しん‐じゅ【神呪】
《「じんじゅ」とも》神秘な呪文(じゅもん)。陀羅尼(だらに)。
じん‐じゅ【人寿】
人間の寿命。「—は天然の数として敢て其長短を論ずるに非ず」〈福沢・福翁百話〉
じん‐じゅ【仁寿】
《「論語」雍也(ようや)の「仁者は寿(いのちなが)し」から》仁徳があって命が長いこと。
しん‐じゅう【深重】
[名・形動]《古くは「じんじゅう」》「しんちょう(深重)1」に同じ。「その—な罪の子をゆるしてくださる仏様」〈倉田...
じん‐じゅう【人獣】
1 人間と、けもの。人間とそれ以外の動物。にんじゅう。 2 「人面獣心」に同じ。
じんじゅうきょうつう‐かんせんしょう【人獣共通感染症】
人と動物の両方に感染する病気の総称。特に、動物から人に感染するものをいい、動物では発症しないものもある。人畜共通感...
じんじゅうのうみ【深重の海】
津本陽の長編小説。昭和50年(1975)より発表。昭和53年(1978)、第79回直木賞受賞。
じんじゅ‐じ【神呪寺】
⇒かんのうじ(神呪寺)
じん‐じゅつ【仁恤】
あわれんで情をかけること。
じん‐じゅつ【仁術】
仁徳を他に施す方法。また、特に医術をいう。「医は—なり」
じんじゅ‐でん【仁寿殿】
⇒じじゅうでん(仁寿殿)
じん‐じょ【仁恕】
1 情け深く、思いやりがあること。 2 相手をあわれんで罪を許すこと。
じん‐じょ【尋所】
「尋承(じんじょう)」に同じ。「いまだ案内を知らぬに、—せよ」〈平家・一一〉
じん‐じょう【刃傷】
⇒にんじょう(刃傷)
じん‐じょう【晨朝】
《「しんちょう」「じんちょう」とも》六時の一。卯(う)の刻。現在の午前6時ごろ。また、その時に行う勤行(ごんぎょう...
じん‐じょう【晨鐘】
《「しんしょう」とも》晨朝(じんじょう)の勤行(ごんぎょう)のときに鳴らす鐘。晨朝の鐘。
じん‐じょう【尋常】
[名・形動]《1尋と1常(1尋の2倍)で、普通の長さの意から》 1 特別でなく、普通であること。また、そのさま。あ...
じんじょう‐いちよう【尋常一様】
[名・形動]普通と異なるところのないこと。また、そのさま。なみひととおり。「—な(の)努力では成功はおぼつかない」
じんじょう‐か【尋常科】
1 旧制の尋常高等小学校で、一般尋常小学校に相当する課程。 2 旧制の7年制高等学校で、下級4年間の課程。
じんじょう‐かいめん【尋常海綿】
⇒普通海綿
じんじょうこうとう‐しょうがっこう【尋常高等小学校】
旧制の小学校で、尋常小学校の課程と高等小学校の課程とを併置した学校。
じんじょう‐さはん【尋常茶飯】
[名・形動]《ふだん、飲み食いしている物の意から》少しも珍しくないこと。また、そのさま。ありきたり。日常茶飯。「—...
じんじょう‐しょうがっこう【尋常小学校】
旧制の小学校で、満6歳以上の児童に初等普通教育を施した義務教育の学校。明治19年(1886)の小学校令により設置さ...
じんじょう‐せい【尋常性】
普通にみられ、ありふれているさま。また、そのような性質。おもに皮膚疾患について、治療の容易さや症状の重さによらず、...
じんじょうせい‐かんせん【尋常性乾癬】
皮膚に銀白色の鱗屑(りんせつ)を伴う乾燥した赤い発疹ができる、炎症性慢性皮膚疾患の一種。一般的に多くみられる乾癬のこと。
じんじょうせい‐はくはん【尋常性白斑】
⇒白癜(しろなまず)
じんじょうせい‐ゆうぜい【尋常性疣贅】
ヒト乳頭腫ウイルス(主にHPV2型)が皮膚に感染することによって生じる、扁平またはドーム状に隆起した小結節。いわゆ...
じんじょう‐ちゅうがっこう【尋常中学校】
旧制中学校の前身。明治19年(1886)高等中学校とともに設置。修業年限5年の男子校で、明治32年(1899)中学...
じんじょう‐よう【尋常葉】
⇒普通葉(ふつうよう)
人事(じんじ)を尽(つ)くして天命(てんめい)を待(ま)つ
力のあらん限りを尽くして、あとは静かに天命に任せる。
しん‐じん【深甚】
[名・形動]《古くは「じんじん」とも》意味や気持ちなどが非常に深いこと。また、そのさま。甚深。「—な(の)謝意を表する」
じん‐じん【仁人】
思いやりの心を備えた人。仁者。
じん‐じん【陣陣】
[名]それぞれの陣。 [ト・タル][文][形動タリ] 1 風が盛んに吹くさま。「—たる清風」 2 切れ切れに続くさま。
じん‐じん
[副](スル)患部または身体の一部に、絶え間なく痛みやしびれを感じるさま。「傷口が—(と)痛みだす」「足の裏が—する」
ぢんぢんぢん【ぢん・ぢん・ぢん】
花村万月の長編小説。平成10年(1998)刊行。新宿を舞台に、家出少年の葛藤を描く。
じんじん‐ばしょり【じんじん端折り】
《「じじいばしょり(爺端折)」の音変化》着物の背縫いの裾の少し上をつまんで、帯の後ろの結び目の下に挟み込むこと。じ...
じん‐すい【尽瘁】
[名](スル)《「瘁」は病み疲れる意》自分の労苦を顧みることなく、全力を尽くすこと。「国政に—する」
じん‐すい【神水】
《「しんずい」「しんすい」とも》 1 神前に供える水。また、誓いのしるしとして神前で飲む水。 2 霊験ある水。神聖...
じん‐すい【腎水】
精液のこと。「うなゐごよりこのかた、—をかへほして」〈浮・一代男・一〉
じんすい‐こう【沈水香】
「沈香(じんこう)」に同じ。
じんすう‐かんけい【尽数関係】
天体同士の公転周期が単純な整数比で表されること。太陽系内では、木星と土星の公転周期が2:5、天王星、海王星、冥王星...
じん‐すけ【甚助/腎助】
《「腎張り」を人名のように表した語》情欲が強く、嫉妬(しっと)深い性質。また、そういう男。
甚助(じんすけ)を起(お)こ・す
嫉妬(しっと)する。やきもちをやく。→甚助
ジンスハイム
ドイツ南西部、バーデン‐ビュルテンベルク州の都市。ハイデルベルクの南東約25キロメートルに位置する。2機の超音速機...
じん・する【陣する】
[動サ変][文]ぢん・す[サ変]陣を構える。陣取る。「要害の地に—・する」
じん‐ずう【神通】
《「じんつう」とも》どんなことも自由自在になし得る、計り知れない不思議な働き・力。「山に籠ってからは神変不思議、年...
じんずう‐がわ【神通川】
富山県中央部を北流し、富山湾に注ぐ川。長さ約120キロ。上流は岐阜県境で高原川と宮川に分かれる。発電所が多い。 [...
じんずう‐きょう【神通峡】
富山県中央部を流れる神通川にある峡谷。中流の笹津(ささづ)から上流の岐阜県境の猪谷(いのたに)まで約20キロメート...
じんずう‐りき【神通力】
《「じんつうりき」とも》超人的な能力。通力(つうりき)。「—が失せる」
じん‐せい【人世】
人間の生きていく世の中。世間。