うま‐の‐あし【馬の足/馬の脚】
歌舞伎で、馬の脚の役のこと。張り子の馬を二人でかぶって、前脚と後脚になる。下級の役者がつとめるところから、下級俳優...
うま‐の‐あしがた【馬の足形/毛茛】
キンポウゲ科の多年草。山野に生え、高さ40〜60センチ。葉は手のひら状で三〜五つに裂けている。初夏、黄色い5弁花を...
うまのお‐ばち【馬の尾蜂】
コマユバチ科のハチ。体長2センチくらい。体は黄赤色で翅(はね)に暗褐色の斑紋がある。雌は約15センチもある産卵管を...
うまのお‐むすび【馬の尾結び】
女の髪の結い方の一。洗髪のあと長い髪の毛を先端で馬の尾のように1回結んで垂らしたもの。
うま‐の‐かみ【馬頭】
馬寮(めりょう)の長官。従五位上相当。左右の馬寮に一人ずついる。
うま‐の‐かみ【右馬頭】
右馬寮(うめりょう)の長官。従五位上相当。みぎのうまのかみ。
うまのくぼ‐がい【馬の陰貝】
《牝馬(めすうま)の陰部に形が似ているところから》子安貝(こやすがい)の別名。
うま‐の‐じん【右馬の陣】
修明門(しゅめいもん)の異称。
うま‐の‐すけ【右馬助】
右馬寮(うめりょう)の次官。正六位下相当。みぎのうまのすけ。
うまのすず‐くさ【馬の鈴草】
ウマノスズクサ科の蔓性(つるせい)の多年草。原野や土手などに生え、葉は心臓形で先がとがり、臭気がある。夏、緑紫色の...
うま‐の‐せ【馬の背】
1 馬の胴の上部。背骨を境に左右に下がって腹部になる。平らで、人がまたがって乗る部分。 2 (見た目が似ていること...
馬(うま)の背(せ)を分(わ)・ける
馬の背の片側は雨でぬれ、片側は雨が降らない意で、夕立などが、ある地域を境にして一方では降っているのに他方では晴れて...
うま‐の‐たゆう【馬大夫】
馬寮(めりょう)の允(じょう)で五位に叙せられた者。
うま‐の‐つかさ【馬司/馬寮】
1 「めりょう(馬寮)」に同じ。 2 「主馬署(しゅめしょ)」に同じ。
うま‐の‐ないし【馬内侍】
平安中期の女流歌人。右馬権頭(うまのごんのかみ)源時明の娘。選子内親王・中宮定子に仕えた。「馬内侍歌日記」「馬内侍...
うま‐の‐はなむけ【餞】
《昔、旅に出る人の道中の無事を祈って、乗る馬の鼻をその行く先へ向けてやったところから》旅立つ人の安全を祈り、前途を...
うま‐の‐ほね【馬の骨】
素性のはっきりしない者をあざけっていう語。「どこの—だか知れないやつ」
うま‐の‐みつば【馬の三つ葉】
セリ科の多年草。山野の樹下に生え、高さ30〜50センチ。葉は三〜五つに裂け、表面にしわがある。夏、白い小花を散形に...
馬(うま)の耳(みみ)に風(かぜ)
《「馬耳東風(ばじとうふう)」から》「馬の耳に念仏」に同じ。
馬(うま)の耳(みみ)に念仏(ねんぶつ)
馬にありがたい念仏を聞かせても無駄である。いくら意見をしても全く効き目のないことのたとえ。馬の耳に風。馬耳東風。
うま‐のり【馬乗り/馬騎り】
1 馬に乗ること。また、乗る人。 2 馬に乗るような姿勢で人や物にまたがること。「—になって殴りつける」 3 羽織...
うまのり‐ばおり【馬乗り羽織】
江戸時代、武士が着た羽織の一。刀を差し、馬上で行動しやすいように背縫いの下方に馬乗り3が開けてある。無地か小紋の紋...
うまのり‐ばかま【馬乗り袴】
江戸時代、武士の乗馬用の袴。襠(まち)を高く、裾(すそ)を広く作る。