うちのまき‐おんせん【内牧温泉】
熊本県、阿蘇山の火口原にある温泉。泉質は塩化物泉・硫酸塩泉など。阿蘇温泉。
うち‐のみ【家飲み】
[名](スル)「いえのみ(家飲み)」に同じ。
うち‐の‐みかど【内の帝】
天皇。→院の帝(みかど)「—さへ、御心寄せ殊(こと)に聞え給へば」〈源・若菜下〉
うち‐の‐みこ【内の御子】
「内親王(ないしんのう)1」に同じ。
うち‐のめ・す【打ちのめす】
[動サ五(四)] 1 立ち上がれなくなるほどなぐりつける。「挑戦者を—・す」 2 再起できないほどの大打撃・大損害...
うち‐の‐もの【内の者】
家の者。家族や使用人など。「—がお邪魔しているはずですが」
うち‐のり【内法】
1 容器・管・構造物や2本の柱の間などの内側のさし渡し寸法。⇔外法(そとのり)。 2 敷居の上面から鴨居(かもい)...
うちのり‐なげし【内法長押】
鴨居の真上に取り付けた長押。
うち‐のれん【内暖簾】
商家などで、店と奥とを仕切るのれん。
うち‐は・う【打ち延ふ】
[動ハ下二]長く延びる。引き続く。長く引き延ばす。「栲縄(たくなは)の千尋縄(ちひろなは)—・へて釣り為し」〈記・上〉
うち‐はえ【打ち延へ】
[副]《動詞「うちはう」の連用形から》ある動作が長く続くさま。引き続き。ずっと。「雨の—降るころ」〈枕・一〇三〉
うち‐はぐるま【内歯車】
円周の内側に歯を切った歯車。これに小さい外歯車をかみ合わせて同方向への回転を伝える。うちばはぐるま。
うち‐はし【打ち橋】
1 川の両岸に板や丸木を渡しただけの、簡単な橋。「上つ瀬に石橋渡し下つ瀬に—渡す」〈万・一九六〉 2 殿舎と殿舎と...
うち‐はじ・める【打(ち)始める】
[動マ下一][文]うちはじ・む[マ下二] 1 打つことを始める。「除夜の鐘を—・める」 2 「始める」を強めていう...
うち‐はず・す【打(ち)外す】
[動サ五(四)] 1 (「撃ち外す」とも書く)打ちそこなう。「的を—・す」 2 たたいて取り外す。「(材木ヲ)門口...
うち‐はた・す【討(ち)果(た)す/打(ち)果(た)す】
[動サ五(四)]殺してしまう。また、たたきのめす。「かたきを—・す」
内(うち)裸(はだか)でも外(そと)錦(にしき)
内実はいかに苦しくても、世間体は飾らなければならないことのたとえ。
うち‐はちもんじ【内八文字】
遊女の揚屋入りなどのときの歩き方。両足のつま先を内側に向けて、両足で弧を描くように歩くこと。内八文字は京都島原で、...
うち‐はなし【打(ち)放し】
1 コンクリート建築で、形枠(かたわく)を外したあとにタイルやれんがを張らず、素地そのままを仕上げとする方式。うち...
うち‐はぶ・く【打ち羽振く】
[動カ四]羽ばたく。「—・き鶏(とり)は鳴くともかくばかり降り敷く雪に君いまさめやも」〈万・四二三三〉
うち‐は・む【打ち塡む】
[動マ下二] 1 ほうり込む。投げ入れる。「鶯(うぐひす)の鳴くくら谷に—・めて焼けは死ぬとも君をし待たむ」〈万・...
うち‐はやし【打ち囃子】
太鼓・鼓などを打つこと。近世、男子のたしなみとされた遊芸。「茶の湯、盤上、—、男の芸に一つでも」〈浄・歌念仏〉
うち‐はや・す【打ち囃す】
[動サ五(四)] 1 太鼓などを打って調子をとる。「鉦(かね)や太鼓を—・す」 2 はやしたてる。おだてあげる。「...
うち‐はや・す【打ち早す】
[動サ四]馬などをむちで打って速く歩ませる。急がせる。うちはやむ。「馬—・して先立つもありて」〈かげろふ・中〉
うち‐はや・る【打ち逸る】
[動ラ四]調子に乗る。勇み立つ。「ある上達部のおほむこ、—・りて物怖ぢせず」〈堤・虫めづる姫君〉
うち‐はらい【打(ち)払い】
1 攻撃して、敵を追い払うこと。「異国船—令」 2 ちり・ほこりをはたいて取り除く道具。はたき。ちりはらい。 3 ...
