にく【辱】
⇒じょく
にく【肉】
[音]ニク(呉) [訓]しし [学習漢字]2年 1 動物の皮下で骨を包む柔らかい組織。「肉塊・肉片/筋肉・贅肉(ぜ...
にく【肉】
1 動物の皮膚の下にあって骨に付着している柔らかい部分。主に筋肉から成る。「—がつく」 2 食用にする動物の筋肉や...
にく【褥】
1 毛の敷物。しとね。「—と思ひし苔にも」〈梁塵秘抄・二〉 2 《皮が敷物に適するところから》カモシカの別名。〈文...
に‐く【二九】
1 2と9とを掛けること。 2 18歳のこと。特に、娘ざかりの年ごろ。
にく‐あつ【肉厚】
[形動][文][ナリ]肉の分厚いさま。厚みがあるさま。「—な肩」「—のメロン」
にく・い【憎い/悪い】
[形][文]にく・し[ク] 1 そのものに強い抵抗感・不快感を抱くさま。許しがたく思って嫌うさま。にくらしい。「冷...
にく・い【難い/悪い】
[接尾]《形容詞型活用[文]にく・し(ク活)。形容詞「にくい」の接尾語化》動詞の連用形に付いて、…することがむずか...
にく‐いれ【肉入れ】
印肉入れ。肉池(にくち)。
にく‐いろ【肉色】
1 肉の色。 2 肌の色。黄みがかった淡紅色。肌色。
にく‐うす【肉薄】
[形動][文][ナリ]肉が薄いさま。厚みの少ないさま。「—な(の)板」
にく‐エキス【肉エキス】
肉の煮出し汁、あるいは肉を酵素で分解した液汁を濃縮したもの。スープストックや加工食品の調味に使用。
にく‐えん【肉縁】
血の続いた間柄。肉親の関係。また、その人。血族。血縁。
にく‐かい【肉界】
肉体とその作用の及ぶ世界。
にく‐かい【肉塊】
肉のかたまり。また、肉体。
にく‐かみうた【二句神歌】
上の句と下の句の2句からなる短歌体の神歌。平安末期から鎌倉時代にかけて行われた。にくのかみうた。
にくから◦ず【憎からず】
[連語]《形容詞「にくし」の未然形+打消しの助動詞「ず」》 1 好感がもてる。かわいい。慕わしい。「—◦ず思う」 ...
にく‐かん【肉冠】
「鶏冠(とさか)」に同じ。
にく‐かん【肉感】
⇒にっかん(肉感)
にくかん‐てき【肉感的】
[形動]⇒にっかんてき(肉感的)
にく‐が【肉芽】
1 外傷や炎症により欠損を生じた部分にできてくる、赤く柔らかい粒状の結合組織。肉芽組織。にくげ。 2 「零余子(む...
肉(にく)が落(お)・ちる
からだがやせる。
にくが‐しゅ【肉芽腫】
《医学では「にくげしゅ」という》マクロファージなどの細胞が増殖して結節を形成したもの。体内に侵入した病原体などの異...
にくが‐そしき【肉芽組織】
《医学で「肉芽」は「にくげ」という》⇒肉芽
にく‐がん【肉眼】
1 肉体にそなわっている目。望遠鏡・顕微鏡などを用いない生来の視力。「—では見えない星」 2 ⇒にくげん(肉眼)
にくがん‐とうきゅう【肉眼等級】
実視等級。または彗星や惑星などが明るくなり、肉眼で確認できるほどの等級であることも指す。「彗星の明るさが—に達した」
にく‐きゅう【肉球】
猫や犬などの足の裏にある肉質の塊。毛はなく、弾力があり、表面は厚い角質層に覆われる。歩くときのクッションになる。蹠...
にく‐きり【肉切り】
1 獣肉などを切ること。 2 「肉切り包丁」の略。
にくきり‐ぼうちょう【肉切り包丁】
食用の獣肉などを切るのに用いる包丁。
にくき‐るい【肉鰭類】
脊椎動物亜門に属する下位分類群。四肢動物(両生類・爬虫類・鳥類・哺乳類)を含める場合がある。四肢動物を除くと、ハイ...
にく‐ぎゅう【肉牛】
食肉を得る目的で飼育される牛。
にく‐ぎれ【二句切れ】
短歌の第2句で意味が切れること。→五七調
にく‐けい【肉刑】
肉体の一部を傷つける刑罰。入れ墨・鼻切り・宮刑などの類。
にく‐けい【肉髻】
仏の三十二相の一。頭頂部に一段高く碗形に隆起している部分。烏瑟膩沙(うしつにしゃ)。
にく‐げ【肉芽】
⇒肉芽1
にくげ‐ごと【憎げ言】
憎らしげな言葉。憎まれ口。「例の—し給ふめり」〈能因本枕・二七〉
にくげ‐しゅ【肉芽腫】
《医学用語》⇒にくがしゅ(肉芽腫)
にく‐げん【肉眼】
仏語。五眼の一。人間の肉体に備わっている目。凡夫の目。にくがん。
にく‐こう【肉交】
男女の肉体的な交わり。性交。
にく‐こう【肉羹】
「肉汁1」に同じ。
にく‐こっぷん【肉骨粉】
家畜から食肉を除いた残りの部分を加熱処理し、粉末にしたもの。飼料や肥料にする。→骨粉 →牛海綿状脳症
にく‐さ【憎さ】
憎いこと。憎いことの度合い。「かわいさ余って—百倍」
にく‐さ【肉叉】
フォーク。肉刺し。「—を用いて、塩豕一片を口に投じて」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉
にくさ‐げ【憎さげ】
[形動][文][ナリ] 1 いかにも憎らしそうなさま。憎らしげ。「『…随分おしゃべりねえ』と、さも—に言った」〈小...
にく‐さし【肉刺(し)】
フォーク。肉叉(にくさ)。「手にした—に料理をさしながら」〈荷風・ふらんす物語〉
に‐くさび【荷轄】
和船の舟べりをおおって、波の当たりを和らげるわらやむしろの類。
憎(にく)さも憎(にく)し
いくら憎んでも憎み足りない。いかにも憎い。
にく‐ざり【二句去り】
連歌・俳諧などで、2句以上を隔てなければ使ってはならない字や語。
にくざん‐ほりん【肉山脯林】
《「帝王世紀」の「夏桀(かけつ)は肉山脯林を為し、殷紂は酒池肉林を為す」から》生肉の山と干し肉の林。宴席などのぜい...
にく‐しつ【肉質】
1 肉の質。また食肉の品質。 2 肉の多い性質。「—の葉」