すえ【末】
1 (本(もと)に対して)続いているものの先端の方。末端。「毛の—」 2 川下(かわしも)。下流。「山中の渓流の—...
すえ【陶】
陶器。すえもの。「茅渟(ちぬ)の県(あがた)—の邑(むら)に」〈崇神紀〉
すえ【仮髻/仮髪】
奈良・平安時代に、女性の髪に添えた添え髪。〈和名抄〉
すえ‐いし【据(え)石】
庭などに据えておく石。置き石。
スエーター
⇒セーター
すえ‐おき【据(え)置き】
1 すえつけておくこと。「休憩所に—の腰掛け」 2 そのままの状態にしておくこと。「定価は—のまま」 3 預貯金・...
すえおきがた‐ゲームき【据(え)置き型ゲーム機】
《console game machine》⇒家庭用ゲーム機
すえ‐お・く【据(え)置く】
[動カ五(四)] 1 場所を定めて据え備える。「庭に石灯籠を—・く」 2 動かさないで、また手をつけないで、そのま...
すえ‐おそろし・い【末恐ろしい】
[形][文]すゑおそろ・し[シク]将来どうなることかと、恐ろしく思われる。「—・い少年」「—・い自然破壊」
すえ‐かた【末方】
宮廷の御神楽(みかぐら)のとき、二組に分かれた歌い手のうち、あとに歌いはじめる側。神殿に向かって右側に位置する。⇔...
すえ‐かなもの【据(え)金物/居文金物】
飾りにすえつける金具。甲冑の装飾金具など。
すえかわ‐ひろし【末川博】
[1892〜1977]法学者。山口の生まれ。滝川事件で京大法学部を辞職。のち、立命館大学総長。専攻の民法だけでなく...
すえ‐き【須恵器/陶器】
日本古代の灰色の硬質土器。一部轆轤(ろくろ)を利用して作り、穴窯(あながま)を用いて1200度くらいの高温で焼く。...
すえ‐きち【末吉】
おみくじで、あとになって開ける運のこと。
すえ‐くさ・し【饐え臭し】
[形ク]飲食物が腐ったような悪臭である。「この布団はだいぶ—・くなった」〈洒・穴知鳥〉
すえ‐くち【末口】
丸太などの細い方の端。また、細い方の切り口。⇔元口(もとくち)。
すえ‐こ【末子】
「末っ子」に同じ。
すえ‐ごたつ【据え炬燵】
床に炉をつくった、据えつけのこたつ。切りごたつ。掘りごたつ。
すえ‐ごし【据(え)腰】
歩くとき、腰をすえて上体をくずさない姿勢。また、その腰つき。もとは遊女の道中姿であったが、のちには一般女性もまねる...
すえ‐ざ【末座】
末の座席。下座(しもざ)。まつざ。
すえ‐ざま【末様/末方】
末の方。終わりごろ。「はじめつかたはうるはしく…書きたりけるが、やうやう—になりて」〈宇治拾遺・五〉
すえ‐しじゅう【末始終】
1 (副詞的にも用いる)行く末長い間。のちのちまで。「那(ああ)いう辛抱人へ還った方が—の為だぜ」〈風葉・世間師〉...
末(すえ)四十(しじゅう)より今(いま)の三十(さんじゅう)
⇒末始終より今の三十
末始終(すえしじゅう)より今(いま)の三十(さんじゅう)
《「始終」を「四十」に掛けた言葉》将来多く得るよりも、現在少しでも手にするほうがよい。
スエズ
エジプト北東部の港湾都市。スエズ運河の南端にあり、紅海に面する。古代エジプト時代より交通の要地として栄え、7世紀以...
スエズ‐うんが【スエズ運河】
エジプトの運河。スエズ地峡を貫き、紅海と地中海とを結ぶ。フランス人レセップスの計画により着工し1869年に開通、フ...
すえ‐ずえ【末末】
1 時間的に先のほう。行く末。さきざき。将来。副詞的にも用いる。「—楽しみな少年」 2 子孫。後裔(こうえい)。「...
スエズ‐ちきょう【スエズ地峡】
エジプト北東部にある、アジアとアフリカをつなぐ地峡。地中海と紅海を結ぶスエズ運河が横断する。
すえ‐ぜん【据(え)膳】
1 すぐ食べられるように、食膳を整えて人の前に据えること。また、その膳。「上げ膳—」 2 物事の準備を整えて人を待...
据(す)え膳(ぜん)食(く)わぬは男(おとこ)の恥(はじ)
女のほうから言い寄ってくるのを受けないのは男の恥であるということ。
すえ‐たのもし・い【末頼もしい】
[形][文]すゑたのも・し[シク]行く末が頼もしく思われる。将来が期待される。「—・い若人」
すえっ‐こ【末っ子】
いちばんあとに生まれた子供。兄弟のうちで最年少の子。ばっし。すえこ。
スエット
牛や羊などの、腰や腎臓付近の堅い脂肪。
スエット
⇒スウェット
すえ‐つ‐かた【末つ方】
《「つ」は「の」の意の格助詞》 1 月や季節などの終わりのころ。「秋の—、いともの心細くて」〈源・若紫〉 2 一続...
すえ‐つき【陶坏】
陶製の杯(さかずき)。かわらけ。
すえ‐つくり【陶工】
陶器を作ること。また、それを職業とする人。〈色葉字類抄〉
すえつくり‐べ【陶部】
上代、朝鮮からの渡来人を中心に、陶器(須恵器(すえき))を製造した技術者の集団。
すえつぐ【末次】
姓氏の一。 [補説]「末次」姓の人物末次平蔵(すえつぐへいぞう)
すえつぐ‐ぶね【末次船】
江戸初期、末次平蔵が安南や台湾などとの貿易を行った朱印船。
すえつぐ‐へいぞう【末次平蔵】
[?〜1630]江戸初期の海外貿易家。長崎の人。名は政直。南洋各地との朱印船貿易で巨富を築き、のち、長崎代官となった。
すえ‐つけ【据(え)付け】
すえつけること。また、すえつけてあること。「機械の—が終わる」「—の本棚」
すえ‐つ・ける【据(え)付ける】
[動カ下一][文]すゑつ・く[カ下二]物をある場所に据えて固定する。「防犯カメラを—・ける」
すえつむ‐はな【末摘花】
《花が茎の末の方から咲きはじめるのを順次摘み取るところから》ベニバナの別名。《季 夏》「わが恋は—の莟かな/子規」...
すえつむはな【末摘花】
源氏物語第6巻の巻名。光源氏、18歳から19歳。源氏は常陸宮(ひたちのみや)の娘末摘花と契りを結び、翌朝大きな赤鼻...
末(すえ)通(とお)・る
最後まで一貫する。また、最後まで行い、目的が達する。「末も通らぬ青道心(あをだうしん)、御諚(ぢゃう)を耳にな入れ...
末(すえ)遂(と)・ぐ
最後まで全うする。特に、相愛の仲を最後まで保ち続ける。「—・げられぬ恋ならば、最初(しょて)から結ばであるべきもの...
スエトニウス
[70ころ〜130ころ]古代ローマの伝記作家。ハドリアヌス帝の秘書官を務めたのち、著述に専念。カエサルからドミティ...
すえ‐ながく【末長く】
[副]遠い将来までいつまでも。これから先も長くずっと。「—お幸せに」
すえなし‐がわ【末無し川】
水流が途中で消滅し、河口がない川。乾燥した砂漠地方に多く、小規模のものは扇状地などにもみられる。