あえ【和え/韲え】
あえたもの。あえもの。「なすのごま—」
あえ【饗】
ごちそう。供応。「御—を奉りき」〈播磨風土記〉
あえか
[形動][文][ナリ] 1 か弱く、頼りないさま。きゃしゃで弱々しいさま。「まだいと—なる程もうしろめたきに」〈源...
あえぎ【喘ぎ】
1 あえぐこと。また、あえぐ声。 2 喘息(ぜんそく)。〈和名抄〉
あえぎ‐あえぎ【喘ぎ喘ぎ】
[副]《動詞「あえぐ」の連用形を重ねたもの》苦しそうに息を切らしているさま。「敵に追われて—走る」
あえぎ‐ごえ【喘ぎ声】
苦しそうに息をする際に漏れ出る声。
あえ・ぐ【喘ぐ】
[動ガ五(四)]《古くは「あえく」》 1 苦しそうに、せわしく呼吸する。息を切らす。「急な坂を—・ぎながら登る」 ...
あえくに‐じんじゃ【敢国神社】
三重県伊賀市にある神社。祭神は敢国津神(あえのくにつかみ)。伊賀国一の宮。
あえ‐ごろも【和え衣/韲え衣】
和え物を作るときに、材料に混ぜ合わせる調味料。ごま・からし・味噌などのほか、白和えの豆腐、下ろし和えの大根下ろしなど。
あえ‐しらい
「あいしらい1」に同じ。「かく異なる事なき—ばかりを慰めにては」〈源・若菜下〉
あえ‐しら・う
[動ハ四] 1 「あいしらう1」に同じ。「煩はしとて、ことに—・はず」〈紫式部日記〉 2 「あいしらう2」に同じ。...
あえ‐ず【敢えず】
[連語]《動詞「あ(敢)う」の未然形+打消しの助動詞「ず」が固定して用いられたもの》 1 (動詞の連用形に付いて)...
あえ‐づくり【和え作り/韲え作り】
小さく切った魚肉などをあえて作る料理。ぬたあえの類。
あえ‐て【敢えて】
[副]《動詞「あ(敢)う」の連用形+接続助詞「て」から》 1 やりにくいことを押しきってするさま。無理に。「言いに...
あえ‐な・い【敢え無い】
[形][文]あへな・し[ク] 1 もろく、はかない。あっけない。「—・い最期を遂げる」「—・く負ける」 2 どうし...
敢(あ)え無(な)くな・る
死ぬことを婉曲(えんきょく)にいう語。「我らがもとにも尋ねて見えないところから見て、若(も)しや—・ったのではない...
あえ‐なむ【敢へなむ】
[連語]《動詞「あ(敢)う」の連用形+完了の助動詞「ぬ」の未然形+推量の助動詞「む」》がまんしよう。差し支えはない...
アエネイス
古代ローマの詩人ウェルギリウスの未完の長編叙事詩。12巻が現存。英雄アイネイアスを描く。
あえ‐の‐こと【饗の事】
石川県の奥能登地方で行われる行事。家々で田の神を迎え、食事や風呂などをすすめ、一年の収穫に感謝するもの。12月5日...
あえば‐こうそん【饗庭篁村】
[1855〜1922]小説家・劇評家。江戸の生まれ。本名、与三郎。号は竹の屋主人。江戸戯作文学系の作家。小説「当世...
あえ‐もの【肖え者】
1 感化されて似ているもの。「妙法寺の別当大徳(だいとこ)の、産屋(うぶや)に侍りける、—となむ嘆き侍りたうびし」...
あえ‐もの【和え物/韲え物】
野菜・魚介などを、味噌・酢・ごま・からしなどでまぜ合わせた料理。
あ・える【和える/韲える】
[動ア下一][文]あ・ふ[ハ下二]《他と合わせる意の「合う」から》 1 野菜や魚介などに酢・味噌・ごま・からしなど...
アエロバイオロジー
空気中の生物および生命現象を研究する分野。空中生物学。エアロバイオロジー。
あ‐えん【亜鉛】
亜鉛族元素の一。単体は銀白色の金属で、湿った空気中では灰白色となる。酸にもアルカリにも溶解する。乾電池の負極、鉄板...
あえん‐か【亜鉛華】
⇒酸化亜鉛
あえんか‐なんこう【亜鉛華軟膏】
亜鉛華(酸化亜鉛)を10〜20パーセント含む軟膏。湿疹(しっしん)など皮膚病に用いる。
あえんくうき‐でんち【亜鉛空気電池】
⇒空気亜鉛電池
あえん‐てっぱん【亜鉛鉄板】
トタン板のこと。
あえん‐とっぱん【亜鉛凸版】
亜鉛板を写真製版法により硝酸で腐食して画像を出した凸版。ジンク凸版。
あえん‐ばん【亜鉛版】
亜鉛を材料とする印刷版。写真凸版やオフセット印刷に使用。ジンク版。
アエーデ
⇒アオエデ