ぐん‐しょ【軍書】
1 軍事上の事柄を記した文書。また、軍学に関する書物。 2 合戦を記録した書物。軍記。
ぐん‐しょ【群書】
多くの書物。群籍。「—解題」
ぐんしょいちらん【群書一覧】
江戸後期の解題書。6巻。尾崎雅嘉(おざきまさよし)著。享和2年(1802)刊。国書を分類、解題を施したもの。
ぐん‐しょう【群小】
たくさんの小さいもの。また、多くの取るに足らないことやもの。「—国家」
ぐん‐しょく【軍職】
軍人の官職、または職務。
ぐんしょさくいん【群書索引】
図書の索引。3巻。物集高見(もずめたかみ)編。大正5年(1916)刊。和漢書や仏書など1万余部につき、約5万項目の...
ぐんしょちよう【群書治要】
中国、唐代の政治書。50巻。太宗の命で魏徴(ぎちょう)らが編集。631年成立。経書や晋代までの正史、その他の古来の...
ぐんしょ‐よみ【軍書読み】
⇒軍記読み
ぐんしょるいじゅう【群書類従】
江戸後期の叢書。正編530巻。続編1150巻。塙保己一(はなわほきいち)編。正編は文政2年(1819)、続編は明治...
ぐん‐しれいかん【軍司令官】
軍団を指揮・統率する長官。
ぐん‐しれいぶ【軍司令部】
1 軍の司令官が、軍団を指揮・統率する本部。 2 旧陸軍で、日本全土を東部・中部・西部・北部などの軍管区に分け、そ...
ぐん‐しん【軍神】
1 《古くは「ぐんじん」とも》武運を守る神。いくさがみ。八幡大菩薩、ローマ神話のマルスなど。 2 武勲を立てて戦死...
ぐん‐しん【群臣】
《古くは「くんしん」とも》多くの臣下。諸臣。
群臣(ぐんしん)を棄(す)・つ
《「史記」楽毅伝から》君主・王が死去することをいう。
ぐん‐じ【軍事】
軍隊・軍備・戦争などに関する事柄。「—機密」「—費」「—施設」
ぐんじ【軍持】
《(梵)kuṇḍikāの音写》仏語。僧尼の所持する十八物の一。水瓶(すいびょう)。転じて、花瓶などの瓶(かめ)をいう。
ぐん‐じ【郡司】
律令制で、国司の下で郡を治めた地方官。大領・少領・主政・主帳の四等官からなり、主に国造(くにのみやつこ)などの地方...
ぐんじ‐えいせい【軍事衛星】
軍事上の目的に使用される人工衛星。偵察・警戒・監視・通信衛星などがある。
ぐんじ‐きち【軍事基地】
戦略上の拠点となる重要な軍事施設のある地域。
ぐんじきち‐きょうてい【軍事基地協定】
⇒エム‐ビー‐エー(MBA)
ぐんじ‐きみつ【軍事機密】
軍事上の秘密情報。軍事作戦・用兵・動員などに関する情報から飛行場・港・駅舎などの地図や写真まで含まれる。 [補説]...
ぐんじ‐きょうかいせん【軍事境界線】
休戦または停戦時に、対峙する両勢力の軍隊を引き離すために設けられる基準線。MDL(military demarca...
ぐんじ‐きょうれん【軍事教練】
大正14年(1925)以降、学校で学生・生徒を対象に行われた、陸軍将校による軍事に関する訓練。昭和20年(1945...
ぐんじ‐こうどう【軍事行動】
国家が軍事力を使用して行う一切の行動。
ぐんじ‐こっか【軍事国家】
軍部が政治の実権を掌握している国家。
ぐんじ‐さいばん【軍事裁判】
1 軍法会議で行われる裁判。 2 戦争犯罪人を裁くために行われる国際的な裁判。→極東国際軍事裁判 →ニュルンベルク裁判
ぐんじ‐しげただ【郡司成忠】
[1860〜1924]軍人・探検家。東京の生まれ。名は「なりただ」とも。幸田露伴の兄。海軍大尉。報効義会を設立、北...
ぐんじじょうほうほうかつほご‐きょうてい【軍事情報包括保護協定】
2国間または複数国間で相互に提供される秘密軍事情報の取り扱い手続き等について定めた協定。GSOMIA(ジーソミア)...
ぐんじ‐せいけん【軍事政権】
軍隊の力を背景に、軍人が政治権力を掌握して支配する政府の形態。軍政。
ぐんじ‐たいこく【軍事大国】
他国に脅威を与えるような強大な軍事力を保有することによって、国際的な影響力を確保している国。
ぐんじ‐たんてい【軍事探偵】
他国の軍事上の秘密を探ること。また、その人。
ぐんじ‐どうめい【軍事同盟】
2国またはそれ以上の国家の間で結ばれる軍事に関する同盟。→攻守同盟
ぐんじ‐パレード【軍事パレード】
軍隊が行列を組み、練り歩く催し。多く、軍事政権が国内外への示威行為として行う。
ぐんじ‐ふうさ【軍事封鎖】
[名](スル)戦時、敵国への交通や輸送を武力で断ち切ること。→経済封鎖
ぐんじ‐めし【郡司召】
郡司を任命する儀式。
ぐん‐じゅ【軍需】
軍事上必要とされること。また、その物資。⇔民需。
ぐん‐じゅ【群集】
[名](スル)《「くんじゅ」とも》人々が大ぜい群がり集まること。また、その人々。「囲繞—する者、恰も雲霞の如く」〈...
ぐんじゅ‐けいき【軍需景気】
軍需産業の好況で、産業界全体が活気を帯びること。
ぐんじゅ‐こうじょう【軍需工場】
兵器・爆薬・航空機など軍事に必要な物資を生産・修理する工場。→工廠
ぐんじゅ‐さんぎょう【軍需産業】
軍需品を生産する産業。
ぐんじゅ‐しょう【軍需省】
商工省・企画院を統合して昭和18年(1943)に設置された内閣各省の一。特に航空機の増産を目的とした。同20年廃止。
ぐんじゅ‐ひん【軍需品】
軍事上必要な物資。
ぐんじ‐ゆうびん【軍事郵便】
戦時中に、戦地の軍機関・軍人などと本国の機関・人との間に交わされる郵便物。 [補説]書名別項。→軍事郵便
ぐんじゆうびん【軍事郵便】
河内仙介の短編小説。昭和15年(1940)発表。同年、第11回直木賞受賞。
ぐんじ‐ゆそう【軍事輸送】
軍事上の目的のため、兵および武器その他軍用の資材を送ること。
ぐん‐じょう【群生】
仏語。すべての生き物。多くの衆生。ぐんせい。
ぐん‐じょう【群青】
1 鮮やかな藍青(らんせい)色の絵の具。また、その色。藍銅鉱(らんどうこう)を原料として製する。「—の大海原」 2...
ぐんじょう‐いろ【群青色】
鮮やかな藍がかった青色。ぐんじょう。
ぐんじょうのよるのはねもうふ【群青の夜の羽毛布】
山本文緒の長編ミステリー小説。母娘の確執を中心に家族の闇を描く。平成7年(1995)刊行。磯村一路監督により映画化...
ぐんじ‐りょく【軍事力】
国家が戦争や防衛を行うための能力。軍艦・戦闘機・重火器などの兵器数や兵員数、その戦闘性能・機動性能など、戦争を行う...