くち‐び【口火】
1 爆薬やガス器具などに点火するのに用いる火。 2 物事の起こるきっかけや原因。「事故が騒ぎの—となる」
くち‐びょうし【口拍子】
1 口で拍子をとること。また、その拍子。 2 言葉の調子のよさ。「—に乗る」
くち‐びらき【口開き】
1 「口切り1」に同じ。 2 「口開(くちあ)け2」に同じ。
くち‐びる【唇/脣】
1 口腔の入り口を囲む薄い皮に覆われた部分。飲食・発音・呼吸の器官。口唇(こうしん)。 2 花びら。「春くれど野べ...
唇(くちびる)亡(ほろ)びて歯(は)寒(さむ)し
《「春秋左伝」僖公五年から》互いに助け合う関係にあるものの一方が滅びると、他の一方も危うくなるたとえ。唇亡歯寒(し...
唇(くちびる)を反(かえ)・す
《「史記」平準書から》憎んで悪口を言う。唇を翻(ひるがえ)す。「万人—・すべし」〈平家・八〉
唇(くちびる)を噛(か)・む
怒りやくやしさをこらえる。「いつも決勝戦で敗れ、いく度—・んだことであろうか」
唇(くちびる)を尖(とが)ら・す
不平不満のある顔つきをする。また、不満そうにものを言う。口をとがらす。
唇(くちびる)を翻(ひるがえ)・す
「唇を反(かえ)・す」に同じ。「見る人眉を顰(ひそ)め、聴く人—・す」〈太平記・一〉
口火(くちび)を切(き)・る
物事を他に先がけて行って、きっかけをつくる。「攻撃の—・る」「論議の—・る」 [補説]「口火を付ける」「口火を開く...