たま‐ご【卵】
1 鳥・虫・魚などの雌から産み出される、殻や膜に包まれた球形のもの。孵化(ふか)すると子になる。卵(らん)。「—を...
たまごあらい【卵洗い】
立松和平の短編小説。同作を表題作とする連作短編集には「卵買い」「蛍の熱」「鳩がきた日」などを収め、平成4年(199...
たまご‐いろ【卵色】
1 鶏卵の黄身の色。薄黄色。 2 鶏卵の殻の色。白茶色。
たまごかけ‐ごはん【卵掛け御飯】
とき卵をご飯の上にかけて混ぜたもの。
たまご‐がた【卵形】
鶏卵に似た楕円形。たまごなり。らんけい。
たまご‐サラダ【卵サラダ】
ゆでたまごを粗くつぶし、マヨネーズと塩こしょうで調味したサラダ。
たまご‐サンド【卵サンド】
卵サラダ、または、厚焼き卵を挟んだサンドイッチ。
たまご‐ざけ【卵酒】
酒に鶏卵の黄身と砂糖を加え、温めた飲み物。寒さ防ぎや風邪のときに用いる。《季 冬》「岡惚(おかぼれ)で終りし恋や—...
たまご‐じょう【卵城】
《Castel dell'Ovo》イタリア南部、カンパニア州の都市ナポリ、サンタルチア地区にある古城。12世紀にノ...
たまご‐せんべい【卵煎餅】
小麦粉生地の煎餅で、原料に鶏卵の黄身をまぜて焼いたもの。
たまご‐たけ【卵茸】
テングタケ科のキノコ。夏から秋に、山林内に生え、傘の色は鮮紅色、ひだや茎は黄色。根元は卵状の白い壺(つぼ)で包まれ...
たまご‐つなぎ【卵繋ぎ】
そば切りなどで、つなぎに鶏卵を用いること。また、そのもの。
たまご‐てんぐたけ【卵天狗茸】
テングタケ科のキノコ。初めは卵形。平らに開くと傘の直径7〜10センチで、表面は帯黄緑色または暗緑色、ひだや茎は白い...
たま‐ごと【玉琴】
玉で飾った琴。また、琴の美称。「—、和歌に心をなし」〈浮・織留・六〉
たまご‐どうふ【卵豆腐】
鶏卵をといて同量または2倍のだし汁を加え、調味し、流し箱で蒸し豆腐状に固めたもの。
たまご‐とじ【卵綴じ】
1 汁の多い煮物の仕上げに鶏卵をといて流し、材料を包むようにした料理。 2 かけうどん・かけそばの上に鶏卵をといて...
たまご‐どんぶり【卵丼】
タマネギを煮たものにといた鶏卵を流し込んで固め、どんぶりの飯にかけたもの。たまどん。
たまご‐なり【卵形】
「たまごがた」に同じ。「—の胴がふわっと乗かっている様子は」〈漱石・草枕〉
卵(たまご)に目鼻(めはな)
色白でかわいらしい顔だちのたとえ。
卵(たまご)の四角(しかく)と女郎(じょろう)の誠(まこと)
四角い卵がないように、遊女が客に真心をもつはずがないこと。あるはずのないことのたとえ。
たまご‐べに【卵紅】
歌舞伎の小道具の一。卵の殻に小さな穴をあけて血紅(のりべに)を入れたもの。血を見せる場面で、これをつぶして用いる。
たまご‐まき【卵巻(き)】
鶏卵を薄く焼いて他の材料を包んだもの。
たま‐ごめ【弾込め/玉籠め】
[名](スル)銃砲に弾丸をこめること。また、装塡(そうてん)された銃。「—したる猟銃を」〈鏡花・琵琶伝〉
たまご‐やき【卵焼(き)】
鶏卵をかきまぜ、調味料やだし汁で味つけをして焼いた料理。また、それを作るための底の浅い四角い鍋。
たまご‐ゆ【卵湯】
鶏卵に砂糖を加えてかきまぜ、熱湯を注いで作った飲み物。
たま‐ごりょう【多摩御陵】
「多摩陵」に同じ。
たま‐ごろも【玉衣/珠衣】
「たまぎぬ」に同じ。「雲晴れぬ五月きぬらし—むつかしきまで雨じめりせり」〈六条宰相家歌合〉
卵(たまご)を見(み)て時夜(じや)を求(もと)む
《「荘子」斉物論から》卵のうちから、鶏となって時を告げることを待ち望む。順序を考えず、せっかちに結果を求めるたとえ。
卵(たまご)を渡(わた)・る
きわめて危険なことのたとえ。「乱れて歌ふ鶏の、—・るあやうさの」〈浄・歌念仏〉