えき‐たい【液体】
物質が示す状態の一。一定の体積をもつが、流動性があり、どのような形の器にも入るもの。→気体 →固体
えき‐たい【液態】
物質が液体の状態にあること。
えきたい‐あつりょくけい【液体圧力計】
気体の圧力を管内の液体の柱の底にかかる圧力とつりあわせて測る圧力計。U字管圧力計など。液柱圧力計。
えきたい‐アンモニア【液体アンモニア】
アンモニアを圧縮または冷却して液化したもの。溶媒・肥料・冷凍用寒剤などに使用。
えきたい‐おんどけい【液体温度計】
液体の体積が温度によって変化することを利用した温度計。アルコール温度計・水銀温度計など。
えきたいかへんしょうてん‐レンズ【液体可変焦点レンズ】
⇒液体レンズ
えきたい‐きゅうれいほう【液体急冷法】
アモルファスシリコンやアモルファス金属などの非晶質物質の製造法。加熱溶融した物質を急冷し、原子配列が不規則なまま固...
えきたい‐きんぞくナトリウム【液体金属ナトリウム】
金属ナトリウムが液化したもの。空気や水に触れると激しく反応する。 [補説]熱伝導率が高く、中性子を減速させず、沸点...
えきたい‐くうき【液体空気】
空気を圧縮または冷却して液化したもの。わずかに青みを帯び、沸点は1気圧下でセ氏零下約190度。放置すると沸点の低い...
えきたいくうき‐ばくやく【液体空気爆薬】
液体空気を木炭粉末などに吸収させて作った爆薬。爆破用に使う。
えきたい‐クロマトグラフィー【液体クロマトグラフィー】
試料が溶け込んだ溶媒を、充塡剤が詰められた管中に通し、分子の大きさや電荷の差による移動速度の差を利用して、各成分を...
えきたい‐さんそ【液体酸素】
液化した酸素。工業的には、液体空気から窒素を分留して除き、酸素95パーセント以上になったものをいう。純粋なものは沸...
えきたい‐すいしんざい【液体推進剤】
液体燃料と酸化剤からなるロケットの推進剤。液体水素と液体酸素、ケロシンと液体酸素、ヒドラジンと四酸化二窒素などの組...
えきたい‐すいしんやく【液体推進薬】
⇒液体推進剤
えきたい‐すいそ【液体水素】
液化した水素。沸点はセ氏零下252.7度。比重0.071で、無色。ロケット燃料として利用されるほか、地球温暖化の原...
えきたい‐せいけん【液体生検】
⇒リキッドバイオプシー
えきたい‐せっけん【液体石鹸】
水分を多く含む、液状の石鹸。多く、脂肪酸のカリウム塩を原料とする。洗濯・化粧用。
えきたい‐せんざい【液体洗剤】
液体状の洗剤。特に、洗濯用のものについていう。
えきたい‐ちっそ【液体窒素】
液化した窒素。液体空気から分留して得られる。沸点はセ氏零下約196度。有機物が入っても爆発しないので、寒剤として広...
えきたい‐ねんりょう【液体燃料】
常温常圧下で液体の燃料。石油系のガソリン・灯油・軽油・重油、石炭系のモーターベンゾール・人造石油、アルコール類、油...
えきたいねんりょう‐ロケット【液体燃料ロケット】
⇒液体ロケット
えきたい‐ばんそうこう【液体絆創膏】
⇒水絆創膏
えきたい‐ヘリウム【液体ヘリウム】
液化したヘリウム。ヘリウムはすべての物質中沸点が最低で、セ氏零下268.9度で得られる。極低温の冷却剤として広く使...
えきたい‐ほうゆうぶつ【液体包有物】
鉱物の結晶内に取り込まれた、液体を主とする包有物。結晶が形成される際に生じたクラック1から液体が入り込み、のちに閉...
えきたい‐まさつ【液体摩擦】
液体が形を変えようとするときに生じる内部摩擦。
えきたい‐ミルク【液体ミルク】
液体状のミルク2。乳児用の粉ミルクと同成分で、ふつう紙パックなどの容器に入れられ、常温で保存可能。お湯に溶かすなど...
えきたい‐レンズ【液体レンズ】
水と油の屈折率の違いを用いたレンズ。水(水溶液)と油を封入し、電極に電圧を加えると極性の違いによって境界面の形が変...
えきたい‐レーザー【液体レーザー】
誘導放出を起こす媒体として液体を用いるレーザー。気体の原子や分子などを管内などに封入して励起する。粉末状の色素を有...
えきたい‐ロケット【液体ロケット】
化学ロケットの一種。液体の燃料と酸化剤を燃焼して高温・高圧のガスを発生させ、ノズルから超音速で噴き出すことで推力を...
えき‐タブ【液タブ】
「液晶タブレット」の略。