ながえ‐の‐かさ【長柄の傘】
貴人などにさしかけるため、柄を長くした傘。のちに、遊女が揚屋・引き手茶屋などへ往来するのにも用いた。ながえのからかさ。
ながえ‐の‐ちょうし【長柄の銚子】
柄の長い銚子。鶴亀・松竹梅などの模様のあるものが多い。
ながえ‐の‐やり【長柄の槍】
柄の長さが2間(約3.6メートル)から3間(約5.4メートル)に及ぶ槍。やぐらおとし。
なが‐えぼし【長烏帽子】
立(たて)烏帽子の丈の長いもの。
ながえ‐もち【長柄持】
長柄の傘、長柄の槍(やり)などを持って主人に従う者。
なが‐おい【長追い】
[名](スル)逃げる者を遠くまで追いかけること。深追いすること。「それでも厭(あ)かずばと、—する」〈露伴・椀久物語〉
ながおか【長岡】
新潟県中部の市。もと牧野氏の城下町。信濃川水運で栄え、明治時代には油田の開発で発展。繊維・機械工業や商業が盛ん。平...
ながおか‐きじゅん【長岡基準】
平成16年(2004)に発生した新潟県中越地震で長岡市が作成した震災関連死の認定基準。発災後1週間以内の死亡は震災...
ながおか‐きょう【長岡京】
京都府向日(むこう)市・長岡京市付近にあった桓武天皇造営の都。延暦3年(784)に平城京からここに移った。同13年...
ながおかきょう‐し【長岡京市】
⇒長岡京
ながおか‐ぎじゅつかがくだいがく【長岡技術科学大学】
長岡市にある国立大学法人。昭和51年(1976)設置。高等専門学校の卒業生を主な対象とするもの。平成16年(200...
ながお‐かげとら【長尾景虎】
⇒上杉謙信(うえすぎけんしん)
ながおか‐し【長岡市】
⇒長岡
ながおかすとく‐だいがく【長岡崇徳大学】
新潟県長岡市にある看護系の私立大学。平成31年(2019)開学。
ながおかぞうけい‐だいがく【長岡造形大学】
新潟県長岡市にある公立大学。平成6年(1994)に長岡市が新潟県の支援をうけて、公設民営方式で開学。平成26年(2...
ながおか‐だいがく【長岡大学】
新潟県長岡市にある私立大学。平成13年(2001)に開設された。産業経営学部を改組した経済経営学部の単科大学。
ながおか‐はんたろう【長岡半太郎】
[1865〜1950]物理学者。長崎の生まれ。ドイツでヘルムホルツらに学ぶ。明治36年(1903)土星型原子模型を...
なが‐おし【長押し】
ボタンを押してすぐに指を離すのではなく、一定時間以上押し続けること。携帯電話の電源のオン・オフや、パソコンの電源を...
ながお‐どり【長尾鶏】
⇒尾長鶏(おながどり)
ながお‐ばな【長尾鼻】
鳥取県中央北部にある、日本海に突出した岬。北端の断崖上に高さ68メートルの灯台が、西端には海女(あま)漁業で有名な...
なが‐かけ【長掛】
1 打掛(うちかけ)の長いもの。 2 長い髢(かもじ)。「お年寄さま方は—と申して長をおかけ遊ばす」〈滑・浮世風呂・三〉
なが‐がたな【長刀】
《「ながかたな」とも》刀身の長い刀。
ながかべ‐ほう【長壁法】
石炭採掘法の一。天井を坑木やカッペとよぶ梁で支え、幅広い採炭面を掘り進めてゆくもの。
なが‐かめむし【長椿象/長亀虫】
半翅(はんし)目ナガカメムシ科の昆虫の総称。体長5〜10ミリのものが多く、体は細長いか楕円形で扁平。植物の汁や他の...
