やく・する【約する】
[動サ変][文]やく・す[サ変] 1 約束する。とりきめる。「再会を—・する」 2 短くつづめる。簡約する。「之を...
やく・する【訳する】
[動サ変][文]やく・す[サ変] 1 ある国の言語・文章を他の国の言語・文章に直す。翻訳する。「トルストイの小説を...
やく‐せき【薬石】
《「石」は「砭(いしばり)」で、古代の医療器》 1 いろいろの薬や治療法。「—効なく永眠する」 2 身のためになる...
やく‐せつ【約説】
[名](スル)かいつまんで説明すること。また、その説明。
やく‐せん【役銭】
1 中世、所得に応じて課された銭納の雑税。酒屋役・倉役などの類。 2 江戸時代、大工・桶屋・石屋・鳶職(とびしょく...
やく‐せん【薬箋】
処方箋(しょほうせん)のこと。
やく‐ぜん【薬膳】
漢方薬の材料を使った中国料理。健康保持のための食事として、中国の医食同源(薬食同源)の考えから生まれたもの。
やく‐ぜん【躍然】
[ト・タル][文][形動タリ]いきいきと目の前に現れるさま。「—と大空裏に描き出している」〈漱石・虞美人草〉
やく‐そう【役送/益送】
1 天皇の食事、大饗(だいきょう)・節会(せちえ)などの膳部(ぜんぶ)を陪膳(ばいぜん)に取り次ぐこと。また、その...
やく‐そう【役僧】
寺院の事務を扱う僧。
やく‐そう【薬草】
薬に用いる植物。薬用植物。
やく‐そう【躍層】
海洋や湖において、ある深度を境に水温・塩分濃度・密度などが急激に変化する層。注目する量に対して、水温躍層、塩分躍層...
やく‐そく【約束】
[名](スル) 1 当事者の間で取り決めること。「—を交わす」「結婚の—を破る」「子供に—したことを忘れる」 2 ...
やくそく‐ごと【約束事】
1 約束した事柄。また、規則。「—は必ず守る」 2 「約束4」に同じ。「これまでの縁、—、死んだと思へば事済むと」...
やくそく‐せつ【約束説】
数学や自然科学における公理・定義・原則は、明証性、経験の一般化、検証可能性のいずれかに属さないかぎりは便宜的な約束...
やくそく‐てがた【約束手形】
振出人が、受取人またはその指図人もしくは手形所持人に対し、一定の期日に一定の金額を支払うことを約束する手形。約手(...
やくそく‐の‐ち【約束の地】
旧約聖書で、神がイスラエルに与えると約束した土地。カナンのこと。 [補説]書名別項。→約束の地
やくそくのち【約束の地】
高城修三の長編小説。昭和57年(1982)刊。 《原題、(イタリア)La Terra Promessa》イタリアの...
やくそくのとち【約束の土地】
李恢成(イフェソン)の長編小説。昭和48年(1973)刊行。
やく‐ぞう【躍増】
[名](スル)急激にふえること。飛躍的な増加。「売り上げ総額が—する」
やく‐たい【益体】
[名・形動] 1 《「益体無し」の略》役に立たないこと。また、そのさま。「ええ—なと我慢の暴風(あらし)で吹き払っ...
やく‐たい【薬袋】
1 薬を入れる袋。薬嚢(やくのう)。 2 鉄砲の火薬を入れて携行する小さな瓶。〈日葡〉
やくたい‐し【薬袋紙】
主に、薬を入れる包み紙の材料とされた紙。ガンピ、または、ガンピとコウゾを混ぜたもので漉かれ、キハダで染められる。
やくたい‐なし【益体無し】
役に立たないこと。しまりのないこと。また、その人。「惣別あの男のやうな—は」〈虎明狂・乞聟〉
益体(やくたい)も無(な)・い
役に立たない。無益だ。つまらない。でたらめだ。「今みたいな—・いことをしていちゃ」〈宮本・伸子〉
やく‐たく【役宅】
特定の役目に当たる人が住むために設けてある住宅。官舎。
やく‐たたず【役立たず】
[名・形動]役に立たないこと。また、そういう人や物。
やく‐だい【薬代】
薬の代金。また、治療の費用。くすりだい。
やく‐だか【役高】
江戸時代、役職の高低の段階に応じて支給された俸禄。
やく‐だく【約諾】
[名](スル)約束して承知すること。
やく‐だたり【厄祟り】
厄年に、災厄にたたられること。「こな様も二十五歳の厄の年、わしも十九の厄年とて、思ひ合うたる—」〈浄・曽根崎〉
やく‐だ・つ【役立つ】
[動タ五(四)]役に立つ。有用である。「社会に—・つ人材」 [動タ下二]「やくだてる」の文語形。
やく‐だ・てる【役立てる】
[動タ下一][文]やくだ・つ[タ下二]役に立つようにする。役に立てる。「このお金は何かのときに—・ててください」
や‐ぐち【矢口】
1 狩り場の口開けに、初めて矢を射ること。また、そのときにする神事や儀式。「其所に於て山神—等を祭らる」〈吾妻鏡・...
やぐち‐しのぶ【矢口史靖】
[1967〜 ]映画監督。神奈川の生まれ。16ミリ長編「裸足のピクニック」で劇場映画監督デビュー。男子高校のシンク...
やぐち‐の‐まつり【矢口の祭(り)】
矢開きのとき、黒・白・赤の3色の餅(もち)を供えて山の神を祭り、射手などに饗応すること。
やぐち‐の‐わたし【矢口の渡】
多摩川にあった渡し場。東京都大田区矢口(異説に東京都稲城市矢野口)にあったという。正平13=延文3年(1358)新...
やく‐ちゅう【訳注/訳註】
1 翻訳と注釈。 2 翻訳文をよりよく理解するために翻訳者がつける注釈。→原注
やく‐ぢえ【役知恵】
長く役目についていた経験から得た分別・才覚・知恵。
やく‐づき【役付(き)】
《「やくつき」とも》役職についていること。また、その人。「—になる」
やく‐づか【厄塚】
厄神を封じこめるために設ける臨時の塚。京都の吉田神社のものが名高く、節分の夜に火祭りをして、最後に土器(かわらけ)...
やく‐づき【厄月】
陰陽家(おんようけ)で、厄難を避けるために、諸事に忌み慎まなければならないとする月。
やく‐づくり【役作り】
演劇・映画などで、役者が自分の役について演技・扮装(ふんそう)などを工夫すること。
やく‐づけ【役付け】
役を割り当てること。割り当てた役を記すこと。また、そのもの。「狂言の番組、—を求めて」〈浮・男色大鑑・七〉
やく‐て【約手】
「約束手形」の略。
ヤクティエ‐しんがっこう【ヤクティエ神学校】
《Yakutiye Medresesi》トルコ北東部の都市エルズルムにあった神学校。14世紀初頭、イルハン朝時代に...
やく‐てい【約定】
「やくじょう(約定)」の誤読。
やく‐てん【約転】
語中の連続する2音節において、音の脱落や融合によって別の音となること。「かみさし」が「かざし」となる類。
やく‐てん【薬店】
薬を売る店。くすりや。
やく‐でん【易田】
⇒えきでん(易田)