さく【策】
1 はかりごとや計画。また、事をうまく運ぶための手段・方法。「—を練る」「—を授ける」 2 むち。つえ。「—を執る」
さく【幘】
1 昔、中国で、髻(もとどり)を覆い隠し、髪を包むのにつけたきれ。頭巾。 2 天皇が神事に臨むとき、冠の巾子(こじ...
さく【蒴】
コケ植物の胞子嚢(ほうしのう)。球形・楕円形などで、熟すと開いて胞子を放散させる。
さく【簀】
1 簀(す)の子。す。 2 竹や木を編んで作った敷物。主に寝台の上に敷く。たかむしろ。
さ・く【咲く】
[動カ五(四)] 1 花のつぼみが開く。開花する。「大輪の花が—・く」「ぼたんが見事に—・く」 2 波が砕けて白く...
さ・く【裂く/割く】
[動カ五(四)] 1 ひと続きのものを、強い力を加えて直線的に二つに離す。手で強く引っ張って破る。「布を—・く」「...
さ・く【離く/放く】
[動カ四]間を離す。離して遠ざける。また、仲を隔てる。「行くさには二人我が見しこの崎をひとり過ぐれば見も—・かず来...
さ・く【避く】
[動カ下二]「さ(避)ける」の文語形。
さく‐あたり【作当(た)り】
農作物の実りのよいこと。豊作。⇔作違い。
さく‐い【作為】
[名](スル) 1 人が自分の意志で作り出すこと。「我々の真摯なる要求は我々の—したものでない、自然の事実である」...
さく‐い【作意】
1 芸術作品において、作者の制作した意図。創作上の意向・工夫。趣向。 2 たくらみの心。「別に—はない」 3 茶事...
さく・い
[形] 1 性質があっさりしている。気さくである。「なかなか人好きのする風で談話(はなし)をさしても…—・くて面白...
さく‐イオン【錯イオン】
錯体であるイオン。ヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸イオン[Fe(CN)6]4-など。
さくい‐さいむ【作為債務】
債務者が積極的な行為をすることを給付の内容とする債務。→不作為債務
さくい‐たいけん【作為体験】
自分の考えや行動が、他人に操られていると感ずる体験。統合失調症に特有の症状。させられ体験。
さく‐いたべい【柵板塀】
柵の裏に板を張った塀。
さくい‐てき【作為的】
[形動]故意に行うさま。また、不自然さが目立つさま。「—に仕組まれた事件の筋立て」
さくいてき‐そうばけいせい【作為的相場形成】
株式市場において実勢を反映しない相場を作為的に形成する取引行為。相場操縦と異なり、他人の取引を誘引する目的がなくて...
さくい‐はん【作為犯】
人の積極的挙動(作為)によって犯される罪。殺人罪・窃盗罪など、犯罪の大部分はこれに属する。→不作為犯
さく‐いん【索引】
ある書物の中の語句や事項などを、容易に探し出せるように抽出して一定の順序に配列し、その所在を示した表。インデックス。
さく‐いん【索隠】
隠れた道理をさがし求めること。 [補説]書名別項。→索隠
さくいん【索隠】
「史記」の注釈書。唐の司馬貞の撰。
さく‐えん【錯塩】
錯イオンを含む塩。フェロシアン化カリウムなど。
さく‐おう【策応】
[名](スル)互いに策略を通じ合って助け合うこと。示し合わせること。「あいつが、パルチザンと—して、わざと道を迷わ...
さく‐おとこ【作男】
雇われて耕作する男。
さく‐おんな【作女】
雇われて耕作する女。
さく‐か【昨夏】
去年の夏。
さく‐か【蒴果】
果実の一種。子房に数室あって、2枚以上の心皮から成熟してできた果実。成熟すると心皮と同数の裂片に裂け、種子を散布す...
さく‐かごうぶつ【錯化合物】
配位化合物を含む高次化合物。錯体よりも広義に用いられる。
さく‐が【作画】
[名](スル)絵や写真を作ること。
さく‐がく【錯愕】
[名](スル)驚きあわてること。「テンプルトン聞て—し」〈織田訳・花柳春話〉
さく‐がみ【作神】
農作の守護神。農神(のうがみ)。田の神。
さく‐がら【作柄】
1 農作物の育ちぐあいやできぐあい。「麦の—がいい」 2 芸術作品のできぐあい。
さく‐がん【鑿岩/削岩】
[名](スル)岩石に穴をあけること。「機械で—する」
さくがん‐き【鑿岩機】
岩石に小さな穴をあける機械。圧縮空気や電気を動力として、直径数センチの深い穴をあける。
さく‐き【昨季】
《「さっき」とも》今年と同じような去年の時季。去年の今頃。昨シーズン。「—はインフルエンザが流行した」「—の欧州チ...
さく‐き【昨期】
《「さっき」とも》この前の期間。「観光客の数が—の数字を割り込む」→今期
さく‐きょう【作況】
⇒さっきょう(作況)
さく‐ぎょう【昨暁】
きのうの夜明け方。
さく‐くしろ【拆釧】
[名]古代に用いられた、口の割れた鈴のついた腕飾り。 [枕]拆釧に多くの鈴がついているところから、地名「五十鈴(い...
さく‐ぐ【索具】
帆綱など、綱で作った船具。綱具。
さく‐げ【作毛】
「さくもう(作毛)」に同じ。
さく‐げき【作劇】
[名](スル)戯曲を作ること。「—法」
さく‐げつ【朔月】
1 朔1のときの月の称。新月。 2 陰暦で月の第1日。朔日。
さく‐げん【削減】
[名](スル)現にあるものを、けずってへらすこと。「予算を—する」
さく‐げん【遡源/溯源】
[名](スル)「そげん(遡源)」の慣用読み。
さくげん‐しゅうりょう【策彦周良】
[1501〜1579]室町末期の臨済宗の僧。丹波の人。号、謙斎。明(みん)に2回渡り、日記「初渡集」「再渡集」があ...
さくげん‐ち【策源地】
前線の作戦部隊に対して、必要物資の補給などの兵站(へいたん)支援を行う後方基地。
さく‐げん‐ぼう【朔弦望】
暦で、月の満ち欠けを示したもの。朔(新月)・弦(上弦または下弦の月)・望(満月)をひとまとめにした呼び方。
さく‐ご【作碁】
1 囲碁で、対局の終わりに、盤面の石を整理して勝敗の計算をしやすくすること。地つくり。 2 ⇒作り碁