にぎわわ・し【賑ははし】
[形シク] 1 富み栄えている。「かく—・しきところにならひて」〈大和・一四九〉 2 明るく陽気である。賑やかであ...
にぎはやひ‐の‐みこと【饒速日命/邇芸速日命】
日本神話で、天孫降臨に先だち、天磐船(あまのいわふね)に乗って天下ったという神。物部氏の祖神と伝える。
にぎ‐やか【賑やか】
[形動][文][ナリ] 1 人などが多く集まって活気のあるさま。「—な会合」「店がたくさんできて—になる」 2 物...
にぎやかし【賑やかし】
《動詞「にぎやかす」の連用形から》にぎやかにすること。また、にぎやかさを添えるもの。「宴会の—の余興」
にぎやか・す【賑やかす】
[動サ五(四)]にぎやかにする。陽気にする。「場を—・す」
に‐ぎょう【二業】
芸者屋と料理屋の2種の営業。→三業1
にぎょう‐くみあい【二業組合】
二業の営業者によって組織された同業組合。
にぎょう‐ち【二業地】
二業の営業を許可された一定の地域。→三業地
にぎら・す【握らす】
[動サ五(四)] 1 握るようにさせる。「しっかりと手を—・す」 2 賄賂(わいろ)の金銭を渡す。「口封じに—・す」
にぎら・せる【握らせる】
[動サ下一]「握らす」に同じ。「すしを—・せる」「袖(そで)の下を—・せる」
にぎり【握り】
1 手で握ること。また、握ったもの。 2 手で握った長さや太さ。また、量。「ひと—の米」 3 器物の、手で取り持つ...
にぎり‐おの【握り斧】
⇒あくふ(握斧)
にぎり‐かわ【握り革】
弓・刀などの握り持つ部分に巻いた革。
にぎり‐ぎんたま【握り金玉】
ふところ手のまま、何もしないこと。
にぎり‐こぶし【握り拳】
1 固く握りしめた手。げんこつ。こぶし。 2 無一文なこと。空手(からて)。
にぎり‐し・める【握り締める】
[動マ下一][文]にぎりし・む[マ下二]力を入れて固く握る。しっかりと握って離さないようにする。「母親の手を—・め...
にぎり‐ずし【握り鮨】
魚や貝などの種(たね)を、小さく握り固めた鮨飯にのせた鮨。江戸前鮨。
にぎり‐つぶし【握り潰し】
握りつぶすこと。「議案の—をもくろむ」
にぎり‐つぶ・す【握り潰す】
[動サ五(四)] 1 強く握ってつぶす。「粘土を—・す」 2 意見・提案などを手もとに故意にとどめ、処置しないまま...
にぎり‐て【握り手】
1 「握り3」に同じ。「ステッキの—」 2 握る役目の人。「鮨(すし)の—」
にぎり‐ばさみ【握り鋏】
指を入れる穴のない、握り持って切るはさみ。糸切りばさみ。和鋏(わばさみ)。これに対して、指を入れる穴のあるはさみを...
にぎり‐ばし【握り箸】
嫌い箸の一。棒を握るような手つきで箸を持つこと。
にぎり‐ばす【握り蓮】
勾欄(こうらん)などの束(つか)の上に設け、手すりを支える蓮の葉形の彫刻装飾。
にぎり‐ぶと【握り太】
[名・形動] 1 握って太く感じること。また、そのさまや、そのもの。「—な(の)杖」 2 弓柄(ゆづか)を皮などで...
にぎり‐べ【握り屁】
放屁(ほうひ)して、臭気を手のひらで握るようにすること。また、その屁。にぎりっぺ。
にぎり‐めし【握り飯】
飯を握り固めたもの。梅干しを入れたり海苔を巻いたりする。おにぎり。むすび。
にぎり‐や【握り屋】
金銭をためこむばかりで出し惜しむ人。
にぎ・る【握る】
[動ラ五(四)] 1 手の指全部を内側へ曲げる。また、そのようにして、物をつかんだり、持ったりする。「こぶしを—・...
にぎ‐わい【賑わい】
にぎわうこと。「街の—」
にぎ‐わ・う【賑わう】
[動ワ五(ハ四)]《「わう」は接尾語》 1 人が集まるなどしてにぎやかになる。「行楽客で—・う」 2 豊かになる。...
にぎわし・い【賑わしい】
[形][文]にぎは・し[シク]にぎわっている。「表通りは夜更けまで—・い」 [派生]にぎわしさ[名]
にぎわ・す【賑わす】
[動サ五(四)] 1 にぎやかにする。活気のある状態にする。「座を—・す」「マスコミを—・す事件」 2 豊かにする...
にぎわわ・す【賑わわす】
[動サ五(四)]「賑わす」に同じ。「新聞紙上を—・す事件」
にく【辱】
⇒じょく
にく【肉】
[音]ニク(呉) [訓]しし [学習漢字]2年 1 動物の皮下で骨を包む柔らかい組織。「肉塊・肉片/筋肉・贅肉(ぜ...
にく【肉】
1 動物の皮膚の下にあって骨に付着している柔らかい部分。主に筋肉から成る。「—がつく」 2 食用にする動物の筋肉や...
にく【褥】
1 毛の敷物。しとね。「—と思ひし苔にも」〈梁塵秘抄・二〉 2 《皮が敷物に適するところから》カモシカの別名。〈文...
に‐く【二九】
1 2と9とを掛けること。 2 18歳のこと。特に、娘ざかりの年ごろ。
にく‐あつ【肉厚】
[形動][文][ナリ]肉の分厚いさま。厚みがあるさま。「—な肩」「—のメロン」
にく・い【憎い/悪い】
[形][文]にく・し[ク] 1 そのものに強い抵抗感・不快感を抱くさま。許しがたく思って嫌うさま。にくらしい。「冷...
にく・い【難い/悪い】
[接尾]《形容詞型活用[文]にく・し(ク活)。形容詞「にくい」の接尾語化》動詞の連用形に付いて、…することがむずか...
にく‐いれ【肉入れ】
印肉入れ。肉池(にくち)。
にく‐いろ【肉色】
1 肉の色。 2 肌の色。黄みがかった淡紅色。肌色。
にく‐うす【肉薄】
[形動][文][ナリ]肉が薄いさま。厚みの少ないさま。「—な(の)板」
にく‐エキス【肉エキス】
肉の煮出し汁、あるいは肉を酵素で分解した液汁を濃縮したもの。スープストックや加工食品の調味に使用。
にく‐えん【肉縁】
血の続いた間柄。肉親の関係。また、その人。血族。血縁。
にく‐かい【肉界】
肉体とその作用の及ぶ世界。
にく‐かい【肉塊】
肉のかたまり。また、肉体。
にく‐かみうた【二句神歌】
上の句と下の句の2句からなる短歌体の神歌。平安末期から鎌倉時代にかけて行われた。にくのかみうた。
にくから◦ず【憎からず】
[連語]《形容詞「にくし」の未然形+打消しの助動詞「ず」》 1 好感がもてる。かわいい。慕わしい。「—◦ず思う」 ...