あがり【上がり/揚がり】
[名] 1 位置・地位・値段などが高くなること。「物価の—が激しい」 2 売上高。収入額。または、収穫高。「家賃の...
あがり‐うま【上がり馬/騰馬】
前足を上げて跳ねる癖のある馬。暴れ馬。跳ね馬。駻馬(かんば)。「兼時は宮城(みやぎ)といふ高名の—にぞ乗りたりける...
あがり‐おり【上がり下り】
上がることと下りること。上がったり下りたりすること。「階段の—」
あがり‐がまち【上がり框】
玄関などの上がり口に取り付けた横木、あるいは板。
アガリクス
ハラタケ科のキノコ。マッシュルームに似た形で、傘は茶色。含有成分の多糖体に免疫機能を活性化する作用があるとされる。...
あがり‐ぐち【上がり口】
1 土間から座敷などに上がる所。 2 階段や坂などののぼり口。
あがり‐こ・む【上がり込む】
[動マ五(四)]人の家の中などに入って座ってしまう。おかまいなしに、上がる。「—・んで長話をする」
あがり‐さがり【上がり下がり】
[名](スル) 1 成績・地位などが上がったり下がったりすること。「業績の—が激しい」 2 音・値段・価値などが高...
あがり‐ざしき【揚がり座敷】
江戸時代、五百石以下御目見(おめみえ)以上の旗本の未決囚を収容していた幕府の牢屋(ろうや)。監房は独居制で、江戸小...
あがり‐しょう【上がり症/上がり性】
人前で極度に緊張しやすい質(たち)であること。
あがり‐ぜん【上がり膳】
人が食べおわって台所へ下げてきた膳。また、神仏へ供えた物を下げた膳。「不断行儀強く(=正シク)育つる故に、仮にも—...
あがり‐たる‐よ【上がりたる世】
[連語]遠い昔。古代。上がりての世。「時ならぬ霜雪を降らせ、雲雷(いかづち)を騒がしたる例(ためし)、—にはありけ...
あがり‐だか【上がり高】
収入。収穫。売上高。
あがり‐だん【上がり段】
高い所に上るための段。
あがり‐ち【上がり知/上がり地】
江戸時代、幕府や藩に召し上げられた土地。あげち。
あがり‐なまず【上がり鯰】
《死んだ鯰がぬめりを失う意から》遊蕩に金銭を使い果たした者をいう遊里語。「やがて買ひ手を—にせんといへる響きあるぞ...
あがり‐はな【上がり端】
《「あがりばな」とも》 1 家に上がってすぐの所。あがりばた。 2 物価や威勢などの上がりはじめたところ。「値の—」
あがり‐ば【上がり場】
1 海や川などの、船から上陸する所。 2 浴場の、衣服を脱いだり着たりする所。脱衣場。揚がり屋。
あがり‐ばな【上がり花】
料理屋などで、入れたての茶。また、一般に茶。
あがり‐ふじ【上がり藤】
紋所の名。二房の藤の花を、上向きに抱き合わせて輪にした形。→下がり藤
あがり‐め【上がり目】
1 目じりのつり上がった目。「—下がり目、ぐるっと回って猫の目」⇔下がり目。 2 物事の上がりはじめの時。また、そ...
あがり‐もの【上がり物】
1 神仏への供え物。 2 飲食物を丁寧にいう語。召し上がり物。 3 田畑などから収穫した物。 4 家賃・地代などの...
あがり‐や【揚がり屋】
1 江戸時代、御目見(おめみえ)以下の武士、僧侶・医師・山伏などの未決囚を収容した牢屋。江戸小伝馬町の牢屋敷にあっ...
あがり‐やしき【上がり屋敷】
江戸時代、犯罪などにより幕府または藩に没収された屋敷。
あがり‐ゆ【上がり湯】
風呂から上がるときに、からだに浴びたりする、湯舟の湯とは別にわかした湯。また、その湯の入った浴槽。陸湯(おかゆ)。...
上(あ)がりを請(う)・く
安値の時に買い込んで相場の上がった時に売って利益を得る。上がりを得る。「金持ちといふは…米の—・け」〈浮・諸艶大鑑・六〉