止(や)むを得(え)ず
しかたがなく。どうしようもなく。止むなく。「熱が出たので—早退した」
止(や)むを得(え)◦ない
そうするよりほかに方法がない。しかたがない。「撤退も—◦ない」
やめ【止め/已め】
やめること。中止。「—にする」「この計画は—だ」
やめ【八女】
福岡県南部の市。中心の福島はもと田中氏の城下町。八女茶の産地。電照菊の栽培も盛んで、仏壇・提灯・石灯籠・和紙を特産...
や‐め【矢目】
1 矢の当たった所。矢を受けたあと。矢傷。「鎧(よろひ)に立ったる—を数へたりければ六十三」〈平家・四〉 2 矢を...
やめ‐けん【辞め検】
俗に、検察官から転身した弁護士のこと。
やめ‐し【八女市】
⇒八女
や・める【止める/已める】
[動マ下一][文]や・む[マ下二] 1 続けてきた状態・動作・行為をとめる。終える。「付き合いを—・める」「酒を—...
や・める【病める/痛める】
[動マ下一]痛む。病気で苦痛を感じる。古い言い方。「頭が—・める」
や・める【辞める/罷める】
[動マ下一][文]や・む[マ下二]《「止(や)める」と同語源》職や地位から離れる。退く。「会社を—・める」「教師を...
やめるバッカス【病めるバッカス】
《原題、(イタリア)Bacchino malato》カラバッジョの絵画。カンバスに油彩。縦67センチ、横53センチ...
やめるぶぶん【病める部分】
井上光晴の短編小説。昭和26年(1951)8月、文芸誌「新日本文学」に発表。朝鮮戦争を背景に、分裂問題を抱えた共産...
よる‐めん【夜面】
惑星・衛星などの、恒星を向いていない半球。⇔昼面。
や‐も【八面/八方】
《「やおも」の音変化》八方の方面。転じて、あらゆる方向。四方八方。「あまねく—に済(わた)す」〈安閑紀〉
やも
[係助]《係助詞「や」+係助詞「も」から。上代語》 1 (文中用法)名詞、活用語の已然形に付く。 ㋐詠嘆を込めた反...
やもう‐しょう【夜盲症】
薄暗くなると物が見えにくくなる状態。網膜にある桿状体(かんじょうたい)の機能障害によって暗順応に遅延が起こるもの。...
やもうど【山人】
「やまびと」の音変化。「—の語りけるに」〈発心集〉
やも‐お【鰥夫/寡男】
妻のいない男。また、妻を失った男。男やもめ。「まだ妻を娶(めと)らず、独身で暮す—に似ず」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
や‐も‐しれ‐ず【やも知れず】
[連語]《副助詞「や」+係助詞「も」+動詞「知れる」の未然形+打消しの助動詞「ず」》…かもしれない。「不首尾に終わる—」
矢(や)も盾(たて)もたまら◦ない
思い詰めて、こらえることができない。気がせいて、じっとしていられない。「母親の病状が心配で—◦ない」
やも‐め【寡/寡婦/孀/鰥/鰥夫】
1 (寡・寡婦・孀)夫のいない女。また、夫を失った女。未亡人。後家(ごけ)。寡婦(かふ)。 2 (鰥・鰥夫)妻のい...
やもめ‐ぐらし【寡暮(ら)し/鰥暮(ら)し】
やもめとして暮らすこと。
やもめ‐ずまい【寡住(ま)い/鰥住(ま)い】
「やもめぐらし」に同じ。
やもめ‐ずみ【寡住み/鰥住み】
「やもめぐらし」に同じ。「—したる男の、文書きさして、頰杖(つらづゑ)つきて」〈かげろふ・下〉
やもり
広津和郎の短編小説。大正8年(1919)発表。
や‐もり【守宮/家守】
有鱗(ゆうりん)目ヤモリ科の爬虫(はちゅう)類。人家や周辺の林にすむ。体長約12センチ。尾はその半分を占め、自切・...
や‐もり【家守】
1 家の番をすること。また、その人。 2 江戸時代、地主・家主に代わってその土地・家屋を管理し、地代・店賃(たなち...
やや【児/稚】
あかご。赤ん坊。ややこ。
やや【稍/漸】
[副] 1 いくらかその傾向を帯びているさま。少しばかり。「今年は昨年より—暑い」 2 少しの間。しばらく。「—間...
や‐や
[感] 1 驚いたときや不意に気づいたときに発する語。おやおや。「—、これはたいへんだ」 2 呼びかけるときに発す...
やや‐あっ‐て【稍あって】
[連語]しばらくして。「姉が出かけたあと、—電話があった」
や‐やき【家焼き】
家に火をつけて焼くこと。また、それをする人。放火。「主殺し、親殺し、—、強盗」〈浄・歌念仏〉
やや‐こ【稚児】
あかご。赤ん坊。やや。
ややこ‐おどり【ややこ踊(り)】
1 中世末期から近世初頭に行われた少女による小歌踊り。女歌舞伎に取り入れられて主要な演目となった。 2 少女による...
ややこし・い
[形][文]ややこ・し[シク]複雑である。こみいってわずらわしい。「話が—・くなってきた」 [派生]ややこしさ[名]
やや‐さむ【稍寒】
秋になって少し寒さを感じること。うそさむ。そぞろさむ。《季 秋》「—や一万石の城下町/虚子」
ややたんしゅうき‐じしんどう【稍短周期地震動】
周期が1〜2秒の地震動。木造の家屋や中低層のビルなどが共振しやすい。→短周期地震動
ややちょうしゅうき‐じしんどう【稍長周期地震動】
周期が2〜5秒の地震動。石油タンクなどの中規模の構造物が共振しやすい。→長周期地震動
ややとも‐すると【動ともすると】
[副]「ややもすると」を強めていう語。「人間は—楽をしがちだ」
ややとも‐すれば【動ともすれば】
[副]「ややもすれば」を強めていう語。「強風をついて進もうとするが、—押しもどされそうになる」
ややま・し
[形シク]《動詞「ややむ」の形容詞化》いっそう心苦しい。さらに気がかりである。「願はむ道にも入りがたくやと、—・し...
や‐や・む
[動マ四]《「弥(や)病む」の意かという》ひどく悩む。思いわずらう。ますます苦しむ。「いと苦しげに—・みて」〈源・宿木〉
ややも‐すると【動もすると】
[副]「ややもすれば」に同じ。「—気持ちがくじけそうになる」
ややも‐すれば【動もすれば】
[副]とかくある状況になりやすいさま。どうかすると。ともすれば。ややもすると。「物事になれると、—油断しがちだ」
ややも‐せば【動もせば】
[副]「ややもすれば」に同じ。「—消えを争ふ露の世におくれ先だつ程経ずもがな」〈源・御法〉
や‐ゆ【揶揄/邪揄】
[名](スル)からかうこと。なぶること。嘲弄(ちょうろう)。「世相を—する」
やゆう【也有】
⇒横井也有(よこいやゆう)
や‐ゆう【夜遊】
夜、遊び歩くこと。夜間の遊宴。「—の人は尋ね来って把(と)らむとす」〈和漢朗詠・上〉
や‐ゆう【野遊】
野外に出て遊ぶこと。花見・草摘み・狩りなどを楽しむこと。のあそび。
や‐よ
[感] 1 呼びかけるときに発する語。やあ。やい。おい。「思ふらむ心のほどや。—、いかにまだ見ぬ人の聞きか悩まむ」...