織する団体。企業別・職業別・産業別・一般組...
ろうどうくみあい‐きせいかい【労働組合期成会】
明治30年(1897)片山潜・高野房太郎らを中心に、職工義友会を母体として労働組合結成の促進を目的として結成された...
ろうどうくみあい‐ほう【労働組合法】
労働者が使用者との交渉で対等の立場に立つことを促進することによって、労働者の地位を向上させることを目的とする法律。...
ろうどう‐けいやく【労働契約】
労働者が使用者に労務を提供することを約し、これに対して使用者が報酬を支払うことを約する契約。契約の内容は労働契約法...
ろうどうけいやく‐ほう【労働契約法】
労働者と使用者の間で結ばれる労働契約の基本原則を定めた法律。平成20年(2008)3月施行。就業形態の多様化や個別...
ろうどうけいやくもうしこみ‐みなしせいど【労働契約申込みみなし制度】
企業が違法な派遣と知りながら派遣労働者を受け入れていた場合、違法状態が発生した時点で、企業が派遣労働者に直接雇用の...
ろうどう‐けん【労働権】
労働の能力と意思とがありながら就業できない者が、国に対して労働の機会の提供を請求しうる権利。勤労権。
ろうどう‐けんしょう【労働憲章】
⇒国際労働憲章
ろうどう‐さい【労働祭】
メーデー。《季 春》
ろうどう‐さいがい【労働災害】
労働者の就業にかかわる建設物・設備・原材料・粉塵(ふんじん)などにより、または作業行動その他業務に起因して、労働者...
ろうどうさいがい‐そうごうほけん【労働災害総合保険】
従業員が政府の労働者災害補償保険の災害補償の対象となる身体障害を被った場合において、事業主が労働者災害補償保険の上...
ろうどう‐さんけん【労働三権】
日本国憲法の保障する労働者の基本的権利である、団結権・団体交渉権・争議権の三つをいう。
ろうどう‐さんぽう【労働三法】
労働組合法・労働基準法・労働関係調整法の三つの法。
ろうどう‐しじょう【労働市場】
資本主義社会で、労働力が商品として取引される抽象的な市場。
ろうどう‐しゃ【労働者】
1 自己の労働力を提供し、その対価としての賃金や給料によって生活する者。 2 主に肉体労働によって賃金を得て生活を...
ろうどうしゃ‐かいきゅう【労働者階級】
資本主義社会において、資本家に自己の労働力を提供して賃金を得るほかに生活の方法のない賃金労働者によって構成される社...
ろうどうしゃきょうきゅう‐じぎょう【労働者供給事業】
自己が管理・統制する労働者を、他人の指揮・命令の下で就労させることを事業として行うこと。戦前の人貸し業がこれにあた...
ろうどうしゃ‐きょうどうくみあい【労働者協同組合】
⇒ワーカーズコープ
ろうどうしゃけんこうあんぜん‐きこう【労働者健康安全機構】
職場における労働者の安全および健康の確保を図るため、労災病院・産業保健総合支援センター・労働安全衛生総合研究所・日...
ろうどうしゃけんこうふくし‐きこう【労働者健康福祉機構】
労災病院や産業保健推進センター(現産業保健総合支援センター)の運営、労働者に対する未払い賃金立て替え払い事業などの...
ろうどうしゃさいがいほしょう‐ほけん【労働者災害補償保険】
労働者の業務上の事由または通勤による負傷・疾病・障害・死亡について災害補償を行う保険。昭和22年(1947)制定の...
ろうどうしゃ‐はけん【労働者派遣】
派遣事業者が、自己の雇用する労働者を他の事業者の事業所に派遣し、派遣先の指揮命令を受けて労働に従事させること。→労...
ろうどうしゃはけん‐じぎょう【労働者派遣事業】
派遣会社が自ら雇用する労働者を他社に派遣し、派遣先の指揮命令下で労働に従事させる事業。人材派遣業。 [補説]平成2...
ろうどうしゃ‐はけんほう【労働者派遣法】
《「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」の略称》人材派遣業を法的に認め、かつ規制す...
ろうどうしゅうやくてき‐さんぎょう【労働集約的産業】
生産要素のうちの労働と資本の組み合わせにおいて、労働者一人当たりの設備など固定資産額の小さい産業。→資本集約的産業
ろうどう‐しゅだん【労働手段】
生産手段のうち、労働過程において人が労働対象に働きかけるために両者の間に介在させて使用するもの。道具・機械・建物・...
ろうどう‐しょう【労働省】
労働者の福祉と職業の確保など、労働問題に関する行政事務を担当した国の行政機関。昭和22年(1947)厚生省から分離...
ろうどうしんぱん‐せいど【労働審判制度】
平成18年(2006)4月に施行された労働審判法に基づき、事業主と労働者個人の間の労働紛争を迅速に解決するための制...
ろうどう‐じかん【労働時間】
1 労働する時間。 2 労働者が労働に従事する時間。休憩時間を除き、1日8時間、1週40時間を超えないことを原則とする。
ろうどうじかんとうせっていかいぜん‐ほう【労働時間等設定改善法】
《「労働時間等の設定の改善に関する特別措置法」の略称》労働時間の短縮や休日の増加など労働時間等の設定の改善に向けた...
ろうどう‐じょうけん【労働条件】
労働者と使用者との間に結ばれる、雇用に関する条件。賃金・労働時間など。労働基準法でその最低基準が定められている。
ろうどう‐じんこう【労働人口】
⇒労働力人口
ろうどう‐ジーメン【労働Gメン】
「労働基準監督官」の通称。
ろうどうせいさく‐しんぎかい【労働政策審議会】
厚生労働省に設置されている審議会の一。厚生労働省設置法に基づいて、厚生労働大臣等の諮問に応じて労働政策に関する重要...
ろうどう‐せいさんせい【労働生産性】
生産物の産出量を、投入された労働量で割った比率。
ろうどうせかい【労働世界】
日本最初の労働組合機関紙。明治30年(1897)労働組合期成会・鉄工組合の共同機関紙として創刊。のち、諸々の変遷を...
ろうどう‐そうぎ【労働争議】
労働者と使用者との間で労働条件などをめぐって起こる争い。労働関係調整法では、労使間において労働関係に関する主張が一...
ろうどうそうぎ‐ちょうていほう【労働争議調停法】
労働争議の調停手続きなどについて定めた法律。大正15年(1926)公布。昭和21年(1946)労働関係調整法の施行...
ろうどう‐そうだん【労働相談】
労働問題に関する相談。労使紛争や労災問題に加え、近年では長時間労働の強制やパワハラ・セクハラなど、相談内容が多様化...
ろうどう‐たいしょう【労働対象】
生産手段のうち、労働過程において人が働きかけて変化を与える対象。原材料・土地・樹木・鉱石など。
ろうどう‐たんか【労働単価】
労働者に支払われる単位時間当たりの賃金。支払われた賃金を働いた時間や日数で割って算出する。