ひと‐て【一手】
1 他人に分担させずにひとりですること。独占すること。いって。「仕事を—に引き受ける」 2 碁・将棋などでの一勝負...
ひとて‐はんばい【一手販売】
「いってはんばい(一手販売)」に同じ。
ひと‐てま【一手間】
通常の処理の仕方に付け加える、よりよく仕上げるためのちょっとした工夫。また、それに必要な手数や時間。「—を加える」...
ひと‐で【人手】
1 人の手。人間のしわざ。「—の加わっていない原生林」 2 働く人。働き手。「—が余る」 3 他人の力。他人の働き...
ひと‐で【人出】
人が多く出てそこに集まること。「海水浴場には多くの—が見込まれる」
ひと‐で【海星/人手/海盤車】
1 ヒトデ綱の棘皮(きょくひ)動物の総称。ふつう5本の腕をもち、扁平な星形の五角形をし、外面は多数の小骨板からなり...
ひと‐で‐なし【人で無し】
[名・形動]人間らしい心を持たず、恩義や人情をわきまえないこと。また、その人や、そのさま。「—な(の)仕打ち」
人手(ひとで)に掛(か)か・る
1 他人に殺される。「—・って死ぬ」 2 他人に助けられる。他人に養育される。
人手(ひとで)に掛(か)・ける
1 他人に殺させる。 2 他人に養育させる。
人手(ひとで)に渡(わた)・る
他人の所有物となる。自分の持っていたものが他人の手に渡る。「先代からの家屋敷が—・る」
人(ひと)と入(い)れ物(もの)は有(あ)り次第(しだい)
人と器物とは、多ければ多いほど便利であるが、たとえ少なくても使い方しだいで用が足りる。
ひと‐とおり【一通り】
1 一つの種類。一つの組合わせ。「治療法は—しかない」 2 物事の程度が普通であること。尋常。「あの苦しさは—では...
ひと‐とき【一時】
1 しばらくの間。いっとき。「憩いの—」 2 過去の、ある時。いちじ。いっとき。「—は栄華を誇った」「—はやった歌...
ひと‐ところ【一所/一処】
1 一つの所。同じ場所。ひとつところ。「—に落ち着けない性分」 2 「ひとり」を敬っていう語。おひとり。おひとかた...
ひと‐とせ【一年】
1 1年間。いちねん。「—が過ぎる」 2 ある時。以前。「—欧州に遊ぶ」
ひととちょうじん【人と超人】
《原題Man and Superman》バーナード=ショーの戯曲。4幕。1903年作。「哲学的喜劇」という副題をも...
ひと‐と‐なり【人となり/為人】
生来の性質。人柄。「誠実な—」
人(ひと)と成(な)・る
1 おとなになる。成人する。一人前の人間になる。「親にさんざん苦労をかけた末に—・る」 2 人心地を取り戻す。気が...
ひととなるみち【人となる道】
江戸後期の仏教書。1巻。慈雲飲光(じうんおんこう)著。天明元年(1781)成立。「十善法語」の再校本。
ひと‐とび【一飛び】
1 一度飛ぶこと。また、一度飛んだぐらいの短い時間や距離。ひとっとび。「太平洋を—でアメリカに行ける」 2 いっぺ...
人(ひと)と屏風(びょうぶ)は直(すぐ)には立(た)たず
屏風は折らなければ立たないように、人も道理に縛られず、適当に妥協しないと、世間を渡って行けない。
ひと‐とり【人取り/人捕り】
1 二組に分かれて、敵方の人をじゃんけんなどで奪い合う子供の遊び。 2 人を捕らえて食ったりするという怪物。「この...
ひと‐どお・い【人遠い】
[形][文]ひとどほ・し[ク] 1 人づきあいに慣れていない。人に親しまない。「至って無口な、—・い少年であったが...
