くるま‐びん【車鬢】
《形が車の輻(や)に似ているところから》歌舞伎の鬘(かつら)の一。鬢の毛をいくつかに分けて束ね、油や漆で固めたもの...
くるま‐ぶ【車麩】
焼き麩の一。棒に巻いて焼いたもので、輪切りにした切り口が渦巻き模様となる。
くるま‐へん【車偏】
漢字の偏の一。「転」「輸」などの「車」の称。
くるま‐まわし【車回し】
門と玄関または車寄せとの間に設けられた円形または長円形の小庭園。車の出入りが容易にできるようにつくられたもの。
くるまもち‐べ【車持部】
古代、天皇の輿(こし)の製作・管理に従事した部。
くるま‐や【車屋】
1 車の製造を家業とすること。また、その人。 2 車引き。特に、人力車を引く人。車夫(しゃふ)。 3 車宿(くるま...
くるまやちょう‐どおり【車屋町通り】
京都市中京区を南北に走る道路の呼び名。北の丸太町通りから南の姉小路(あねやこうじ)通りに至る。全長約800メートル...
くるま‐やど【車宿】
車夫を雇っておき、人力車や荷車で運送することを業とする家。車屋。
くるま‐やどり【車宿り】
1 貴族の邸内や社寺の境内などに設置していた、牛車(ぎっしゃ)を収納する建物。 2 外出のとき、牛車を止めて休息す...
くるま‐ゆり【車百合】
ユリ科の多年草。本州中部以北の深山に自生。高さ30〜60センチ。葉は披針形で輪生する。春、長い花茎をのばし、黄赤色...
くるまゆり【車百合】
日本の俳誌。明治31年(1898)、青木月斗が主宰して創刊。明治35年(1902)廃刊。
くるま‐よい【車酔い】
[名](スル)走行する自動車の揺れのために気分が悪くなり、頭痛・吐き気などがすること。→乗り物酔い
くるま‐よせ【車寄せ】
車を寄せて乗降するために玄関前に設けた屋根付き部分。ポーチ。
くるま・る【包まる】
[動ラ五(四)]すっぽりとつつまれる。「布団に—・って寝る」
車(くるま)を懸(か)・く
《「孝経」の「七十にして車を懸く」から》年老いて官を辞する。
車(くるま)を摧(くだ)・く
《白居易「新楽府・太行路」から》人の心が変わりやすく頼ることができないことを、けわしい路で車が破損することにたとえた語。
車(くるま)を転(ころ)が・す
自動車を運転することをいう俗語。
車(くるま)を捨(す)・てる
車から降りて歩く。 [補説]道路事情の悪かったころ、車が通れない場所にさしかかった際に、車を降りることをいった語。
くるみ【包み】
1 くるむこと。また、くるんであるもの。 2 赤ん坊を抱くとき、着衣の上からくるんで防寒・保温などのために用いるも...
くるみ【胡桃】
オニグルミの果実。また、クルミ科クルミ属の落葉高木のオニグルミ・テウチグルミなどの総称。果実は丸く、肉質の外果皮と...
くるみあし‐ぜん【胡桃足膳】
クルミの実を二つ割りにしたような形の足を四隅につけた粗製の膳。
くるみ‐あぶら【胡桃油】
クルミの実を搾ってつくる油。黄緑色で香味があり、食用とするほか油絵の具などの製造に用いる。
くるみ‐いろ【胡桃色】
1 クルミの樹皮で染めた薄い褐色。 2 襲(かさね)の色目の名。表は香色(こういろ)、裏は白。 3 紙の色の名。ク...
くるみざわ‐こうし【胡桃沢耕史】
[1925〜1994]小説家。東京の生まれ。本名、清水正二郎。本名で数多くの官能小説を執筆した後、放浪の旅に出る。...
