ぬき‐に【抜(き)荷】
運送中または保管中の荷物の一部をこっそり抜き取ること。また、その品。
ぬき‐にしき【緯錦】
⇒よこにしき
ぬき‐はな・す【抜(き)放す】
[動サ五(四)]「抜き放つ」に同じ。「例の匕首(あいくち)を手に取上げて—・し」〈美妙・武蔵野〉
ぬき‐はな・つ【抜(き)放つ】
[動タ五(四)]刀などを勢いよく抜く。抜き放す。「鞘(さや)から太刀を—・つ」
ぬき‐ばな【抜(き)花】
《「花」は花代(はなだい)のこと》芸者や遊女が客の相手をしている時間中に、席をはずして他の客の相手もしてかせぐこと。
ぬき‐ほ【抜(き)穂】
《「ぬきぼ」とも》稲の穂を抜き取ること。また、その穂。特に、大嘗祭(だいじょうさい)のとき、悠紀(ゆき)・主基(す...
ぬきほ‐の‐つかい【抜穂の使】
大嘗祭(だいじょうさい)の行われる年の8月下旬、抜穂のために悠紀(ゆき)・主基(すき)の両国に巡遣された勅使。ぬきほし。
ぬき‐ほん【抜(き)本】
1 書物からの書き抜きをまとめた本。抄本。 2 義太夫節の一部分を抜粋した本。丸本(まるほん)に対していう。
ぬき‐み【抜(き)身】
1 鞘(さや)から抜き放った刀身や槍の穂先。 2 貝などのむき身。
ぬき‐みだ・る【抜き乱る/貫き乱る】
[動ラ四]つらぬいている緒を抜き取って玉を散らす。「—・る人こそあるらし白玉の間なくも散るか袖のせばきに」〈古今・...
ぬき‐もん【抜(き)紋】
白く染め抜いた紋。
ぬき‐よみ【抜(き)読み】
[名](スル)読みたい部分や必要な部分を選んで読むこと。「講談を—する」
ぬき‐わた【抜(き)綿】
古着や古布団から抜き取った綿。
ぬきん・でる【抜きん出る/抽んでる/擢んでる】
[動ダ下一][文]ぬきん・づ[ダ下二]《「ぬ(抜)きい(出)ず」の音変化》 1 ひときわ高く出る。「他に—・でた長...