あたま【頭】
1 動物の体の上端または前端の部分で、脳や目・耳・鼻などの重要な感覚器官のある部分。 ㋐首から上の部分。かしら。こ...
あたま‐うち【頭打ち】
1 物事が限界に達してこれ以上には向上しえない状態になること。「生産量が—になる」 2 上昇を続けてきた相場が、そ...
頭(あたま)隠(かく)して尻(しり)隠(かく)さず
悪事・欠点の一部を隠して全部を隠したつもりでいる愚かさをあざける言葉。
あたま‐かず【頭数】
人の数。人数。「—に入れる」
あたま‐かぶ【頭株】
人の上に立って中心となる人物。かしらぶん。
あたま‐から【頭から】
[副] 1 ためらうことなく。はじめから。いきなり。「—文句を言う」 2 全く。まるで。「—信用しない」「—嫌う」
頭(あたま)から水(みず)を浴(あ)びたよう
突然の出来事に、驚き恐れてぞっとするさま。
頭(あたま)から湯気(ゆげ)を立(た)・てる
かんかんになる。非常に怒るようすをいう。
頭(あたま)が上(あ)がら◦ない
1 引け目を感じて対等な関係に立てない。「借金があるので—◦ない」 2 病気が重くて枕(まくら)から頭を起こせない。
頭(あたま)が痛(いた)・い
1 頭痛がする。 2 解決のむずかしい問題などで、心配したり悩んだりするさま。「資金繰りで—・い」
頭(あたま)が重(おも)・い
1 頭が重苦しく感じられ、すっきりしない。「寝不足で—・い」 2 悩みごとがあって、気分が晴れない。気が重い。
頭(あたま)が固(かた)・い
考え方が柔軟でない。融通がきかない。
頭(あたま)が切(き)・れる
物の考え方が鋭い。問題をみごとにすばやく解決できる。頭の回転が速い。
頭(あたま)が下(さ)が・る
敬服する。感服する。「彼の勤勉ぶりには—・る」
あたま‐がち【頭勝ち】
[名・形動] 1 からだのわりに頭の大きいこと。また、そのさま。頭でっかち。「菖蒲を生けた—の花瓶」〈上司・太政官...
頭(あたま)が低(ひく)・い
他人に対して、謙虚で、ていねいである。腰が低い。「社長になっても—・い」
頭(あたま)が古(ふる)・い
考え方が古臭い。
頭(あたま)が真(ま)っ白(しろ)にな・る
⇒頭の中が白くなる
頭(あたま)が柔(やわ)らか・い
さまざまな考え方ができる。融通がきく。
あたま‐きん【頭金】
分割払いなどで、最初に支払うある程度まとまった金銭。
あたま‐ごし【頭越し】
1 人の頭上を越して何かの動作をすること。「前の人の—に切符を渡す」 2 間に立つものをさしおいて、直接働きかける...
あたま‐ごなし【頭ごなし】
相手の言い分を聞かず、最初からきめつけた態度をとること。「—にしかりつける」
あたま‐じらみ【頭虱】
ヒトジラミ科のシラミ。体長2〜3ミリで暗褐色。頭髪などに寄生し、血を吸う。
あたまじらみ‐しょう【頭虱症】
アタマジラミが頭皮に寄生し、皮膚炎を起こす感染症。12歳以下の児童に多く、頭部の接触やタオル・帽子・ブラシ等を介し...
頭(あたま)剃(そ)るより心(こころ)を剃(そ)れ
頭を剃って形だけ僧になっても、心が伴わなければだめだ。形式よりも精神が大事だということ。かしら剃るより心を剃れ。
あたまだか‐がた【頭高型】
東京式アクセントの分類のうち、語の1拍目にアクセント核がある型。「う↓み(海)」「で↓んき(電気)」「レ↓ストラン...
あたま‐だし【頭出し】
録音・録画したもののある部分を再生したいとき、その始まりを探し出すこと。
あたま‐つき【頭付き】
1 頭の形。 2 髪の結いぐあい。髪かたち。
あたま‐でっかち【頭でっかち】
[名・形動] 1 からだの他の部分に比べて、頭が大きいこと。また、そういう人や、そのさま。あたまがち。 2 上の部...
頭(あたま)でっかち尻(しり)すぼり
はじめが大きく、終わりは小さいこと。はじめは勢いがよく、終わりがだらしないこと。竜頭蛇尾。頭でっかち尻つぼみ。
頭(あたま)でっかち尻(しり)窄(つぼ)み
⇒頭でっかち尻すぼり
頭(あたま)と尻尾(しっぽ)は呉(く)れてやれ
相場格言の一。相場では、底値で買って最高値で売り抜けようとねらうが、なかなかうまくいかないので、上がり始めに買って...
頭(あたま)に入(い)・れる
しっかりと記憶にとどめる。「道順を—・れてから出かける」
頭(あたま)に◦来(く)る
1 怒りで興奮する。かっとなる。「ばかにされて—◦来た」 2 酔いや病毒が頭に回る。また、気が変になる。
頭(あたま)に血(ち)が上(のぼ)・る
興奮する。かっとなる。→上る6
頭(あたま)の上(うえ)の蠅(はえ)を追(お)・う
人のおせっかいをする前に、まず自分自身の始末をする。
頭(あたま)の回転(かいてん)が速(はや)・い
頭脳がよくはたらき、次々に考えを出したりまとめたりする。頭が切れる。
頭(あたま)の黒(くろ)い鼠(ねずみ)
食物などをかすめ取る身近な人をネズミにたとえた語。
あたま‐の‐さら【頭の皿】
1 脳天の平たいところ。頭蓋(とうがい)。あたまのはち。 2 河童(かっぱ)の頭にあるという皿状のもの。ここの水が...
頭(あたま)の天辺(てっぺん)から足(あし)の爪先(つまさき)まで
からだの最上部から最下部まで。からだ全部。「にわか雨で—ずぶぬれになる」
頭(あたま)の中(なか)が白(しろ)くな・る
あたまの中が空白になる。何も考えられなくなる。頭が真っ白になる。「ショックで—・る」
あたま‐の‐はち【頭の鉢】
「頭の皿1」に同じ。「顔色の悪い、—の開いた、妙な子だ」〈志賀・網走まで〉
あたま‐の‐もの【頭の物】
女性の髪を飾るもの。櫛(くし)やかんざしなどの類。
頭(あたま)一(ひと)つ抜(ぬ)・ける
他の人よりもはるかにすぐれている。一頭地(いっとうち)を抜く。「歌のうまさでは彼が—・けている」
あたま‐わり【頭割(り)】
金品の拠出・分配や仕事の配分をする場合に、人数に応じて均等に割り当てること。
頭(あたま)を上(あ)・げる
他の者を抑えて勢力を伸ばす。頭角を現す。台頭する。「新人候補が—・げてきた」
頭(あたま)を痛(いた)・める
ある事を考えて、いろいろと心配したり悩んだりする。「子供の進学問題に—・める」
頭(あたま)を抱(かか)・える
心配な事や悩み事などがあって、思案に暮れる。「山積する課題に—・える」
頭(あたま)を掻(か)・く
思わず頭に手をやって軽くかく。恥ずかしく思ったり、てれたりしたときのしぐさ。
頭(あたま)を下(さ)・げる
1 おじぎをする。 2 謝る。わびる。「あいつにだけは—・げたくない」 3 敬服する。感服する。「彼の努力には—・...