ぎ‐り【義理】
1 物事の正しい筋道。また、人として守るべき正しい道。道理。すじ。「—を通す」「—にはずれた行為」 2 社会生活を...
ぎり【限り】
[名・形動]俗に「ぎりぎり」の略。「終電に—乗れた」
ギリ
インドネシア南部、ロンボク島北西岸の沖合に浮かぶ三つの島。ササック人の言葉で「小島」を意味し、ロンボク島に近い東側...
ぎり
[副助]⇒きり[副助]
ぎり‐あい【義理合(い)】
義理のからんだつきあい。「仕事上の—で出席する」
ギリ‐アイル
⇒ギリ
義理(ぎり)ある仲(なか)
血はつながっていないが、親子や兄弟姉妹などの血族と同様の関係にある間柄。
ぎり‐いっぺん【義理一遍】
[名・形動]世間体を飾るため形式的に物事をすること。また、そのさま。通り一遍。「—な(の)あいさつ」
カブレラ‐インファンテ
[1929〜2005]キューバの小説家。のちにロンドンに移住。言葉遊びや言語実験の多用を特徴とする。作品に、革命前...
ぎり‐がた・い【義理堅い】
[形][文]ぎりがた・し[ク]対人関係の義理を大切にして、おろそかにしない。「—・い昔気質の人」
ぎり‐ぎり
頭頂にあるつむじ。転じて、頭の頂上。「爪先(つまさき)より—まで打ち込み」〈浄・宵庚申〉
ぎり‐ぎり【限り限り】
[名・形動]限度いっぱいで、それ以上余地がないこと。また、そのさま。副詞的にも用いる。「しめきり—に間に合う」「経...
ぎり‐ぎり
[副] 1 物が強く擦れ合う音やそのさまを表す語。「歯を—(と)食いしばる」 2 強く力を入れるさま。また、強く巻...
ぎりぎり‐けっちゃく【限り限り決着】
まったく余地がない状況になること。「生れてから今日まで—の生活をして来たんだ」〈漱石・明暗〉
ギリシア
⇒ギリシャ
ギリシャ‐じゅうじ【ギリシャ十字】
十字形の一つで、縦と横の長さが等しく、それぞれの中央で交差しているもの。
ギリシャ‐てつがく【ギリシャ哲学】
前6世紀ごろから後6世紀にかけて、ギリシャ本土とその周辺の地域で発達した古代ギリシャの哲学。イオニア学派・エレア学...
ギリシャ‐ひげき【ギリシャ悲劇】
アテネを中心に前5世紀ごろ栄えた演劇。運命に逆らい、また、流される人間を主題とした荘重・沈痛な悲劇で、仮面をつけた...
ギリシャ‐もじ【ギリシャ文字】
ギリシャ語を書き表すのに用いられる表音文字。前9世紀ころ、古代ギリシャ人がセム系の文字であるフェニキア文字を借用し...
ギリシャ‐せいきょう【ギリシャ正教】
「ギリシャ正教会」に同じ。
ギリシャ‐せいきょうかい【ギリシャ正教会】
1 ⇒東方正教会 2 ロシア正教会とともに、東方正教会の中心的教会。コンスタンチノープル総主教の管下から独立し、1...
ギリシャ‐どくりつせんそう【ギリシャ独立戦争】
15世紀以来オスマン帝国の支配下にあったギリシャの独立戦争。1821年から1829年まで続いたが、ロシア・フランス...
ギリシャ‐しんわ【ギリシャ神話】
古代ギリシャ民族が伝承した神話や伝説。主神ゼウスを中心に、オリンポスの神々や人間の英雄などが登場する。「イリアス」...
ギリシャ‐ご【ギリシャ語】
インド‐ヨーロッパ語族の一語派をなす言語。ギリシャ本土からエーゲ海の島々、キプロス島などで話されている。3000年...
ギリシャ
ヨーロッパ南東部の国。正称、ギリシャ共和国。バルカン半島の南端部およびエーゲ海の島々からなる。首都アテネ。古代文明...
ぎり‐じゅんぎ【義理順義】
「順義2」に同じ。
ぎり‐ずく【義理尽く】
どこまでも義理を立て通すこと。「—で他人からしていただくんでは胸がつかえますから」〈有島・或る女〉
ぎり‐ずくめ【義理尽くめ】
義理を尽くすこと。また、義理に縛られること。「—で身動きがとれない」
ぎり‐ぜめ【義理責め】
義理をたてに責めること。「残酷な武士道の—などが少なくって」〈谷崎・蓼喰ふ虫〉
ぎり‐だて【義理立て】
[名](スル)交際上、相手に対する義理を堅く守ること。「行きつけの店に—する」
ぎり‐チョコ【義理チョコ】
バレンタインデーに、女性が知人の男性などに付き合いで配るチョコレート。→本命チョコ →友チョコ
ぎ‐りつ【擬律】
裁判所が判決において法規を具体的な事件に適用すること。
ぎり‐づきあい【義理付(き)合い】
義理のためにしかたなくするつきあい。
ぎり‐づめ【義理詰め】
1 道理をもって物事をとらえること。理屈詰め。「先より腹の立つやうに持ってくる時になほ物静かに、—に」〈浮・胸算用...
ぎり‐づよ・い【義理強い】
[形][文]ぎりづよ・し[ク]《近世語》義理を守ろうとする気持ちが強い。義理堅い。「今の継母(おっか)さんが—・く...
ギリ‐トラワガン
⇒ギリ
義理(ぎり)と褌(ふんどし)欠(か)かされぬ
男子は常に褌を締めなければならないように、義理を欠いてはならない。
義理(ぎり)にも
1 体面やつきあいの上からでも。 2 おせじにも。「—字がじょうずとはいえない」
ぎり‐にんじょう【義理人情】
義理と人情。「—に厚い男」
ぎり‐の‐しがらみ【義理の柵】
義理に縛られて、思うままにならないこと。
ぎり‐ば・る【義理張る】
[動ラ五(四)] 1 どこまでも義理を立て通す。「生(な)さない中だからと—・って、小夜の為ばかしを言っちゃ」〈二...
義理張(ぎりば)るより頰張(ほおば)れ
義理を立ててつきあいに金を使うよりも、自分の利益を考えろということ。
ギリ‐メノ
⇒ギリ
ギリヤーク
⇒ニブヒ
ギリヤーク‐ご【ギリヤーク語】
サハリン(樺太(からふと))北部とアムール川下流域の少数の人々によって話されている言語。ニブヒ語。
ぎ‐りょう【技量/技倆/伎倆】
ある物事を行う能力。腕前。手並み。「すぐれた—の持ち主」
ぎ‐りょう【議了】
[名](スル)議事を終えること。
ぎりょう‐しんさ【技量審査】
スポーツなどで個人の力量の程度について審査すること。 [補説]日本相撲協会では、本場所を力士の技量審査の場としてい...
ぎりり
[副]物のきしる音を表す語。「奥歯を—とかむ」
義理(ぎり)を欠(か)・く
対人関係や社会関係のうえで、相手に対して当然しておかなければならないことを怠る。「賀状も出さず—・いている」