なが‐かもじ【長髢】
毛が多くて丈の長い髢。近世、武家婦人・女官などがすべらかしなどに用いた。
なが‐がさ【長傘】
雨傘として使われる、一般的な形状の洋傘。折り畳み傘に対していう。中棒は伸縮せず、一定の長さのまま持ち運んだり、使用...
なが‐ガッパ【長ガッパ】
着物の裾(すそ)までおおう、丈の長い袖ガッパ。雨天用・道中用。
なが‐がみしも【長上下/長裃】
江戸時代の武家の礼服。大名・高家(こうけ)・御目見(おめみえ)以上の旗本の通常礼服で、肩衣(かたぎぬ)の下に同じ色...
ながき【長き/永き】
《形容詞「ながし」の連体形から》ながいこと。ながい期間。「三〇年の—にわたり勤務した」
な‐がき【名書き】
名を書くこと。また、その名。署名。「起請を書かせ、指しぼらせて—の下を染めさせけるに」〈浮・一代男・三〉
長(なが)き眠(ねぶ)り
1 長い間の眠り。迷いから長くさめないことのたとえ。「逢ふと見しその夜の夢のさめであれな—は憂かるべけれど」〈千載...
永(なが)き日(ひ)
昼間の長い春の日。永日。《季 春》
長(なが)き夜(よ)
夜明けまでの時間が長い夜。特に、秋の夜。《季 秋》「—やひそかに月の石だたみ/万太郎」
長(なが)き世(よ)の闇(やみ)
釈尊の入滅後を闇にたとえたもの。また、無明の闇。「まつはれてこそは、—にもまどふわざななれ」〈源・横笛〉
長(なが)き別(わか)れ
長い間の別れ。また、永久に会えない別れ。永別。永の別れ。「これもまた—になりやせむ暮を待つべき命ならねば」〈新古今...
なが‐ぎ【長着】
身丈が裾までの長さの和服。一般に着物といっているもの。昭和初期、文部省の裁縫教授書に記され、一般化した語。
なが‐くえにち【長凶会日】
陰陽道(おんようどう)で、凶会日がいく日も続くこと。
な‐がくし【名隠し】
名を隠して言わないこと。匿名。
ながくつしたのピッピ【長くつ下のピッピ】
《(スウェーデン)Pippi Långstrump》スウェーデンの女性作家、リンドグレーンによる児童文学作品。19...
ながくつじま【長靴島】
井上光晴の小説。昭和28年(1953)6月、文芸誌「新日本文学」に発表。太平洋戦争前夜の九州を舞台に、海底炭鉱で働...
ながぐつをはいたねこ【長靴をはいた猫】
《原題、(フランス)Le Chat botté》フランスの昔話。貧しい粉ひき職人の三男坊が、猫の知恵により王の娘婿...
ながくて【長久手】
愛知県西部、名古屋市の北東隣にある市。羽柴秀吉と徳川家康とが戦い秀吉が敗れた古戦場。愛知県立芸術大学などがある。平...
ながくて‐し【長久手市】
⇒長久手
ながくぼ‐せきすい【長久保赤水】
[1717〜1801]江戸中期の地理学者。常陸(ひたち)の人。名は玄珠。水戸藩の侍講となり、「大日本史」地理志の編...
なが‐くら【長倉】
⇒長殿(ながとの)
なが‐ぐそく【長具足】
槍(やり)・長刀(なぎなた)・鎖鎌など、長い武器。長物。
なが‐ぐつ【長靴】
ゴムや革で作った、ひざ下まである長い靴。雨雪・水作業・乗馬などに使用する。
なが‐け・し【長けし】
[形ク]《「けし」は接尾語》長い。「—・くも頼めけるかな世の中を袖に涙のかかる身をもて」〈大和・一一六〉
なが‐こい【長恋/永恋】
長い間思い慕うこと。「後れ居て—せずはみ園生(そのふ)の梅の花にもならましものを」〈万・八六四〉
なが‐こうじょう【長口上】
長々とものを言うこと。「—の言い訳」