やね‐まど【屋根窓】
採光のため、屋根面から垂直に突き出して設けた窓。ドーマー窓。
やね‐や【屋根屋】
屋根を葺(ふ)く職人。
や‐の【矢篦】
「矢柄(やがら)1」に同じ。
や‐の‐あさって【弥の明後日】
今日から数えて未来へ5日目。明後日の翌々日。「あさって」の翌日をいう地方もある。やなあさって。やなさって。
や‐のう【野衲】
《「衲」は衲衣(のうえ)の意》 [名]田舎の僧。野僧。「山人—といへども」〈淡窓詩話〉 [代]一人称の人代名詞。僧...
やのくち‐まつり【矢の口祭(り)】
年頭に豊猟を祈願し、餅(もち)などを供えて山神に祈る祭り。
矢(や)の如(ごと)し
きわめて速いこと、速くまっすぐに進むことのたとえ。「光陰—」「帰心—」
矢(や)の催促(さいそく)
続けて激しくせきたてること。
や‐の‐じ【やの字】
「やの字結び」の略。
やのじ‐むすび【やの字結び】
女子の普段着用の半幅帯の結び方。「や」の字形に結ぶこと。
矢(や)の使(つか)い
度々来る急ぎの使い。「此の事を聞きて、—をたてたりけるこそ難義なれ」〈仮・是楽物語〉
や‐の‐ね【矢の根】
「鏃(やじり)1」に同じ。
やのね【矢の根】
歌舞伎十八番の一。時代物。享保14年(1729)江戸中村座の初春狂言「扇恵方曽我(すえひろえほうそが)」の中の一幕...
やのね‐いし【矢の根石】
鏃(やじり)の形をしている石。石器時代に鏃として用いたものという。石鏃(せきぞく)。
やのね‐かいがらむし【矢の根貝殻虫】
マルカイガラムシ科の昆虫。全体に鏃(やじり)形をし、雌は約3ミリ、濃褐色で縁が灰白色。雄はその半分ほどの大きさで白...
矢(や)のよう
素早く、またまっすぐであるさまのたとえ。「—な送球」
やの‐りゅうけい【矢野竜渓】
[1851〜1931]政治家・小説家。大分の生まれ。本名、文雄。大隈重信のもとで官吏となり、さらに立憲改進党の結成...
ヤノーシュ‐さん【ヤノーシュ山】
《János-hegy》ハンガリーの首都ブダペストの市街北西部に位置する山。標高は527メートルあり、ブダペストで...
やは
[係助]《係助詞「や」+係助詞「は」から》名詞、活用語の連用形・終止形、副詞・助詞などに付く。 1 反語を表す。…...
ヤハウェ
⇒ヤーウェ
や‐はぎ【矢作/矢矧】
矢を矧(は)ぐこと。また、それを職業とする人。矢師。「—をして箭(や)を作(は)がしむ」〈綏靖紀〉
やはぎ‐がわ【矢作川】
木曽山脈南部に源を発し、南西に流れ、愛知県中部を貫流して知多湾に注ぐ川。長さ117キロ。明治期に岡崎市周辺で、がら...
やはぎ‐としひこ【矢作俊彦】
[1950〜 ]小説家。神奈川の生まれ。漫画家、コピーライター、脚本家などを経て「抱きしめたい」で作家デビュー。「...
やはぎ‐べ【矢作部】
大化前代、矢の製作を業とした品部(しなべ)。矢部。
や‐はく【夜泊】
[名](スル)夜、船を停泊させること。また、船の中に泊まること。「湾内で—する」
や‐はず【矢筈】
1 矢の末端の弓の弦(つる)を受ける部分。矢柄を直接筈形に削ったものと、竹・木・金属などで作って差したものとがある...
やはず‐えんどう【矢筈豌豆】
カラスノエンドウの別名。
やはず‐そう【矢筈草】
マメ科の一年草。草地などに生え、高さ10〜30センチ、多くの枝を出す。葉は3枚の長卵形の小葉からなる複葉。小葉をち...
やはず‐はぎ【矢筈矧】
板を平面的に接合する際、接合面をV字形の凹凸に削って密着させる方法。
やはず‐はんのき【矢筈榛の木】
カバノキ科の落葉小高木。本州の中北部の山地に自生。樹皮は黒灰色。葉は倒卵形で先がくぼみ、矢筈形をしている。春に花を...
やはず‐もち【矢筈餅】
江戸時代の武家で、正月の具足の祝い用の矢筈形にした餅。
やはた【八幡】
福岡県北九州市西部の地名。明治期に八幡製鉄所が開設されて以来、工業地として発展。八幡市から昭和38年(1963)北...
やはた‐せいてつじょ【八幡製鉄所】
明治34年(1901)日本初の銑鋼一貫操業を開始した官営製鉄所。昭和9年(1934)半官半民の日本(にほん)製鉄と...
やはた‐にし【八幡西】
北九州市の区名。昭和49年(1974)八幡区を二分して成立。
やはたにし‐く【八幡西区】
⇒八幡西
やはた‐ひがし【八幡東】
北九州市の区名。昭和49年(1974)八幡区を二分して成立。八幡製鉄所の発祥の地。
やはたひがし‐く【八幡東区】
⇒八幡東
やはり【矢張り】
[副] 1 以前と、また他と比べて違いがないさま。やっぱり。「あなたは今も—あの店へ行きますか」「父も—教師をして...
矢張(やは)り野(の)に置(お)け蓮華草(れんげそう)
《播磨(はりま)の俳人瓢水(ひょうすい)の句「手に取るなやはり野におけ蓮華草」から》野原で咲いているからこそレンゲ...
や‐はん【夜半】
夜中。「—から風雨が強まる」
やはんらく【夜半楽】
雅楽。唐楽。平調(ひょうじょう)で新楽の中曲。舞はない。唐の玄宗の作という。 俳諧撰集。与謝蕪村編著。安永6年(1...
や‐ば【矢場】
1 弓を射る所。弓術のけいこ場。弓場(ゆば)。射場(いば)。 2 「楊弓場(ようきゅうば)」に同じ。
やば【野坡】
⇒志太野坡(しだやば)
や‐ば【野馬】
1 野生の馬。また、野飼いの馬。のうま。 2 かげろう。陽炎。糸遊。「糸を乱る—は草の深き春」〈和漢朗詠・上〉
やば
[形動ナリ]法に触れたり危険であったりして、不都合なさま。けしからぬさま。「おどれら、—なことはたらきくさるな」〈...
や‐ばい【野梅】
野生の梅。野に咲く梅。《季 春》
やば・い
[形]《形容動詞「やば」の形容詞化》危険や不都合な状況が予測されるさま。あぶない。「—・い商売」「連絡だけでもして...
やば‐おんな【矢場女】
矢場2で、客の相手をする女。矢取り女。
やば‐けい【耶馬渓】
大分県中津市を流れる山国(やまくに)川の渓谷。溶岩台地を浸食した奇岩秀峰の景勝地。本耶馬渓は青ノ洞門付近から柿坂付...
や‐ばさみ【矢挟み】
岐阜県で、屋根を葺(ふ)きおわったとき、棟の上に立てる小さな幣(ぬさ)。