もっ‐こう【木工】
1 大工。こだくみ。 2 木材を使って家具や調度品などを作ること。
もっ‐こう【木瓜】
紋所の名。鳥の巣が卵を包んでいるように見える図柄。また、ウリを輪切りにした形を図案化したものともいう。すだれの帽額...
もっ‐こう【木香/唐木香】
キク科の多年草。高さ約2メートルに達し、葉は広楕円形。暗紫色のアザミに似た花をつける。インド北部の原産。根には芳香...
もっ‐こう【目耕】
読書することを田の耕作になぞらえていう語。
もっ‐こう【沐猴】
猿の類。
もっ‐こう【黙考】
[名](スル)黙って考えること。「目をとじて—する」「沈思—」
もっ‐こうげい【木工芸】
木材を材料とする工芸。指物・挽(ひ)き物・刳(く)り物・曲げ物などがある。
もっこうしゅう【木工集】
柏木如亭の詩集。寛政5年(1793)刊行の第1詩集。
沐猴(もっこう)にして冠(かん・かむり)す
《「史記」項羽本紀の故事から》猿であるのに冠をかぶっている。見かけは立派だが、心が卑しく思慮分別に欠ける人物のたと...
もっこう‐ばら【木香薔薇】
バラ科の常緑の蔓植物(つるしょくぶつ)。とげはなく、葉は楕円形の3〜5枚の小葉からなる羽状複葉。5月ごろ開花し、花...
もっ‐こく【木斛】
サカキ科の常緑高木。暖地の海岸近くの林に自生。葉は倒卵形で、厚くてつやがある。夏、白い小さな5弁花を下向きに開き、...
もっこす
(熊本地方で)意地っ張り。「肥後—」
もっ‐こつ【木骨】
建築で、外観は煉瓦造りや石造りであるが、骨組みは木で造ってあること。また、その骨組み。木骨モルタル造り・木骨煉瓦造...
もっ‐こつ【没骨】
中国画の技法の一。輪郭線を用いず、直接彩色して対象を表すもの。花鳥画に用いられ、徐氏体の特色とされる。→鉤勒塡彩(...
もっこ‐ふんどし【畚褌】
短い長方形の布の前後にひもを通し、腰の脇で結ぶようにした褌。もっこうふんどし。
もっこり
[副](スル)周囲よりもまるく盛り上がっているさま。「鍛えた背筋が—(と)盛り上がって見える」
もっ‐こん【目今】
ただいま。現今。「吾国—静謐にして」〈永峰秀樹訳・暴夜物語〉
モッサ
紡毛織物を縮絨(しゅくじゅう)して起毛したのち、毛羽を少し長めに刈り、ふっくらと毛を立てるように仕上げたもの。保温...
もっさり
[副](スル) 1 やぼったいさま。あかぬけしていないさま。「—(と)した人」 2 ぼんやりしていて気のきかないさ...
もっ‐しゅ【没収】
罰として、地位・土地・財産などを取り上げること。ぼっしゅう。もっしゅう。「公請を停止し、所職を—せらる」〈平家・六〉
モッシュ
ロックのコンサートなどで、観客が激しくもみ合ったり、体をぶつけ合ったりすること。
もっ‐しゅう【没収】
「もっしゅ(没収)」に同じ。〈運歩色葉〉
もっしょく‐し【没食子】
《食べられない果実の意》小アジア産のカシ・ナラ類の若枝に、タマバチが産卵のときに刺すことによって生じる虫癭(ちゅう...
もっしょくし‐さん【没食子酸】
没食子・五倍子(ふし)や茶などに含まれ、またタンニンを加水分解して得られる無色の針状結晶。インク・染料・写真現像剤...
もっ・す【没す】
[動サ変]「ぼっ(没)する」に同じ。「観音を念ぜば波浪に—・する事なからん」〈盛衰記・一八〉
モッズ
《modernsの略》「モッズルック」に同じ。
モッズ‐コート
⇒モッズパーカ
モッズ‐パーカ
米軍のパーカを原形とするカジュアルなコート。ゆったりした身頃で、ウエストと裾を紐でしぼるのが特徴。名称は、1960...
モッズ‐ルック
《Modsは、modernsの略》1966年ころ英国のロンドンに起こった、青年たちの奇抜な装い。胴をしぼり裾(すそ...
モッセ
[1846〜1925]ドイツの法律家。1886年(明治19)来日し、内閣および内務省法律顧問として、地方行政制度の...
モッセル‐ベイ
南アフリカ共和国南部、西ケープ州の港町。1488年、ポルトガルの航海者バルトロメウ=ディアスがヨーロッパ人として初...
もっ‐そう【物相/盛相】
《「相」は木型の意》 1 飯を盛って量をはかる器。ふつう円筒形の曲げ物で、飯を各人に供するのに用いた。 2 「物相...
もっそう‐めし【物相飯】
物相に盛った、盛りきりの飯。特に近世、牢獄で囚人に与えた飯。
物相飯(もっそうめし)を食(く)・う
牢獄に入る。臭い飯を食う。
もっそり
[副](スル) 1 ぼうっとしていて動作がのろいさま。「—(と)出てくる」 2 あかぬけしないさま。「—(と)した人」
もっ‐たい【勿体/物体】
1 外見や態度の重々しさ。 2 態度や風格。また、物の品位。「遣手(やりて)にしては—がよし」〈伎・助六〉
もったい‐がお【勿体顔】
もったいぶった顔つきや態度。もったいづら。「差配らしげに—」〈浄・博多小女郎〉
もったい‐くさ・い【勿体臭い】
[形][文]もったいくさ・し[ク]いかにももったいぶっている。「一寸座るにも—・く」〈紅葉・多情多恨〉
もったい‐な・い【勿体無い】
[形][文]もったいな・し[ク] 1 有用なのにそのままにしておいたり、むだにしてしまったりするのが惜しい。「捨て...
もったい‐ぶ・る【勿体振る】
[動ラ五(四)]いかにも重々しく振る舞う。「—・って教えてくれない」
もったい‐らし・い【勿体らしい】
[形][文]もったいら・し[シク]もったいぶったようすである。「彼はそれを—・く兄の前に置いた」〈漱石・道草〉
勿体(もったい)を付(つ)・ける
いかにも重々しく、また、ものものしく見せる。もったいぶる。「—・けて差し出す」
モッタマ
ミャンマー南部の都市。旧称マルタバン。マルタバン湾に注ぐサルウィン川の河口付近に位置し、モン州の州都モーラミャイン...
もった‐みさき【茂津多岬】
北海道南西部、渡島(おしま)半島にある岬。日本海に面し、海岸一帯は狩場茂津多道立自然公園に指定されている。
もったり
[副](スル) 1 粘りけがあるさま。料理で、卵や生クリーム、バターなどを泡立て、少し粘りが出てかき回す手応えが重...
もっちり
[副](スル)弾力があって柔らかく、ねばりがあるさま。多く食感にいう。もちもち。もちっと。「—した食感の和菓子」
モッツァレラ
《「モザレラ」とも》南イタリアのカンパニア地方特産の軟質チーズ。本来は、水牛の乳から作るが、牛乳を用いたものもある...
もっ‐て【以て】
[連語]《「も(持)ちて」の音変化》 1 (多く「…をもって」の形で格助詞のように用いて) ㋐手段・方法を示す。「...
持(も)って生(う)まれた
生まれつき備わっている。生得(しょうとく)の。「—性分(しょうぶん)」
持(も)って来(き)て
(「…へもってきて」の形で用いられ)ある条件の上にさらにもう一つの条件が加わることを表す。「電車がなくなったところ...