うち‐はら・う【打(ち)払う】
[動ワ五(ハ四)] 1 たたいたりふるったりして払いのける。「ほこりを—・う」「降りかかる火の粉を—・う」 2 攻...
うち‐ば【内端】
[名・形動] 1 動作・言動が遠慮深く控えめであること。また、そのさま。内気。「気弱く万般(よろず)—の性質(うま...
うち‐ばかま【打袴】
女房装束の際に用いた袴で、絹地を砧(きぬた)で打って光沢を出したもの。のちには、板引きにして光沢を出した。色は紅が多い。
うち‐ばば【内馬場】
1 宮中の武徳殿の前にあった馬場。節会(せちえ)の際、天皇が騎射(うまゆみ)・競(くら)べ馬などを見た。 2 庭に...
うち‐ばらい【内払(い)】
[名](スル)内金を払うこと。代金や借金の一部を支払うこと。内渡し。
うち‐ばり【梁】
「うつばり」に同じ。「雨の日をもらすは惜しき商ひに—広き殿作りせん」〈三十二番職人歌合〉
うち‐ばり【内張り/内貼り】
[名](スル)内側にはること。また、内側にはった紙や布。「木箱に紙で—する」
うち‐ばん【打(ち)盤】
1 能楽の囃子方(はやしかた)が鼓などのけいこをするとき、張り扇で打ち鳴らす板。 2 洗濯した衣類を棒でたたいて柔...
うちひ‐さす
[枕]「宮」「みやこ」にかかる。語義・かかり方未詳。「—宮に行く児(こ)をまがなしみ」〈万・五三二〉 「—都繁(し...
うちひ‐さつ
[枕]「宮」「三宅(みやけ)」にかかる。語義・かかり方未詳。「—宮の瀬川の貌花(かほばな)の」〈万・三五〇五〉
ウチヒサール
トルコ中央部、カッパドキア地方の村。トルコ語で「尖った砦」を意味し、村の中央にそびえる岩山は、古くから要塞として利...
うち‐ひしが◦れる【打ち拉がれる】
[連語]⇒うちひしぐ1
うち‐ひし・ぐ【打ち拉ぐ】
[動ガ五(四)] 1 《主に受身の形で用いる》精神的な衝撃などで気力を完全になくさせる。意気消沈させる。「悲しみに...
うち‐ひそ・む【打ち顰む】
[動マ四]顔をしかめて泣き出しそうになる。「母君の見えぬを求めて、らうたげに—・み給へば」〈源・薄雲〉 [動マ下二...
うち‐ひそ・める【打ち顰める】
[動マ下一][文]うちひそ・む[マ下二]顔などをゆがめる。しかめる。「眉—・めたる老紳士の面(かお)を」〈木下尚江...
うち‐ひと【内人】
《「うちびと」とも》 1 伊勢神宮などの神職で、禰宜(ねぎ)の次の位の人。宿直や、神に供える酒食のことを扱った。う...
うち‐ひも【内紐】
和服のコートなどの身頃(みごろ)の内側につける紐。
うち‐ひも【打ち紐】
糸の組み目を篦(へら)で打ち込んで固く仕上げた紐。組紐。打ち緒。
うち‐ひら・く【打(ち)開く】
[動カ五(四)] 1 広々と開けている。うちひらける。「—・いた高台の、何ひとつ遮るものとてない青空は」〈里見弴・...
内(うち)広(ひろ)がりの外(そと)すばり
《「すばり」は「すぼり」「すぼまり」ともいい、小さく縮む意》家族や仲間の内ではいばるが、外に出ると全く意気地のない...
うち‐び【打(ち)日】
演劇などの興行期間。
うち‐び【打(ち)火】
火打ち石で火を打ち出すこと。また、その火。切り火。
うち‐びらき【内開き】
ドアなどが内側に開くこと。⇔外開き。
うち‐ふ・す【打(ち)伏す/打ち臥す】
[動サ五(四)] 1 顔を物の上に伏せる。「芳子は机の上に—・して居る」〈花袋・蒲団〉 2 からだを横にする。床に...