ごん【言/厳】
〈言〉⇒げん 〈厳〉⇒げん
ごん【勤】
⇒きん
ごん【権】
⇒けん
ごん【艮】
《「え」とも》易の八卦(はっけ)の一。で表す。山にかたどり、静止の徳を表す。方位では東北に配する。
ごん【権】
1 定員のほかに仮に任じた官位。多く、官位を表す語の上に付けて用いる。権官。「—大納言」「令、正員四人なり。寛平御...
ごん‐か【言下】
一言のもと。言いおわったすぐあと。げんか。「—に退けられた」
ごん‐かん【権官】
律令制で、定める正官以外に仮に任じる官。権大納言・権頭(ごんのかみ)・権帥(ごんのそち)など。
ごんき【権記】
平安中期、権大納言藤原行成の日記。正暦2年(991)から寛弘8年(1011)までの分が残っているが、ほかに若干の逸...
ごん‐きょう【言教】
仏が言葉によって説き示した教え。
ごん‐きょう【権教】
仏語。大乗の真実の教えに導き入れる方便として、仮に説かれた教え。⇔実教。
ごんぎつね
新美南吉による童話作品。昭和7年(1932)、児童雑誌「赤い鳥」に掲載。著者の代表作。
ごん‐ぎょう【勤行】
[名](スル) 1 仏道を修行すること。 2 仏前で、一定の時を定めて行う読経・回向など。お勤め。「毎朝の—」
ごん‐く【言句】
言葉や文句。また、ひと区切りの言葉。「—に窮する」
ごんくろうたびにっき【権九郎旅日記】
田岡典夫の時代小説。昭和24年(1949)から昭和26年(1951)にかけて「講談倶楽部」誌に連載。単行本は昭和2...
ゴンクール
(Edmond Huot de 〜)[1822〜1896]フランスの小説家。の兄。弟とともに「ジェルミニー・ラセル...
ゴンクール‐しょう【ゴンクール賞】
《(フランス)prix Goncourt》フランスの文学賞。作家エドモン=ゴンクールの遺言によって1903年に創設...
ごん‐ぐ【欣求】
[名](スル)仏語。喜んで仏の道を願い求めること。
ごん‐ぐ【勤求】
仏語。つとめて仏の教えを求めること。
ゴング
1 銅鑼(どら)。 2 鉦鼓(しょうこ)。銅鼓。金鼓。 3 ボクシングなどで、競技の開始や各ラウンドの開始・終了を...
ごんぐ‐じょうど【欣求浄土】
仏語。極楽浄土に往生することを心から願い求めること。「厭離穢土(えんりえど)欣求浄土」の形で用いられることが多い。...
ごんぐじょうど【欣求浄土】
藤枝静男の小説。昭和45年(1970)刊行。第22回読売文学賞候補作となる。
ごんぐ‐だいほう【欣求大宝】
仏語。心から喜んで仏法の真実を求め究めること。
ごん‐げ【権化】
1 仏・菩薩(ぼさつ)が人々を救済するために、この世に仮の姿となって現れること。また、その仮の姿。化現(けげん)。...
ごん‐げん【権現】
1 仏・菩薩(ぼさつ)が人々を救うため、仮の姿をとって現れること。 2 仏・菩薩の垂迹(すいじゃく)として化身して...
ごんげん‐さま【権現様】
「権現」を敬っていう語。 徳川家康を敬っていう語。また、家康を祭った東照宮のこと。
ごんげん‐づくり【権現造(り)】
神社本殿形式の一。本殿と拝殿とを、石の間または相(あい)の間でつないだもの。平安時代に始まり、桃山時代から盛んにな...
ごんげん‐とりい【権現鳥居】
⇒両部鳥居(りょうぶとりい)
ごんげんのおどりこ【権現の踊り子】
町田康の短編小説、および同作を表題作とする短編小説集。作品は平成14年(2002)に第28回川端康成文学賞を受賞。...
ごんげん‐まい【権現舞】
東北地方の山伏神楽・番楽(ばんがく)などにみられる二人立ちの獅子(しし)舞。《季 新年》
ごん‐こつ【跟骨】
《「こんこつ」とも》踵骨(しょうこつ)の旧称。
ごん‐ご【言語】
1 言葉。はなし。げんご。 2 「言語道断」の略。「甘露の味はひ満ち満ちて、—えこらへぬ酒なり」〈伽・蛤の草紙〉
ごんご‐どうだん【言語道断】
[名・形動] 1 仏語。奥深い真理は言葉で表現できないこと。 2 言葉で言い表せないほどひどいこと。とんでもないこ...
言語(ごんご)に絶(ぜっ)・する
あまりに甚しくて言葉では言い表せない。げんごに絶する。「—・する苦しみ」
ゴンゴラ
[1561〜1627]スペインの詩人。初期は平明な詩をつくったが、のちに難解な作風に転じた。独特な表現法は「ゴンゴ...
ゴンゴローザ‐こくりつこうえん【ゴンゴローザ国立公園】
《Gorongosa National Park》モザンビーク中央部にある国立公園。大地溝帯の南端に位置する。面積...
ごん‐ごん
[副]固い物が強く当たって発する音を表す語。鐘の鳴りひびくさまにもいう。「こぶしで机を—(と)たたく」「除夜の鐘が...
ごんごん‐ごま【ごんごん独楽】
「唐独楽(とうごま)」に同じ。
ごん‐さい【権妻】
正妻でない妻。めかけ。ごん。明治初期に用いられた語。⇔本妻。
ゴンザレス‐デ‐クラビホ
⇒クラビホ
ごん‐し【勤仕】
⇒きんし(勤仕)
ごん‐しゃ【権社】
仏・菩薩(ぼさつ)の垂迹(すいじゃく)した権現(ごんげん)の神を祭った神社。
ごん‐じゃく【権迹】
《「ごんしゃく」とも》仏や菩薩(ぼさつ)などが、人々を救うために、仮にこの世に姿を現したもの。
ごん‐じゅ【勤修】
[名](スル)《「ごんしゅ」とも》仏道を勤め修めること。修行。ごんしゅう。「常に身を浄めて善を—し」〈霊異記・中〉
ごん‐じ【近事】
三宝に近づいて仕える者の意で、五戒を受けた在家の信者のこと。男を近事男(なん)、女を近事女(にょ)という。
ごん‐じつ【権実】
仏語。仮のものである権と、永久不変のまことの実。権教と実教などをいう。
ごんじつ‐ふに【権実不二】
権と実とは、表向きは違うが、煎じつめれば同じものであるということ。
ごん‐じゃ【権者】
仏・菩薩(ぼさつ)が衆生を救うために仮の姿で現れたもの。権化(ごんげ)。ごんざ。⇔実者。
ごん‐じょう【言上】
[名](スル)目上の人に申し上げること。申し述べること。「御礼を—する」
ごん‐じょう【厳浄】
[名・形動ナリ] 1 おごそかで汚れのないこと。また、そのさま。「—なる楼閣」〈三国伝記〉 2 戒律などを正しく守...
ごん・す
[動サ特活]《「ごあんす」または「ござんす」の音変化》 1 「来る」の意の尊敬語。いらっしゃる。「夜ふけて何しに—...