さの‐としかた【佐野利器】
[1880〜1956]建築学者。山形の生まれ。耐震構造理論を体系化し、建築構造学の基礎を築いた。日本最初の鉄骨構造...
さののおとがみ‐の‐おとめ【狭野弟上娘子】
奈良中期の女流歌人。狭野茅上(さののちがみの)娘子とする写本もある。中臣宅守(なかとみのやかもり)との別離の悲しみ...
さの‐の‐ふなはし【佐野の船橋】
群馬県高崎市佐野にあったといわれる船橋。[歌枕]「上野(かみつけの)—取り放し親は放(さ)くれど我は離(さか)るが...
さの‐の‐わたり【佐野の渡り】
和歌山県新宮市にあった佐野の渡し場。[歌枕]「苦しくも降り来る雨か三輪(みわ)の崎—に家もあらなくに」〈万・二六五〉
さ‐のぼり【早上り】
田植えの終わりに田の神を送る祭り。さなぶり。代満(しろみ)て。→早降(さお)り
さの‐まなぶ【佐野学】
[1892〜1953]社会運動家・歴史学者。大分の生まれ。日本共産党中央執行委員長、次いでコミンテルン常任執行委員...
さ‐のみ【然のみ】
[副]《副詞「さ」+副助詞「のみ」から》 1 (あとに打消しの語を伴って用いる)それほど。さほど。「—運動にはなら...
さの‐よう【佐野洋】
[1928〜2013]推理作家。東京の生まれ。本名、丸山一郎。読売新聞社勤務のかたわら小説を執筆。「一本の鉛」を発...
さの‐ようこ【佐野洋子】
[1938〜2010]絵本作家。中国の生まれ。独特なタッチと色彩感覚を駆使して多くの絵本を手がける。特に「100万...
さ‐は【左派】
組織内、特に政党の内部における比較的革新的または急進的な一派。⇔右派。→左翼
サハ
ロシア連邦北東部にあり、同連邦を構成する共和国の一。正称サハ共和国。1922年から1990年までの旧称はヤクート自...
さ‐は【然は】
[連語]《副詞「さ」+係助詞「は」》そうは。そのようには。「え—申さで」〈源・夕顔〉 [接]⇒さ(然)ば
さ‐ば【然ば】
[接]《「さは」とも》それならば。それでは。さらば。「侍従の君呼び出でて、—、参り給へ、と言へば」〈源・蜻蛉〉
さは‐あれ【然はあれ】
[接]《連語「さは」+動詞「あり」の已然形「あれ」から》そうではあるが。されど。「—小説に諷意を寓して」〈逍遥・小...
さ‐はい【差配】
[名](スル) 1 とりあつかうこと。世話をすること。また、指図すること。 2 手分けして事務をとりあつかうこと。...
さは‐いえ【然は言え】
[接]そうはいうものの。「—今はみちもなし」〈落合直文・陸奥の吹雪〉
然(さ)はそう◦ず
そうでしょう。そうである。「およそ武士は二心あるを恥とす。ことに源氏のならひは—◦ず」〈古活字本平治・中〉
さ‐はち【砂鉢/沙鉢/皿鉢】
《「あさはち(浅鉢)」の略》浅くて大きな磁器の鉢。
さはち‐りょうり【皿鉢料理】
生物(なまもの)とよぶ刺身やたたき、組み物とよぶ鮨(すし)、煮物、焼き物などを大皿に盛り合わせたもの。高知県の代表...
サハマ‐さん【サハマ山】
《Sajama》南アメリカ、コルディエラオクシデンタル山脈にある山。ボリビアの最高峰で標高6520メートル。形の整...
サハラアラブ‐みんしゅきょうわこく【サハラアラブ民主共和国】
西サハラの独立を主張するポリサリオ戦線が1976年に樹立した亡命政権。西サハラの都市アイウンを首都としているが、同...
サハラ‐さばく【サハラ砂漠】
《Saharaはアラビア語で平坦な砂漠の意》アフリカ大陸北部にある世界最大の砂漠。面積約860万平方キロメートルで...
さはり【響銅/胡銅器】
銅合金の一。鉛・錫(すず)、ときに少量の銀を加えたもの。また、それで作った仏具・皿・鉢など。茶の湯での建水・花入れ...