くるみ‐どうふ【胡桃豆腐】
クルミの実をすりつぶして葛粉(くずこ)をまぜ、水を加えて煮て豆腐のように固めたもの。椀物の種や煮物に用いる。
くるみ‐パン【胡桃パン】
砕いたクルミの実を生地に混ぜて焼いたパン。
くるみ‐びょうし【包み表紙】
製本の様式の一。とじた中身を1枚の表紙でくるみ、のり付けして仕上げる。包背(ほうはい)装。つつみびょうし。
くるみ‐ボタン【包みボタン】
木または金属の芯(しん)を布や革で包んで作ったボタン。
くるみ‐もち【胡桃餅】
1 クルミの実を加えて作った餅。 2 すったクルミの実を砂糖と醤油あるいは酒・塩などで調味し、餅にからめたもの。
くるみ‐わり【胡桃割(り)】
クルミの実を挟んで殻を割る器具。ナッツクラッカー。
くるみわりにんぎょう【胡桃割り人形】
《原題、(ロシア)Shchelkunchik》チャイコフスキー作曲のバレエ音楽。2幕。台本はE=T=A=ホフマンの...
くる・む【包む】
[動マ五(四)]巻くようにして物をつつむ。「書類を風呂敷で—・む」 →包(つつ)む[用法] [可能]くるめる [動...
クルムバッハ
ドイツ南東部、バイエルン州の都市。ホーエンツォレルン家、ブランデンブルク‐クルムバッハ辺境伯の宮廷が置かれ、錫(す...
クルムホルン
《曲がった角の意》主に16世紀ごろのドイツとフランスで使用された木管楽器。管の先端がこうもり傘の柄のように曲がって...
くるめ【久留米】
福岡県南西部の市。もと有馬氏の城下町。久留米絣(くるめがすり)の産地。ゴム工業や稲作・花木栽培などが盛ん。人口30...
くる‐めか・す【転めかす】
[動サ五(四)]くるめくようにする。くるくる回るようにする。「目を—・す断崖絶壁」「と引き、かう引き、—・せば倒れ...
くるめ‐がすり【久留米絣】
久留米地方から産する堅牢(けんろう)な木綿の紺絣。江戸後期、井上伝の創始といわれる。
くる‐め・く【眩めく/転めく】
[動カ五(四)] 1 物がくるくる回る。回転する。「風に—・く落葉」 2 目が回る。めまいがする。「目も—・くばか...
くるめ‐こうぎょうだいがく【久留米工業大学】
福岡県久留米市にある私立大学。昭和51年(1976)の開設。工学部の単科大学。
くるめ‐し【久留米市】
⇒久留米
くるめし‐ちょうるいセンター【久留米市鳥類センター】
福岡県久留米市にある、鳥類を主とする動物園。昭和29年(1954)開園。飼育動物の九割以上が鳥類。
くるめ‐じま【久留米縞】
久留米地方から産する絹糸や木綿糸の縞織物。
くるめ‐だいがく【久留米大学】
久留米市にある私立大学。昭和3年(1928)設立の九州医学専門学校に始まり、九州高等医学専門学校を経て、昭和21年...
くるめ‐つつじ【久留米躑躅】
ツツジ科の常緑低木。ミヤマキリシマの一品種で、久留米地方で改良されたもの。
くる・める【包める】
[動マ下一][文]くる・む[マ下二] 1 ひとまとめにする。ひっくるめる。「荷物を一つに—・める」 2 すっぽりと...
来(く)る者(もの)は拒(こば)まず
「来(きた)る者は拒まず」に同じ。
くるり【矪】
「矪矢(くるりや)」の略。
くるり
[副] 1 軽く1回転するさま。「—とふり向く」 2 物を包んだり取り除いたりするさま。「—と裾(すそ)をはしょる...
くるり‐くるり
[副]軽く何度も回転したり変化したりするさま。「—と軽やかに踊る」「言うことが—(と)変わる」
くるり‐ぼう【くるり棒】
殻竿(からざお)のこと。くるり。