うし【丑】
1 十二支の2番目。 2 方角の名。北から東へ30度の方角。北北東。 3 時刻の名。今の午前2時ごろ、およびその後...
うし【牛】
1 偶蹄(ぐうてい)目ウシ科の哺乳類で、家畜化されたもの。大形で、雌雄ともに2本の頭角をもち、四肢は短い。すでに滅...
うし【大人】
1 学者や師匠を敬っていう語。先生。たいじん。「県居(あがたい)の—(=賀茂真淵)」「与謝野の—(=与謝野鉄幹)」...
う‐し【雨師】
雨をつかさどる神。「—道を清め、風伯塵を払ふ」〈太平記・一一〉
う‐し【齲歯】
《「くし(齲歯)」の慣用読み》虫歯。
うし‐あぶ【牛虻】
アブ科の昆虫。体長約2.5センチ。体は扁平で灰黒色。牛や馬の血を吸う。幼虫は湿地に生活しミミズなどを捕食。近縁のア...
うし‐あわせ【牛合(わ)せ】
牛と牛との角を突き合わせて勝負させる競技。牛相撲。牛突き。牛の角突き合い。闘牛。《季 春》
うし‐いち【牛市】
牛を売買する市。
うし‐うま【牛馬】
1 牛と馬。ぎゅうば。 2 盂蘭盆(うらぼん)に精霊棚に供える、ナスとキュウリに麻幹(おがら)で足を付けて牛と馬に...
うしお【潮】
1 海面の水位が太陽や月、特に月の引力によって、定期的に高くなったり低くなったりすること。潮汐(ちょうせき)。しお...
うし‐おい【牛追い】
1 牛を追って歩かせること。また、その人。牛方(うしかた)。 2 スペインで、市街に放された雄牛を市民が闘牛場へ追...
牛追(うしお)い牛(うし)に追(お)わる
物事が逆さまになることのたとえ。主客転倒。
うしおい‐うた【牛追い唄】
「牛方(うしかた)唄」に同じ。
うし‐おうもの【牛追物】
鎌倉時代に流行した騎射の一。馬上から小牛を追いながら、蟇目(ひきめ)・神頭(じんどう)などの矢で射たもの。
うしお‐じる【潮汁】
タイ・スズキ・ハマグリなどを、薄い塩味で仕立てた吸い物。海辺で潮をくみ取って魚を煮たのが始めという。
うしお‐ぞめ【潮染(め)】
浴衣地を紫色を帯びた濃い紺色に型染めしたもの。
うしお‐に【潮煮】
タイなどの白身の魚のぶつ切りを塩味のみで煮込んだ煮物。
うし‐おに【牛鬼】
1 牛の形をした妖怪。また、地獄の獄卒である牛頭(ごず)。 2 愛媛県宇和島市の秋祭りに出る真っ赤で長大な牛の作り...
うし‐かい【牛飼い】
1 牛を飼い、使う人。牛使い。牛方(うしかた)。 2 「牛飼い童(わらわ)」の略。
うしかい‐ざ【牛飼座】
北天の星座の一。α(アルファ)星はアルクトゥルスで、光度は0.0等。6月下旬の午後8時ごろ南中する。学名 (ラテン...
うしかいのざ【牛飼いの座】
今官一による歴史小説。昭和36年(1961)刊。米国出身の北海道開拓使技官、エドウイン=ダンの半生を描く。
うし‐かいめんじょうのうしょう【牛海綿状脳症】
ウシの脳が萎縮して海綿状(すき間が多数あるスポンジ状)になる感染性の中枢神経疾患。異常型プリオンが原因で発症すると...
うしかい‐わらわ【牛飼い童】
牛を使って牛車(ぎっしゃ)を進ませる者。成人後も童形(どうぎょう)の姿をした。牛健児(うしこでい)。
うし‐かけ【牛駆け/牛駈け】
昔、陰暦5月5日、大坂北野辺で、野飼いの牛を連れてきて花を飾り、自由に放し遊ばせた行事。牛の藪入(やぶい)り。
うし‐かた【牛方】
牛を扱う人。また、牛を使って物を運ぶのを仕事とする人。牛飼い。牛追い。
うしかた‐うた【牛方唄】
民謡の一。牛方が牛を追う道中にうたった唄。また、牛の売買のときに祝儀としてもうたわれた。牛方節。牛追い唄。
うし‐かもしか【牛氈鹿】
ウシ科の哺乳類ヌーのこと。
うし‐がえる【牛蛙】
アカガエル科のカエル。体長15〜20センチ。体色はふつう雄は暗緑色、雌は褐色で、ともに黒褐色の斑紋がある。雄の鼓膜...
うしがみ‐まつり【牛神祭(り)】
飼い牛の無病息災を祈って行われる祭礼。牛を飾り立てたり、わらで作った牛を祠(ほこら)に納めたりする。
うし‐がわ【牛皮/牛革】
牛の皮。ぎゅうかわ。
う‐しき【有職】
僧職で、已講(いこう)・内供(ないぐ)・阿闍梨(あじゃり)の三つの総称。僧綱(そうごう)に次ぐ地位とされる。有職三...
う‐しき【有識】
仏語。対象を分析して認識する心の働きのあるもの。有情(うじょう)。
うしく【牛久】
茨城県南部の市。陸前浜街道の宿駅から発達。南に牛久沼がある。人口8.2万(2010)。
うしく‐し【牛久市】
⇒牛久
うしく‐ぬま【牛久沼】
茨城県龍ケ崎市にある沼。周囲25.5キロメートル、面積3.49平方キロメートル、平均水深1メートル。富栄養湖でウナ...
うし‐くよう【牛供養】
⇒大田植(おおたう)え2
うし‐ぐるま【牛車】
1 牛に引かせる荷車。 2 牛に引かせる屋形車。ぎっしゃ。
うし‐ぐわ【牛鍬】
⇒唐鋤(からすき)1
うしけ‐のり【牛毛海苔】
ウシケノリ科の紅藻。冬、海岸の岩や貝殻の上に密集してつく。毛状で、黒紫色または紫褐色で乾くと漆のようなつやがある。
うし‐こでい【牛健児】
《「うしこんでい」の撥音無表記》「牛飼い童(わらわ)」に同じ。「あっぱれ支度や、これは—がはからひか」〈平家・八〉
うし‐ころし【牛殺し】
1 バラ科の落葉小高木。山野に生え、葉は倒卵形で縁に細かいぎざぎざがある。春、白い小花を群生し、実は楕円形で熟すと...
うしごめ【牛込】
東京都新宿区東部の地区。住宅地。台地にあり、坂が多い。昔牛の放牧場があったところからの名といわれる。もと東京市の区名。
うし‐ごや【牛小屋】
牛を飼っておく小屋。
うし‐さわら【牛鰆】
サバ科の海水魚。南日本の沖合に生息、全長約2メートル。サワラに似る。背は青緑色で2列の斑点が並ぶ。食用。おきさわら。
うし‐ざき【牛裂き/牛割き】
戦国時代に行われた刑罰の一。罪人の手足を2頭または4頭の牛にくくりつけ、牛を左右・四方に走らせるもの。
うし‐ずもう【牛相撲/牛角力】
⇒牛合わせ
うしたいじ‐けっせい【牛胎児血清】
⇒エフ‐ビー‐エス(FBS)
うしち【烏瑟】
⇒うしつ(烏瑟)
うしつ【烏瑟】
「烏瑟膩沙(うしつにしゃ)」の略。
うし‐つかい【牛使い】
牛飼い。