サハリ‐バハロール
⇒サリバロール
サハリン
北海道の北方にある島。間宮海峡を隔ててシベリアに接する。江戸時代に日本人・ロシア人が入植、明治8年(1875)千島...
サハリン‐ツー
ロシアのサハリン島北東部沖にあるピルトン‐アストフスコエ鉱区、ルンスコエ鉱区を対象とする大規模な資源開発事業。採掘...
さばれ
《「さはれ」とも》 [接]しかし。だが。「吾は其悔の為にはかの憤を忘るべきか、—吾恋の旧(むかし)に復りて再び完か...
サハロフ
[1921〜1989]ソ連の物理学者。水爆を開発。スターリン主義的な政治体制に反対し、人権擁護運動を展開、1980...
サハロフ‐しょう【サハロフ賞】
欧州議会が、人権や思想・表現の自由を守る活動に功績のあった人物または団体に贈る賞。1988年、ソ連の物理学者サハロ...
さ‐はん【茶飯】
1 茶と飯。転じて、日常のごくありふれたこと。「日常—」 2 茶漬けの飯。
さはん‐じ【茶飯事】
ごくありふれたこと。「日常—」
サハーランプル
インド北部、ウッタルプラデシュ州の都市。デリーの北約150キロメートル、ジャムナ川沿いに位置する。鉄道交通の要地で...
サーバ
[1883〜1957]イタリアの詩人。本名ウンベルト=ポーリ(Umberto Poli)。ユダヤ系でトリエステ生ま...
さば【鯖】
1 スズキ目サバ科の海水魚、マサバとゴマサバの総称。体は紡錘形でやや側扁し、背びれ・尻びれの後方に小さなひれがいく...
さ‐ば【生飯】
《「生飯」の唐音「さんぱん」からという。「散飯」「三把」「三飯」とも書く》食事のときに自分の食物から取り分けた飯粒...
さ‐ば【娑婆】
「しゃば(娑婆)」に同じ。「—のほかの岸(=彼岸)に至りてとくあひ見む」〈源・若菜下〉
サバ
マレーシア、ボルネオ島北東部の州。州都コタキナバル。ゴム・木材などを産出。もと、英国領北ボルネオ。
サバイイ‐とう【サバイイ島】
《Savaii》南太平洋、サモア諸島西部の島。同諸島中最大の島で、首都アピアがあるウポル島と幅約20キロメートルの...
サバイバビリティー
生き残り可能性。敵の強力な打撃・攻撃の中で人員・兵器・資材が生き残り得る可能性。
サバイバリスト
サバイバリズムを信奉・実行する人。
サバイバリズム
生き残り主義。核戦争や地震にも生き残れるように、核シェルターを作ったり食糧を備蓄しておくこと。
サバイバル
困難な状況を越えて生き残ること。また、そのための方法や技術。「—ゲーム」「企業間の—競争」
サバイバル‐ゲーム
1 迷彩服を着て、敵味方に分かれ、エアガンで着色弾を撃ち合うゲーム。 2 厳しい勝ち抜き競争。
サバイバル‐ナイフ
軍用の大型ナイフ。刃の背側が金属を切断できるのこぎり刃になっていたり、柄の中に医薬品を入れられる構造になっていたり...
サバイバル‐ファクター
《「生き残った要因」の意》自動車・鉄道・航空機・船の事故で、乗客の生死の分かれ目となった要因。車体や機体の構造、事...
サバイバー
生存者。生き残った人々。遺族。また、逆境に負けない人。
サバイバーズ‐ギルト
《「生存者の罪悪感」の意。「サバイバーギルト」とも》戦争や虐殺、大災害などに遭いながらも生き残った人々が、犠牲者に...
サバイバー‐せいぞんりつ【サバイバー生存率】
診断から一定期間経過した患者(サバイバー)の、その時点での生存率。癌(がん)と診断されてから1〜5年以上生存した患...
サバイビン
たんぱく質の一種。カスパーゼの活性化を阻害してアポトーシスを抑制し、細胞分裂の調節を担う。成人の正常組織ではほとん...
サバイブ
[名](スル)生き残ること。困難を乗り越えて生き延びること。「新時代を—する」