そらぞら‐し・い【空空しい】
[形][文]そらぞら・し [シク]言動に誠意・真実味のないことが見えすいているさま。「—・いほめことば」 [派生]...
ソラタ
ボリビア西部の町。ラパスの北西約100キロメートル、チチカカ湖の東方に位置する。標高約2700メートル。イヤンプー...
ソラタ‐さん【ソラタ山】
《Nevado de Sorata》⇒イヤンプー山
そら‐だき【空薫き/空炷き】
1 前もってたくか別室でたくかして、どこからともなくにおってくるように香をたきくゆらすこと。「簾内より—の香、馥(...
そらだき【空薫】
大塚楠緒子の小説。明治41年(1908)発表。
そらだき‐もの【空薫き物】
そらだきの香(こう)。「—、いと心にくく薫り出で」〈源・若紫〉
そら‐だのみ【空頼み】
[名](スル)頼みにならないことを頼りにすること。むなしい期待をすること。「—に終わる」「だれか助けてくれるかと—する」
そら‐だのめ【空頼め】
あてにならないことを頼みに思わせること。むだな期待をさせること。「さだめなくきえかへりつる露よりも—するわれはなに...
そらち【空知】
北海道中部の総合振興局。局所在地は岩見沢市。
そらち‐がわ【空知川】
石狩川の支流。日高山地に源を発し、富良野(ふらの)盆地を流れて夕張山地を横断、滝川市で石狩川に合流する。中流域はダ...
そらち‐しちょう【空知支庁】
空知総合振興局の旧称。
そらち‐そうごうしんこうきょく【空知総合振興局】
⇒空知
そらっ‐とぼ・ける【空っ惚ける】
[動カ下一]「そらとぼける」に同じ。「あら待ってた癖に—・けて」〈漱石・虞美人草〉
そら‐で【空手】
《「そらて」とも》これといった理由もなく手が痛むこと。神経痛・リウマチなどで腕が痛む症状。
そらと【ソラト】
《SORATO》民間月面探査プロジェクトチームHAKUTO(ハクト)が開発した月面探査車(ローバー)。炭素繊維強化...
そらとぶうま【空飛ぶ馬】
北村薫の連作短編集。平成元年(1989)に刊行された著者のデビュー作。落語家の春桜亭円紫と女子大生の「私」が、日常...
そらとぶ‐えんばん【空飛ぶ円盤】
円盤状の飛行物体。多く、円盤状の未確認飛行物体(UFO)をさす。
そらとぶタイヤ【空飛ぶタイヤ】
池井戸潤の小説。平成18年(2006)刊行。トラック製造メーカーのリコール隠しを主題とし、同年の直木賞候補作となった。
空(そら)飛(と)ぶ鳥(とり)も落(お)とす
空を飛んでいる鳥さえも落とす力を持つ。きわめて権勢の強いことのたとえ。飛ぶ鳥を落とす。
そら‐とぼけ【空惚け】
そらとぼけること。そらっとぼけ。
そら‐とぼ・ける【空惚ける】
[動カ下一]知っているのに知らないふりをする。そらっとぼける。「—・けてばかりいて答えない」
そら‐どけ【空解け】
結んである帯やひもなどが自然にほどけること。「—のしそうな帯を」〈魯庵・社会百面相〉
そら‐な【空名】
身に覚えのないうわさ。あだな。「—ヲタテル」〈和英語林集成〉
そら‐なか【空ナカ】
《「ソラナカ」「空中」とも書く》空港内に設けられた商店街。従来からある旅客向けの土産物店や飲食店に加え、有名店を誘...
そら‐なき【空泣き】
[名](スル)泣きまね。うそ泣き。「—して同情を引く」
そら‐なき【空鳴き】
本当かと思わせるように鳴くこと。鳴き声をまねること。「天の戸を明けぬ明けぬと言ひなして—しつる鳥の声かな」〈後撰・恋二〉
そら‐なげき【空嘆き】
嘆くふりをすること。「—をうちしつつ、なほ装束し給ひて」〈源・真木柱〉
そら‐なさけ【空情け】
愛情があるように見せかけること。いつわりの愛情。「ただかりそめの御言の葉、—かけられ参らせ候うても」〈伽・をこぜ〉
そら‐なみだ【空涙】
いかにも悲しそうに見せかけて流す涙。いつわりの涙。「—にだまされる」
そら‐に【空似】
まったく血縁関係がないのに、顔つきなどがよく似ていること。「他人の—」
空(そら)に標(しめ)結(ゆ)・う
空に標縄(しめなわ)を結い渡すような、不可能なこと、思ってもかいのないことを思い煩う。「いかでかはかばかりの御有様...
空(そら)に知(し)られぬ雪(ゆき)
《空から降ったわけではない雪という意から》舞い散る桜の形容。空知らぬ雪。
そらにはほん【空には本】
寺山修司の第1歌集。昭和33年(1958)刊行。初期の作品をまとめたもの。「チェホフ祭」「祖国喪失」などの連作を収める。
そら‐に‐みつ
[枕]「大和(やまと)」にかかる。「—大和を置きて」〈万・二九〉 [補説]古来の枕詞「そらみつ」を「そらにみつ」と...
空(そら)に三(み)つ廊下(ろうか)
天候が、降ろうか・照ろうか・曇ろうかの三つの「ろうか」のどれであるか定まらないことを「廊下」に掛けていったもの。
ソラニン
ナス科植物に含まれるアルカロイドの一種。ジャガイモの芽などに多く、食べすぎると嘔吐(おうと)・めまいなどの中毒症状...
そら‐ね【空音】
1 実際には鳴っていないのに聞こえるような気がする音。また、鳴らそうとしないのに、たまたま鳴ってしまう楽器の音。「...
そら‐ね【空値】
実際よりも高くつけている値段。かけ値。「飾りたる烏帽子(えぼし)の内、いづれか所望候ぞ、よきもあしきも—なし」〈浄...
そら‐ね【空寝】
[名](スル)寝たふりをすること。そらねむり。嘘寝。「—して聞こえないふりをする」
そら‐ねいり【空寝入り】
[名](スル)寝入ったふりをすること。たぬき寝入り。「—して油断させる」
そら‐ねむり【空眠り】
[名](スル)眠ったふりをすること。そらね。「—して返事をしない」
そら‐ねんじゅ【空念誦】
「空念仏(そらねんぶつ)」に同じ。
そら‐ねんぶつ【空念仏】
信心もないのに、もっともらしく念仏を唱えること。また、念仏を唱えるふりをすること。空念誦(そらねんじゅ)。からねんぶつ。
そら‐の‐あし【空の足】
「空の便」に同じ。「濃霧で—が乱れる」
そら‐の‐うみ【空の海】
空を海に見立てていう語。「—に雲の波たち月の舟星の林にこぎかくる見ゆ」〈拾遺・雑上〉
そらのけん【空の剣】
高橋三千綱の時代小説。副題「男谷(おだに)精一郎の孤独」。幕末の剣聖と称された直心影流(じきしんかげりゅう)男谷派...
そら‐の‐げんかんぐち【空の玄関口】
《その土地への航空機の入り口になることから》空港のこと。
そら‐のごい【空拭ひ】
ふき取るふりをすること。「—をして、さらにこそ白まね」〈源・末摘花〉
そらのはてまで【空の果てまで】
高橋たか子の小説。昭和48年(1973)刊。短編小説でデビューした著者による初の長編作品。同年、第13回田村俊子賞受賞。
そら‐の‐びん【空の便】
航空機を利用した人や物資などの輸送。空の足。「台風で—に遅れが出る」