ひと‐どおり【人通り】
人が行き来すること。人の通行。「—が激しい」
ひと‐どめ【人留め】
人の通行を禁止すること。「—して一人(いちにん)も通さぬ」〈浄・手習鑑〉
ひと‐なか【人中】
大勢のいる場所。衆人の中。また、世間。「—へ出る」「—でもまれる」
ひと‐なかせ【人泣かせ】
[名・形動]人に迷惑をかけて、困らせること。また、その行為や、そのさま。「—な雨」「—な注文ばかりつける」
ひと‐ながれ【一流れ】
1 一筋の流れ。一つの川。 2 一つの流派。一派。 3 1本の旗や幟(のぼり)。一旒(いちりゅう)。
ひと‐なだれ【人雪崩/人頽れ】
群衆がなだれ落ちること。また、押し合いながらなだれのように一方に動くこと。「—が狭い出口の方へと押合う間(うち)に...
ひと‐なつかし・い【人懐かしい】
[形][文]ひとなつか・し[シク]ことさら人が懐かしく思われる。人恋しい。「—・い気持ちが募る」
ひと‐なつこ・い【人懐こい】
[形]すぐに打ちとけて親しみやすい。ひとなつっこい。「—・い笑顔」
ひと‐なぬか【一七日】
死後7日目の忌日。初七日(しょなぬか)。いちしちにち。ひとなのか。
ひと‐なぶり【人嬲り/人弄り】
人をからかってなぐさみものにすること。「さすだけの大宮人は今もかも—のみ好みたるらむ」〈万・三七五八〉
ひと‐なみ【人波】
大勢の人が波のように押し合って動くこと。「—にのまれる」「—を縫って進む」
ひと‐なみ【人並(み)】
[名・形動]世間一般の人と同じ程度であること。また、そのさま。世間並み。「—な(の)暮らし」
人並(ひとな)み勝(すぐ)・れる
普通よりもかけ離れて優秀である。「—・れた記憶力」
ひとなみ‐なみ【人並(み)並(み)】
[名・形動]「人並み」に同じ。「—な(の)働きをする」
人並(ひとな)み外(はず)・れる
性質・状態などが普通の人からかけ離れて異なる。「—・れた巨体」
ひと‐な・る【人成る】
[動ラ四]成人する。人と成る。「弟国彦が乳にて—・り給へば」〈浄・日本武尊〉
ひと‐なれ【人慣れ/人馴れ】
[名](スル) 1 人づきあいになれていること。「—した物腰」 2 動物が人間になつくこと。「—しない野性馬」
ひと‐な・れる【人慣れる/人馴れる】
[動ラ下一][文]ひとな・る[ラ下二] 1 人づきあいになれる。「年の割に—・れている」 2 動物などが人間になつ...
ひと‐にぎり【一握り】
1 片手で握ること。また、その程度のわずかな量。「—の土」「実権は—の人の手にある」 2 たやすく握りつぶすこと。...
ひと‐にく・し【人憎し】
[形ク] 1 人を憎らしく思うさま。「—・かりし心に思ひしやうは」〈かげろふ・上〉 2 人に憎らしく思われるさま。...
ひとに‐ざる【人似猿】
⇒類人猿(るいじんえん)
人(ひと)にして恒(つね)無(な)くんば以(もっ)て巫医(ふい)を作(な)す可(べ)からず
《「論語」子路から》人間にとって最も大切な、いついかなる時も変わることのない良心を持たない者は、巫女(みこ)や医者...
人(ひと)に善言(ぜんげん)を与(あた)うるは布帛(ふはく)よりも煖(あたた)かなり
《「荀子」栄辱から》人をいたわり、ためになる言葉をかけてやることは、着る物を与えるよりもあたたかさを感じさせる。言...
ひと‐にたち【一煮立ち】
[名](スル)料理で、鍋に入れた湯や水、煮汁などに熱を加えて短時間、軽く沸き立たせること。「—したら弱火にし、その...
人(ひと)に事(つか)うるを知(し)る者(もの)にして然(しか)る後(のち)に以(もっ)て人(ひと)を使(つか)うべし
《「孔子家語」曲礼子夏問から》他人に使われてみて、初めて人を使うことができる。他人に使われた経験のない者は、人を上...
人(ひと)には添(そ)うて見(み)よ馬(うま)には乗(の)って見(み)よ
親しくつきあってみなければ、その人の本質はわからない。何事も実際に試してみなければ本当のことがわからない。
ひと‐にゅうとうしゅウイルス【人乳頭腫ウイルス】
⇒エッチ‐ピー‐ブイ(HPV)