さしも‐の【然しもの】
[連語]さすがの。あれほど大した。「—敵も今度ばかりは策を誤った」
さしもの‐し【指物師】
指物2の細工をする職人。
さしもの‐もち【指物持ち】
戦場で、所在を示すために主人の指物を持って供をする者。
さしもの‐や【指物屋】
指物2を作ったり売ったりする人。また、その家。
さし‐もや【差母屋】
妻壁から突き出た化粧母屋桁(もやげた)。
さし‐もり【刺し銛】
鯨を捕るとき心臓を刺すために使う、先のとがった菱形(ひしがた)の銛。
さ‐しゃく【茶杓】
⇒ちゃしゃく(茶杓)
さしゃ・る
[動ラ特活]《動詞「さす」の連用形「させ」に助動詞「やる」が付いた「させやる」の音変化》「させる」の意で、対等、ま...
さしゃ・る
[動ラ特活]《サ変動詞「す」の未然形「せ」に尊敬の助動詞「さしゃる」の付いた「せさしゃる」の音変化か》「する」の意...
さしゃる
[助動][さしゃら(さしゃろ)|さしゃり(さしゃっ)|さしゃる|さしゃる|さしゃれ|さしゃれ(さしゃい)]《尊敬の...
さしゃん・す
[動サ特活]《サ変動詞「す」の未然形「せ」に尊敬の助動詞「さしゃんす」の付いた「せさしゃんす」の音変化か》「する」...
さしゃんす
[助動][さしゃんせ(さしゃんしょ)|さしゃんし|さしゃんす|さしゃんす|さしゃんすれ|さしゃんせ]《尊敬の助動詞...
さし‐や【差し矢】
1 矢数(やかず)に用いる矢。炙篦(あぶりの)にし、カモの羽ではぎ、根を木で作る。 2 近距離の目標に対する矢の射...
さし‐やど【指し宿】
宿泊した旅客にその行く先の旅館を指定して紹介すること。また、その旅館。
さし‐やなぎ【差(し)柳/挿(し)柳】
[名]挿し木にした柳。一説に、芽を出した柳。《季 春》「出そびれて家にゐる日や—/荷風」 [枕]挿し木した柳が根を...
さしや‐ゆがけ【差し矢弓懸】
差し矢を射るのに用いる弓懸。
さし‐や・る【差し遣る】
[動ラ四] 1 向こうへやる。押しやる。「御几帳—・りて、障子より少しゐざり出でて」〈狭衣・三〉 2 さおを差して...
さ‐しゅ【叉手】
1 腕を組むこと。転じて、手出しをしないこと。拱手(きょうしゅ)。 2 ⇒しゃしゅ(叉手)
さ‐しゅ【詐取】
[名](スル)金品をだまして取ること。
さ‐しゅ【左手】
左の方の手。ひだりて。
さ‐しゅう【佐州】
佐渡(さど)国の異称。
さ‐しゅう【査収】
[名](スル)金銭・物品・書類などを、よく調べて受け取ること。「どうぞ御—下さい」
さ‐しゅう【砂州/砂洲】
⇒さす(砂州)
サ‐しゅう【サ終】
[名](スル)俗に、「サービス終了」の略。特に、オンラインゲームなど、インターネット上のサービスが終了することにつ...
さ‐しゅうごう【差集合】
ある集合から他の集合の要素を除いた集合。
さしゅ‐きん【詐取金】
だまし取った金。詐欺(さぎ)により他人から奪った金。
さし‐ゆ【差(し)湯】
[名](スル)湯をさし足すこと。また、その湯。茶の湯では、少ない湯で点てた茶に湯をさし足すこと。「洗面器の湯に—する」
さし‐ゆる・す【差(し)許す】
[動サ五(四)]「許す」「許可する」をおもおもしくいう語。「出入りを—・す」
さ‐しょう【左証】
《割符の左券の意から》証拠。証左。→左契
さ‐しょう【些少/瑣少】
[名・形動]数量や程度がわずかなこと。また、そのさま。「—ながら手助けをしたい」「—な金額ですがお礼のしるしまで」
さ‐しょう【査証】
[名](スル) 1 調査して証明を与えること。 2 ⇒ビザ
さ‐しょう【詐称】
[名](スル)氏名・住所・職業などをいつわっていうこと。「経歴を—する」
さ‐しょう【砂床】
砂が平坦に堆積した地形。→砂丘 →砂海
さ‐しょうこく【左相国】
左大臣の唐名。左相府。
さ‐しょうしょう【左少将】
⇒左近衛少将(さこんえのしょうしょう)
さ‐しょうじょう【左丞相】
《「さじょうしょう」とも》左大臣の唐名。左相。
さ‐しょうふ【左相府】
左大臣の唐名。左相国。左相。左丞相(さしょうじょう)。左府。
さ‐しょうべん【左少弁】
律令制で、太政官左弁官局の第三等官。正五位下相当。→左弁官
さし‐よ・す【差し寄す】
[動サ下二]そばへ寄せる。「船ども—・せさせて御覧ず」〈紫式部日記〉
さし‐より【指(し)寄り】
[名]はじめ。最初。 [副]さしあたり。まずもって。「—望む所は、職務以外になんの束縛も受けぬ地位」〈蘆花・思出の記〉
さし‐よ・る【差し寄る】
[動ラ四]近寄る。「—・らむ磯の崎々漕ぎ泊(は)てむ」〈万・四二四五〉
さし‐りょう【差(し)料】
自分が腰に差すための刀。差し前。
さし‐わ・く【差し分く】
[動カ四]ことさらに区別する。「—・きては心よからぬ事こそ侍れ」〈宇津保・蔵開中〉 [動カ下二] 1 に同じ。「玉...
さし‐わけ【指(し)分け】
将棋で、何番かの対局の結果、勝敗の数が同じであること。
さし‐わたし【差(し)渡し】
1 一方から他方へかけ渡すこと。また、その長さ。 2 直径。「—二メートルの巨木」 3 直接つながっていること。ま...
さし‐わた・す【刺し渡す】
[動サ四]こちら側からあちら側まで網などを仕掛ける。「平瀬には小網(さで)—・し速き瀬に鵜(う)を潜(かづ)けつつ...
さし‐わた・す【差し渡す】
[動サ四] 1 さおを差して舟を向こう側へ渡す。「新宮の川舟に奉りて—・すほど」〈増鏡・内野の雪〉 2 一方から他...
さし‐わた・る【差し渡る】
[動ラ四]さおを差して舟で渡る。「舟にてみな—・る」〈かげろふ・上〉
さ‐しんしつ【左心室】
心臓の左側下部を占める部屋。大動脈へ動脈血を送り出す。
さ‐しんぼう【左心房】
心臓の左側上部を占める部屋。肺から送られた新鮮な血液は、この部屋から僧帽弁を通って左心室に送られる。